チュルリョーニス: ピアノ作品集 [原典版] (楽譜)
c0193950_21141624.jpg

2011年に没後100周年を迎えたミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス
(Mikalojus Konstantinas Čiurlionis 1875-1911) 。作曲家としてばかりでなく画家としても評価が高く、リトアニアを象徴する存在となっています。

本書では、250曲ほどある彼のピアノ作品のなかから代表作49曲を精選しました。ジョナス・メカスの映画『リトアニアへの旅の追憶』にも使われた牧歌的で素朴な8曲から、12音音階の萌芽とも評される無調の変奏曲まで、初級者から上級者まで幅広く楽しめるよう構成しました。

また、画家としての彼も知っていただけるよう、幻想的な絵画作品も巻頭に収録しました。

校訂・解説は気鋭のチュルリョーニス研究家として知られるリトアニアの音楽学者クチンスカス教授。自筆譜に基づく世界初の原典版(Ur-Text)出版です。

作曲:Mikalojus Konstantinas Čiurlionis
[ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス]
校訂・解説:Darius Kučinskas [ダリウス・クチンスカス]
翻訳:布川由美子 [Yumiko Nunokawa]
発刊:2011.11.11
判型:菊倍判
頁数:148
商品番号:GXS01088104
ISBN:978-4-636-88104-2
分類コード:C0073
発行:株式会社プリズム
発売:株式会社ヤマハミュージックメディア

**********************************************
『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-11-03 21:15 | 音楽

☆お知らせ☆ 本日2011年7月23日16時より(15:30開場)早稲田大学の大隈記念講堂にて、劇団銅鑼演劇公演「センポ・スギハァラ 再び夏へ」が催されます。

元リトアニア日本領事代理・杉原千畝やリトアニアにご興味のおありの方はぜひ足をお運びください。

入場無料です。

詳しくは下記のチラシをご覧ください。

c0193950_1164340.jpg


c0193950_1121334.jpg



************************************
『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
リトアニア人映像作家ジョナス・メカス著、『メカスの難民日記』がみすず書房より発売になりました。原著(英語)のタイトルは、"I had nowhere to go." です。
ご興味のおありの方はぜひどうぞ!


ジョナス・メカス著 『メカスの難民日記』 (みすず書房)

c0193950_10384253.jpg


*****

『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
style="color:rgb(0,0,255);">

c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-06-22 10:31 |
東日本大震災が起こってから明日でひと月になります。

しばらくはバッハ以外聴く気にならなかったのですが、今日はチュルリョーニスが1911年4月10日にワルシャワ郊外のサナトリウムで没してから100年の記念日なので、お気に入りのランズベルギス氏の弾くチュルリョーニスをひっそりと聴いていました。

このEMIからリリースされているCDは何度かこのブログでもご紹介してきましたので、内容についての説明は省略しますが、この演奏はチュルリョーニスのピアノ曲のもつ素朴感や牧歌的雰囲気が良く出ていて気に入っています。

もしよろしければ聴いてみてくださいね。

Čiurlionis:Born of Human Soul
c0193950_2246155.jpg

c0193950_22463120.jpg


『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-04-10 22:25 | 音楽
地震当日の14時46分、自分はシンポジウムへ向かうため都内で通りを歩いていました。

信号機がやたら揺れているし、窓ガラスがバリバリ振動している。そのうちに地面がグラグラ揺れだして。。。

「あっ!地震だ!しかもかなり大きい!」となったわけです。

その後会場へ向かったけれど、結局出演者が到着できないためにシンポジウムも中止に。そして、歩きついたJRの駅にあったTVであの東北の都市を飲み込んだ津波の映像を目にしました。

結局、地下鉄もJRも止まってしまったので帰宅困難者となり、都内の駅ビルで一夜を明かし、翌朝の始発電車で帰宅。

ひとり、岩手に友人が住んでいるので年賀状を取り出して住所を確認すると、「岩手県…山田町…」大きく被災した町ではないか!GoogleのPerson Finderで友人一家の名前を見つけるまではとても心配でたまらなかった。

そして、3月31日に岩手から彼女直筆のハガキが届いた。「年賀状とかで住所確認したりしなかった?」と。

みごとに図星。ハガキと同日に携帯へもメールが届いた。「無事です。」と。安心したけれど「家も、車も、仕事も一度に失った」友人のことを考えるといたたまれなくなり涙が止まらなかった。

その後は連絡がきていないが、今後自分ができる限りのことをしようと心に誓った。

アマゾンではさまざまな形で募金ができるようです。もし少しでも協力したいという方はアクセスしてみてください。

 たすけあおうNippon東日本大震災義援金サイト

c0193950_1454422.gif

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-03-31 14:46 | その他
昨日(18日)夜のリハーサルではあまりにも崇高な第九交響曲に感激して涙が出てしまった。それだけベートーヴェンの交響曲には「なにかある」と感じた。

そして今日はいよいよブリュッヘン+新日本フィル ベートーヴェン・プロジェクトの最終回。

第4回
公演日2月19日(土)15:00開演
曲目交響曲第8番 ヘ長調 作品93 Symphony No.8 in F major, op.93
交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱付き」 Symphony No.9 in D minor, op.125
リーサ・ラーション[ソプラノ]
ウィルケ・テ・ブルメルストゥルーテ[アルト]
ベンジャミン・ヒューレット[テノール]
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン[バリトン]
栗友会合唱団[合唱]
栗山文昭[合唱指揮]

第8交響曲では第二楽章の軽快さに感動し、第四楽章の木管楽器の掛け合いもスムーズで木管セクションも少しずつ成長しているのを実感できた。

「第九」では、とりわけ第三楽章の完成度が高く、弦楽器セクションがブリュッヘンと作り上げてきた「ブリュッヘン・サウンド」をしっかりと聴かせてくれていた。

第四楽章では、バリトンが舞台袖から歌いながら登場する演出があり会場を沸かせていて楽しかった。それよりもなによりも昨日のリハでは「日本人コーラスだな」と思って聴いていた栗友会合唱団がひと晩で耳を疑うほど成長していて驚かされた。きっと昨晩ブリュッヘンに指摘された部分を特訓したのだろう。テノール・ソロが一部歌いそびれるハプニングがあったが、まぁ、そんなこともたまにはあるだろう。仕方あるまい。

結局、前回のハイドン・プロジェクト同様、今回も4回(記者会見やリハを含めたら計9回)も通ってしまった。全4回のうち、自分が一番印象に残ったのは第一回目の第一、第二、第三交響曲の日。ブリュッヘンらしい古楽アンサンブルのような面が随所にみられ、一生記憶に残る名演だったと思う。今回のプロジェクトでもブリュッヘン・マジックに魅せられ、幸せな気分で聴き終えることができた。

また機会があったら別プロジェクトをやってほしい。日本にいる限り必ず聴きに行きたいと思う。

全4回のチケット半券を郵送すると特典CDがもらえるというので、早速送ろう!

ロ短調ミサ曲はまだ考え中なのではあるが。。。


c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
昨日(15日)は雪が残るなか公開リハーサルに足を運んだが、観客の多さに驚いた。皆それだけブリュッヘンのベートーヴェンに魅せられたのだろう。

今日は、ブリュッヘン+新日本フィル ベートーヴェン・プロジェクト 第3回。

第3回
公演日2月16日(水)19:15開演
曲目交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」 Symphony No.6 in F major, op.68
交響曲第7番 イ長調 作品92 Symphony No.7 in A major, op.92


「いまだかつてこれほどまでに神々しい「田園」を聴いたことがない。」

まるでブリュッヘンの背後に後光が差しているかのようだった。

回を重ねるごとに新日本フィルの弦楽器セクションが成長しているのが良くわかる。皆優秀な奏者なのであろう。ブリュッヘンがリハで指摘していたことを本番でも忠実に守っていた。見事な弱音。弦楽器セクションがオケ全体をしっかりと支えていて、安心して聴くことができた。

無駄な贅肉がそぎ落とされ、すっきりとした第7番交響曲。
個人的には苦手なこの交響曲なのだが、指揮者とオケが違うだけでこんなにも演奏に違いが出るとは!
改めてブリュッヘンの引率力と、彼の意思を忠実に音にしている新日本フィルのメンバーの柔軟性に驚かされた。

最終回の第八・第九交響曲がますます楽しみになったのは言うまでもない。

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]

本日も、昨日の公開リハーサルに引き続き、ベートーヴェン・プロジェクトの第二日目を聴いてきた。

第2回
公演日2月11日(金・祝)15:00開演
曲目交響曲第4番 変ロ長調 作品60 Symphony No.4 in B-flat major, op.60
交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」 Symphony No.5 in C minor, op.67


ベートーヴェンの交響曲も4番、5番ともなると、だんだん編成も音量も規模が大きくなる。そんななか、ブリュッヘンは弱音と強音をしっかりと響かせてメリハリのある演奏にしていた。

弦楽器の音色が力強く自己主張のあるものになったのは良かったが、第一日目で聴いたあのぬくもりのある木管楽器の和音が「全く」感じられなかった。木管楽器はほとんどのメンバーが入れ替わってしまっていたようで少々残念。一日目とは異なるオーケストラの演奏を聴いているかのようだった。低音ももう少し出ると安定感が増すかもしれない。

次回はさらなるブリュッヘンの魔法に期待したい。

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]

いよいよフランス・ブリュッヘン+新日本フィルハーモニー交響楽団の第一日目。2月7日(火)の公開リハーサルに続き、今日は本番を聴いてきた。

第1回
公演日2月8日(火)19:15開演
曲目 交響曲第1番 ハ長調 作品21 Symphony No.1 in C major, op.21
交響曲第2番 ニ長調 作品36 Symphony No.2 in D major, op.36
交響曲第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」 Symphony No.3 in E-flat major, op.55


「今日の演奏を聴けたひとは幸せだと思う。」

「古典派」ベートーヴェンの本格的な交響曲の演奏が聴けた。ブリュッヘンの長い指から紡ぎだされるノンヴィヴラートの調べ。特に、交響曲第2番の第二楽章では一瞬、どこかの欧米の室内楽団かと錯覚するかのような純粋な響きが味わえた。

いつもなら猫背気味に小股でゆっくりと舞台に登場してゆっくりと指揮台にあがるブリュッヘンだが、「エロイカ」の冒頭では指揮台にあがると同時にタクトを降りおろし、観客を「あっ!」と言わせたのだった。

演奏の方も久しぶりに聴いた名演。テンポも、全体的バランスもセクションごとのアンサンブルも、管楽器のソロもどれもこれも「これこそまさにベートーヴェンの交響曲だ!」と感じられる演奏だった。

コントラバス・パートの安定感、木管楽器セクションの爽やかなソロの掛け合いとぬくもりのある和音。今日のこの演奏を忘れないで今後に繋いでほしい。


c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
チュルリョーニスのCDの12・13枚目は、1992年にMARCO POLOよりリリースされたリトアニア人ピアニスト、ムーザ・ルバッキーテ (Mūza Rubackytė) 演奏の2枚です。

ルバッキーテはリトアニアに生まれ、モスクワ音楽院で学んだピアニスト。在学中よりソ連邦内の数々のピアノ・コンクールで優勝し、音楽院を首席で卒業後は1991年にリトアニアがソ連邦から独立するまでは主にバルト三国、ウクライナ、アルメニア、ベラルーシ、ウズベキスタン、カザフスタン、ロシアなどのオーケストラとの共演を果たすなどして経験を積みました。1991年からはパリとヴィリニュスに住みながら、リストやブラームス、ショスタコーヴィチ、スクリャービンなどのCDをリリースし、世界各国の音楽院で教鞭を執っています。

彼女の演奏は、表情豊かでチュルリョーニスのピアノ曲が時にショパンやベートーヴェンのように聴こえる一面もあります。

このCDもナクソス・ミュージック・ライブラリー (NML) で聴くことが可能です。

Čiurlionis: Piano Works Vol. 1/ Mūza Rubackytė (MARCO POLO 8.223549)
c0193950_1758623.jpg
MP3ダウンロードはこちらから→Čiurlionis: Piano Works Vol. 1/ Mūza Rubackytė (MP3 Download)

CDジャケットに採用されている絵画は、チュルリョーニス作 「捧げもの」 "The Offering" in 1909 です。

***

Čiurlionis: Piano Works Vol. 2/ Mūza Rubackytė (MARCO POLO 8.223550)
c0193950_1824082.jpg

MP3ダウンロードはこちらから→Čiurlionis: Piano Works Vol. 2/ Mūza Rubackytė (MP3 Download)

CDジャケットに採用されている絵画は、チュルリョーニス作 「天使(天使のプレリュード)」 "Angel (Prelude of the Angel)" in 1909 です。

***

『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-30 23:59 | 音楽
チュルリョーニスのCDの11枚目は、1990年にMARCO POLOよりリリースされたユオザス・ドマルカス指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団演奏のチュルリョーニスの交響詩「海」「森の中で」と5つのプレリュードです。

Čiurlionis:The Sea, In the Forest, Five Preludes: Domarkas, Slovak Philharmonic Orchestra (MARCO POLO 8.223323)

c0193950_16194410.jpg


リトアニアのオーケストラの演奏でないのが残念ですが、このMARCO POLOレーベルはナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML) で聴くことも可能ですし、amazon.co.jpからMP3としてダウンロード購入することもできます。
Čiurlionis:The Sea, In the Forest, Five Preludes: Domarkas, Slovak Philharmonic Orchestra (MP3 Download)


このCDの収録曲でめずらしいのは、プレリュードの弦楽合奏用編曲です。この前奏曲5曲はもともとピアノ用に作曲されたもので、弦楽合奏用編曲が収録されているのはこのCD以外ありませんので、ぜひお聴きになってみてください。

交響詩の演奏も各パートの意思表示がハッキリとしていて、聴きやすい演奏です。

CDのジャケットに採用されている絵画は、チュルリョーニス作「ファンタジー(悪魔)」 "Fantasy" (Demon) in 1909.です。


『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-29 23:59 | 音楽
すみだトリフォニーホールと新日本フィルハーモニー交響楽団の共同企画、フランス・ブリュッヘン・プロデュース 《ベートーヴェン・プロジェクト》 の公開リハーサルと会見に行ってきました。

1月26日に来日し、33日間日本に滞在して2月に行われる新日本フィルとの連続演奏会に臨むというフランス・ブリュッヘン。このコンビは2年前の2009年にハイドンの後期交響曲12曲の連続演奏会を行って好評を博したので、ご記憶にある方も多いはず。私もその時の演奏があまりにも素晴らしく印象的だったのでこの度のベートーヴェン・プロジェクトも楽しみにしていました。

まずは13:45~の公開リハーサルへ。
第9交響曲の第4楽章。休憩を挟んで第8交響曲。新日本フィル自体、2年前より響きに幅が出て音色も豊かになっていて、明らかに成長しているのがわかりました。

ブリュッヘンの指揮は、ベートーヴェンの交響曲はかくあるべしという感じで、テンポの運び方が絶妙。指揮をしながら言葉少なげに身振り手振りを交えて指導しているのですが、その少ない言葉でも新日本フィルはしっかりと意思を汲み取り演奏に反映させていました。次第にブリュッヘン色の濃い演奏へと変わっていく過程が聴いてとれました。本番が一層楽しみになったのは間違いありません。

16:30~は記者会見。
ブリュッヘン自ら今回のプロジェクトについてお話しされました。演奏の見通しを付けやすくするため、リハーサルは第9交響曲から始め第1交響曲までさかのぼり、演奏は第1から始め第9で終えるとのこと。

ベートーヴェンの蔵書にあった作家などを紹介し、シェイクスピアなどの文学から影響を受けたものが多いことなど各交響曲の特色が説明され、ベートーヴェンがハイドンを恐れて交響曲を完成させたのが30歳を過ぎてからだったことや、ブラームスもその影響からか、ベートーヴェンを恐れて交響曲を書いたのがかなり遅かったことなども語られました。

質疑応答の場面では、各交響曲の編成の大きさの違いについて質問を受け、意外にもコントラバス奏者が8名採用されていた理由を、質の悪い楽器をもつアマチュア奏者が中心だったので、人数を増やすことで低音パートを補っていたとおっしゃっていました。スティーヴン・イッサーリスの父が幼少の頃に、ベートーヴェンを直接知るご婦人から聞いたベートーヴェンの逸話などもお話になり、とても有意義な会見となりました。

最後に2011/ 2012シーズンの新日本フィルのプログラムについて、オーケストラが主役となる作品をトーマス・ダウスゴーや、インゴ・メッツマッハーなどを招いて時間をかけて練習して公演に取り組む計画などが紹介されていました。

ブリュッヘン+新日本フィルの 《ベートーヴェン・プロジェクト》 の詳細は下記の通りです。
該当公演のチケットを提示すると公開リハーサルを見学することもできるそうです。

第1回
公演日2月8日(火)19:15開演
曲目 交響曲第1番 ハ長調 作品21 Symphony No.1 in C major, op.21
交響曲第2番 ニ長調 作品36 Symphony No.2 in D major, op.36
交響曲第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」 Symphony No.3 in E-flat major, op.55


第2回
公演日2月11日(金・祝)15:00開演
曲目交響曲第4番 変ロ長調 作品60 Symphony No.4 in B-flat major, op.60
交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」 Symphony No.5 in C minor, op.67


第3回
公演日2月16日(水)19:15開演
曲目交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」 Symphony No.6 in F major, op.68
交響曲第7番 イ長調 作品92 Symphony No.7 in A major, op.92


第4回
公演日2月19日(土)15:00開演
曲目交響曲第8番 ヘ長調 作品93 Symphony No.8 in F major, op.93
交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱付き」 Symphony No.9 in D minor, op.125
リーサ・ラーション[ソプラノ、19日のみ]
ウィルケ・テ・ブルメルストゥルーテ[アルト、19日のみ]
ベンジャミン・ヒューレット[テノール、19日のみ]
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン[バリトン、19日のみ]
栗友会合唱団[合唱、19日のみ]
栗山文昭[合唱指揮、19日のみ]


公開リハーサル日程
第1回~第4回 各回ご購入者限定
購入公演の公開リハーサルへもれなくご招待
参加方法:当日、入り口にて公演チケットをご提示ください。
第1回分 2月7日(月)10:30~
第2回分 2月10日(木)14:00~ (変更になりました)
第3回分 2月15日(火) 10:30~
第4回分 2月18日(金)18:30~




c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
チュルリョーニスのCDの10枚目は、1992年にフランスのシャン・デュ・モンドよりリリースされた交響詩「森の中で」「海」(バルシス版)と弦楽四重奏曲 ハ短調が収録されたものです。日本語解説がついたものもキングレコード (KKCC-130) よりリリースされています。

ソ連邦の最末期にモスクワで録音されましたが、このフランス盤が発売されたとき、すでにリトアニアは独立を回復していました。ランズベルギスが「初代国家元首」として、CDに序文を寄せているのはそのためです。歴史の大きな転換点を物語るアルバムです。

チュルリョーニス: 交響詩「森の中で」・「海」(バルシス改訂版)/弦楽四重奏曲ハ短調 フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団、ヴィリニュス弦楽四重奏団 (LDC 288004) (KKCC-130)
c0193950_17233711.jpg


交響詩を演奏しているのは、ヴラディーミル・フェドセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団。

弦楽四重奏を演奏しているのは、ヴィリニュス弦楽四重奏団です。

このCDは比較的多く流通しており、中古で手に入りやすいですし、交響詩と弦楽四重奏曲の両方を一枚で楽しめるお得な盤かもしれません。



『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-22 23:59 | 音楽
チュルリョーニスのCDの9枚目は、小松一彦指揮、愛知県医師会交響楽団の演奏による交響詩「森の中で」です。

c0193950_1536384.jpg


この愛知県医師会交響楽団はアマチュア・オーケストラですが、1996年と1997年の2年にわたり、リトアニア医療支援(リトアニアの72病院に10年分の特殊医療資材を贈呈)のためにチャリティーコンサートを開催しています。その答礼として第2回(第15回定期)演奏会には、ランズベルギス最高会議議長(チュルリョーニス研究者で元国家元首)からチュルリョーニスの交響詩「森の中で」の日本人演奏家による初演権が与えられるとともに、カウナス医学アカデミーからリトアニア人ピアニスト、ピャートラス・ゲニュシャス氏が派遣され、ブラームスのピアノ協奏曲第2番が演奏されました。

このCDはその第2回目の演奏会のライヴ録音です。

平成9(1997)年2月23日
第15回定期演奏会(愛知県芸術文化センター・コンサートホール) 
リトアニア医療支援に醵金 

チュルリョーニス 交響詩「森の中で」(日本人初演)
ブラームス ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品83 

ブラームス 交響曲第2番

指揮 : 小松 和彦
独奏 :ピャートラス・ゲニュシャス(リトアニア)


日本人の医師会の方々による人道的支援がこのような形で行われていたことを知り、心温まる思いがしました。ライナーノーツにはランズベルギス氏からのメッセージも掲載されています。

***

『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-19 00:01 | 音楽
チュルリョーニスのCDの8枚目は、日本人ピアニスト、宮崎朋菜さん演奏の "VIA AD SECRETUM (ⓒ2005, privately released) です。

c0193950_1524762.jpg



宮崎さんはモスクワ音楽院で学んだピアニストで、ロシア人作曲家の作品の演奏を得意としています。モスクワ在住。リトアニアでも演奏をされたことがあるそうです。

このCDには、チュルリョーニスのピアノ曲10トラックに加え、グリンカ、リャードフ、チャイコフスキー、ラフマニノフ、スクリャービン、メトネル、プロコフィエフの作品が収録されています。

***

『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-18 23:59 | 音楽
チュルリョーニスのCDの7枚目は、1993年にテイチクよりリリースされた「弦楽四重奏曲全集」です。録音は1990年4月17,18日にモスクワ音楽院の大ホールで行われました。

チュルリョーニス: 「弦楽四重奏曲全集 (弦楽四重奏曲 ハ短調/主題と変奏ロ短調/2つのフーガ/2つのカノン ヴィリニュス弦楽四重奏団 (TECC 30143)

c0193950_14231133.jpg



演奏しているのは、リトアニアを代表する四重奏団、ヴィリニュス弦楽四重奏団です。4人ともヴィリニュス音楽院で教鞭を執っているリトアニア人です。

第一ヴァイオリン アウドローネ・ヴァイニュナイテ
第二ヴァイオリン ピャトラス・クンツァ
ヴィオラ      ドナータス・カトクス
チェロ       アウグスティナス・ヴァシリャウスカス

チュルリョーニスには4つの弦楽四重奏のための作品がありますが、いずれもワルシャワ音楽院とライプツィヒ音楽院の学生時代に習作として書かれたものです。

「弦楽四重奏曲 ハ短調」は、1901年から02年にかけてライプツィヒ音楽院の卒業作品として書かれたもので、ドヴォルザークの音楽のような雰囲気をもっています。第四楽章も存在したようなのですが、第一次世界大戦で焼失しています。

「主題と変奏 ロ短調」は、1898年にワルシャワ音楽院の学生時代に書かれた作品で、スラヴ民謡風の舞曲です。

「弦楽四重奏のための2つのフーガ」と「弦楽四重奏のための2つのカノン」は、前者はワルシャワ時代、後者はライプツィヒ時代にそれぞれ書かれました。こちらも学生の作品の域を出ない古典的な書法によるスラヴ的な雰囲気の作品。

CDのジャケットに採用されているチュルリョーニス作の絵画は、「射手座を横切る太陽 (シリーズ「十二宮」全12点のうち第XI部)」 (Sun Passing the Sign of Sagittarius, part XI from the "Zodiac" cycle of 12 paintings, 1906 or 07) です。

***

『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-17 23:59 | 音楽
チュルリョーニスのCDの6枚目は、1993年にキングレコードよりリリースされた「ニャームナス川の向こう岸に~リトアニア民謡合唱集~」(チュルリョーニス編)です。

リトアニア民謡合唱曲集 (チュルリョーニス編) (KICC-98)

c0193950_003820.jpg


1975年にヴィリニュス・ピクチャー・ギャラリーで録音されたもの (Ⓟ1982) です。

チュルリョーニスは1904年~09年にかけて約60曲のリトアニア民謡の旋律を用いた合唱曲を手がけ、ピアノ独奏用にも編曲しています。チュルリョーニスの合唱編曲は、単なる伴奏付けとは違い、リトアニア民謡の旋律が何倍にも美しく聴こえるよう入念に工夫されています。(実際のリトアニア民謡はもっと素朴なものです。)

このCDに収録されているのはそのうちの16曲。いずれも自然や母、嫁入りする花嫁をテーマにした歌です。

歌っているのは、リョンギナス・アバリュス指揮、リトアニア放送合唱団と、ピャトラス・ビンギャリス指揮、カウナス市立合唱団。

リトアニア人が歌ったリトアニア民謡を録音した貴重なCDです。ぜひお聴きになってみてください。

このCDのジャケットに採用されているチュルリョーニス作の絵画は「おとぎ話(城のおとぎ話)」 (Fairy Tale [Fairy Tale of the Castle]) という作品です。

***

『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-16 23:59 | 音楽
チュルリョーニスのCD4・5枚目は、1993年にキングレコードよりリリースされたピアノ作品集2枚組です。

1975年にまだソ連時代であったリトアニアで録音されたもの (Ⓟ1982) で、演奏しているのは、ほとんどがヴィリニュス音楽・演劇アカデミーの教授たちで、全員リトアニア人です。

アルドーナ・ラドヴィライテ (Aldona Radvilaitė)
ライモンダス・コントリマス (Raimondas Kontrimas)
アウグスティナス・マツァイナ (Augustinas Maceina)
ビルテ・ヴァイニューナイテ (Birute Vainiunaitė)
アレクサンドラ・ユオザペナイテ (Aleksandra Juozapėnaitė)
アルドーナ・ドヴァリョナイテ (Aldona Dvarionaitė)

録音: V. ビチューナス (recorded by V. Bičiūnas, 1975)

チュルリョーニス: ピアノ作品集 2枚組 (KICC 96/ 97)

c0193950_23162996.jpg


収録されているのは、当時楽譜が出版されていたピアノ作品のほぼ全曲にあたります。

さすがチュルリョーニスの音楽を一番深く理解しているリトアニア人による演奏だけあってどのピアニストも素朴ではありますが温かい気持ちのこもった演奏になっています。

これら2枚組のCDでチュルリョーニスのピアノ作品の変遷を耳で感じることができます。ショパンに影響されていた初期の作品から、ドイツ的なフーガ、無調音楽の片鱗をみせた後期の作品など、どれも妥協のない完成度の高い作品です。

CDのジャケットに採用されているチュルリョーニス作の絵画は「捧げもの」 (The Offering, 1909) という作品です。


***

『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-15 23:59 | 音楽
チュルリョーニスのCDの3枚目は、1992年にキングレコードよりリリースされたチュルリョーニスの交響詩「森の中で」・「海」(オリジナル版・世界初録音)です。

指揮は、ギンタラス・リンキャヴィチュス。演奏はリトアニア国立交響楽団です。

このCDのすごいところは、交響詩「海」が「オリジナル版の世界初録音である」ということです。

約50年もの間ソ連邦の一国であったリトアニアですが、1990年3月に自ら再独立を宣言。1991年、クーデターの失敗を経て8月には正式にソ連邦からの独立が認められました。

その独立運動の旗手となった当時の国家元首が音楽学者でチュルリョーニス研究者のヴィータウタス・ランズベルギス氏でした。

このCDの録音はリトアニアをソ連邦からの再独立へと導いたランズベルギス氏自らの要請で実現しました。独立直後の混乱期にあったリトアニアで、それまではカットの多いバルシスによる改訂版しか演奏されたことのなかったチュルリョーニスの交響詩「海」のオリジナル版の録音がリトアニアのLITUANUSと日本のキングレコードの協力で行われたのです。

1992年3月には池袋にあったセゾン美術館でチュルリョーニスの絵画展が行われ、ランズベルギス氏も来日されて話題になりました。このCDのジャケットにある絵画はチュルリョーニスが描いたもので「思索」(Thoughts) といいます。独立回復後、初のCD制作に日本のレコード会社が協力・出資できたことは嬉しい事実です。その後、ピアノ作品集とリトアニア民謡曲集のCDもキングレコードよりリリースされました。

それにしても、チュルリューニスを専門とする音楽学者が初代国家元首になるなんて、ちょっと日本では想像もできないことですね。

チュルリョーニス:交響詩「森の中で」・「海」(オリジナル版・世界初録音)(KICC-76)

c0193950_22532473.jpg


リトアニア国立交響楽団の演奏は、透明感のある音色と一音一音大切に演奏する繊細さが特徴です。特に交響詩「森の中で」は、まるで森の中にいるような感覚になり、聴いていて心地いいです。

『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-09 23:59 | 音楽
チュルリョーニスCDの2枚目は、エフゲニー・スヴェトラーノフ (1928-2002) が自ら企画した3人の作曲家の「海」にまつわる作品、チュルリョーニスの交響詩「海」VL 5、グラズノフの管弦楽のための幻想曲 ホ長調 作品28「海」、ドビュッシーの交響詩「海」3つの交響的エスキスを収録したものです。

演奏は、ロシア国立交響楽団。1993年2月13日にモスクワ音楽院大ホールで行われた演奏会のライヴ録音です。

チュルリョーニスの交響詩「海」は、バルト海を視覚的にイメージできるような、詩情豊かな作品です。ハープのグリッサンドから始まり、ヴァイオリンの和音の上にフルートとクラリネットのささやきが聴こえ、その後金管楽器が加わっていき、徐々に厚みを増してゆきます。木管アンサンブルがリトアニアの「海」の情景を、金管楽器と弦楽器の低音がバルト海の大波を想起させます。収録されているのは1965年出版のエドゥアルダス・ バルシス版の演奏です。

グラズノフの管弦楽のための幻想曲 ホ長調 作品28「海」もめずらしい作品ですし、重低音の効いた厚みのあるロシア国立交響楽団の演奏で、ドビュッシーの交響詩「海」を聴くのもまた新鮮で新しい発見がたくさんあります。

このCDも比較的入手しやすく日本語で解説も読めますので、ご興味のおありの方はぜひお聞きになってみてください。

「海」: チュルリョーニス、グラズノフ、ドビュッシー: スヴェトラーノフ指揮、モスクワ国立交響楽団 (OVCL00287) (DMCC-26012)


c0193950_1427349.jpg



『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-08 23:59 | 音楽
このブログ上でチュルリョーニスの音楽作品を収録しているCDをご紹介していきたいと思っているのですが、「できるだけ入手しやすいもので、日本語で解説が読めるもの」から始めます。

第一枚目は、以前にもご紹介したことのあるビクターエンタテインメントからリリースされている「バルト三国の合唱音楽選集 Vol. 1-5」の「Vol. 5 リトアニア合唱曲集」(V. アウグスティナス指揮、ヴィリニュス市合唱団《ヤウナ・ムジカ》) です。

このCDのなかに一曲だけチュルリョーニスが合唱曲用に編曲したリトアニア民謡「田畑よ、広がって」 (Bėkit Bareliai) のさらなる編曲版が収録されています。

歌詞は「田畑よ、広がって、向こうまで。」が繰り返されるのみ。このカノン風の唱法が古くから伝わるリトアニア民謡の特徴をあらわしています。もの哀しい雰囲気をもった民謡ですが、ご興味を持たれた方はぜひお聴きになってみてください。

バルト三国(エストニア・ラトヴィア・リトアニア)では、ユネスコの世界無形文化遺産にも登録された、国民参加型の合唱祭が行われることでも世界的によく知られています。

バルト三国すべての合唱曲にご興味をお持ちの方のために、「バルト三国の合唱音楽選集 Vol. 1-5」すべてを下記に載せておきます。

バルト三国の合唱音楽選集 Vol.1 エストニア合唱曲集(1)混声 (VICS-61105)
c0193950_17423059.jpg


バルト三国の合唱音楽選集 Vol.2 エストニア合唱曲集(2)女声 (VICS-61106)
c0193950_17431740.jpg



バルト三国の合唱音楽選集 Vol.3 ラトヴィア合唱曲集(1)混声・女声 (VICS-61107)
c0193950_17433960.jpg


バルト三国の合唱音楽選集 Vol.4 ラトヴィア合唱曲集(2)混声・男声 (VICS-61108)
c0193950_1744944.jpg


チュルリョーニスが収録されているのはこちら↓
バルト三国の合唱音楽選集 Vol.5 リトアニア合唱曲集 (VICS-61109)
c0193950_17443417.jpg


バルト三国の合唱曲を収録したCDでは、以前からご紹介している「バルト諸国の音楽 Baltic Voices 1. 2. 3. 」がおすすめです。詳しくは下記のエントリーをごらんください。
http://ciurlionis.exblog.jp/10552509


『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

c0193950_11172377.jpg


HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-07 23:59 | 音楽
少々遅くなりましたが、今年も2011年が記念年の作曲家をまとめてみました。

私が特に注目しようと思っているのは下記にカタカナで示した作曲家です。カタカナの部分だけでは物足りないという方のためにさらに詳しい英語のリストも付けておきました。

フランツ・リストに関して、先月ロンドンのロイヤル・アカデミー・オヴ・アーツで行われていた「ブダペストの至宝」展 (Treasures from Budapest: European Masterpieces from Leonardo to Schiele) で今まで切手でしか見たことのなかったミハーイ・ムンカーチ(Munkácsy Mihály)が描いたリストの肖像画の実物をみることができ、リスト・イヤーに先駆けて良い予習となりました。今年もリストの作品を楽しみに演奏会へ足を運んでみたいと思います。

c0193950_1895968.gif


生誕:
ウィリアム・ボイス(イギリス)William Boyce (1711–1779) 生誕300年
フランツ・リスト(ハンガリー) Ferenc [Franz] Liszt (1811–1886) 生誕200年
アントン・アレンスキー(ロシア) Anton Stepanovich Arensky (1861–1906) 生誕150年
ベーラ・バルトーク(ハンガリー) Bartók Béla Viktor János (1881-1945) 生誕130年
セルゲイ・プロコフィエフ(ロシア) Sergei Sergeevich Prokofiev (1891-1953) 生誕120年
アラン・ホヴァネス(アメリカ) Alan Hovhaness (1911–2000) 生誕100年
ニーノ・ロータ(イタリア) Nino Rota (1911–1979) 生誕100年
ソフィヤ・グバイドゥーリナ(ロシア) Sofiya Asgatovna Gubaidulina (1931- ) 生誕80年


没後:
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(スペイン) Tomás Luis de Victoria (1548–1611) 没後400年
ルイ・クープラン(フランス) Louis Couperin (1626–1661) 没後350年
アントニン・ドヴォルザーク(チェコ) Antonín Dvořák (1841-1904) 没後170年
ミハイル・グリンカ(ロシア) Mikhail Glinka (1804-1851) 没後160年
テクラ・バダジェフスカ=バラノフスカ(ポーランド) Tekla Bądarzewska-Baranowska (1834–1861) 没後150年
モデスト・ムソルグスキー(ロシア) Modest Petrovich Mussorgsky (1839-1881) 没後130年
ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(リトアニア) Mikalojus Konstantinas Čiurlionis (1875–1911) 没後100年
グスタフ・マーラー(オーストリア) Gustav Mahler (1860–1911) 没後100年
カミーユ・サン=サーンス(フランス) Camille Saint-Saëns (1835-1921) 没後90年
カール・ニールセン(デンマーク) Carl Nielsen (1865-1931) 没後80年
イグナツィ・パデレフスキ(ポーランド) (Ignacy Jan Paderewski 1860-1941) 没後70年
アルノルト・シェーンベルク(オーストリア) (Arnold Schoenberg 1874-1951) 没後60年
ニコライ・メトネル(ロシア) Nikolai Karlovich Medtner (1880-1951) 没後60年
パーシー・グレインジャー(オーストラリア)Percy Aldridge Grainger (1882–1961) 没後50年
ウーノ・クラミ(フィンランド) Uuno (Kalervo) Klami (1900–1961) 没後50年
イーゴリ・ストラヴィンスキー(ロシア) Igor Fyodorovitch Stravinsky (1882-1971) 没後40年
サミュエル・バーバー(アメリカ) Samuel Barber (1910-1981)没後30年
ヤニス・クセナキス(ルーマニア生まれのギリシャ系フランス人) Iannis Xenakis (1922-2001)没後10年


ご参考までに、より詳しい英語のリストです。

Born(生誕):
D. Dinis (1261–1325) 750 years
Philippe Rogier (1561–1596) 450 years
Jacopo Peri (1561–1633) 450 years 
Andreas Hammerschmidt|Hammerschmid (1611–1675) 400 years
Pablo Bruna (1611–1679) 400 years 
Henri (Henry) Desmarest|Desmarets (1661–1741) 350 years
Giacomo Antonio Perti (1661–1756) 350 years
Georg Böhm (1661–1733) 350 years
Domènec Terradellas (1711–1751) 300 years
William Boyce (1711–1779) 300 years
Ignaz Holzbauer (1711–1783) 300 years
Jean-Joseph Cassanea de Mondonville (1711–1772) 300 years
Evstigney Ipatovich Fomin (1761–1800) 250 years
Johann Christian Ludwig Abeille (1761–1838) 250 years
Antonín (Anton) Vranický (1761–1820) 250 years
Pavel Lambert Mašek (1761–1826) 250 years
Félix Le Couppey (1811–1887) 200 years
Vincenz Lachner (1811–1893) 200 years
Ambroise Thomas (1811–1896) 200 years
August Gottfried Ritter (1811–1885) 200 years
Jan Nepomuk Škroup (1811–1892) 200 years
Ferenc [Franz] Liszt (1811–1886) 200 years
Ferdinand Hiller (1811–1885) 200 years
Louis Schindelmeisser (1811–1864) 200 years
Stanislao Gastaldon (1861–1939) 150 years
Charles Martin Loeffler (1861–1935) 150 years
Pierre de Bréville (1861–1949) 150 years
Marco Enrico Bossi (1861–1925) 150 years
Georgi Lvovitch Catoire (1861–1926) 150 years
John Lemmone (1861–1949) 150 years
Anton Stepanovich Arensky (1861–1906) 150 years
João Arroyo (1861–1930) 150 years
Roberto García Morillo (1911–2003) 100 years
Gábor Darvas (1911–1985) 100 years
Jehan-Ariste Alain (1911–1940) 100 years
Alan Hovhaness (1911–2000) 100 years
Phyllis (Margaret) Tate (1911–1987) 100 years
Alberto Soresina (1911–2007) 100 years
Hans Vogt (1911–1992) 100 years
Franz Reizenstein (1911–1968) 100 years
Frederick May (1911–1985) 100 years
Bernard Herrmann (1911–1975) 100 years
Franco Ferrara (1911–1985) 100 years
Gian Carlo Menotti (1911–2007) 100 years
Jan Koetsier (1911–2006) 100 years
Gustaf Allan Pettersson (1911–1980) 100 years
Jan Mul (1911–1971) 100 years
Vladimir Ussachevsky (1911–1990) 100 years
Nino Rota (1911–1979) 100 years
Stanley Richard Bate (1911–1959) 100 years
Endre Szervansky (1911–1977) 100 years
Daniel Schnyder (*1961) 50 years
Daniel Schroyens (*1961) 50 years
Eduardo Vaz Palma (*1961) 50 years
Emanuel Frazão (*1961) 50 years
Erik Oña (*1961) 50 years
Gordon Kerry (*1961) 50 years
Hakan Olsson (*1961) 50 years
Isabel Soveral (*1961) 50 years
Vasco Pearce de Azevedo (*1961) 50 years
Virgílio Melo (*1961) 50 years
Patrizio Marrone (*1961) 50 years
Alois Bröder (*1961) 50 years
Janet Owen Thomas (1961–2002) 50 years
Craig Bakalian (*1961) 50 years
Marc-André Dalbavie (*1961) 50 years
Lowell Liebermann (*1961) 50 years
Giorgio Colombo Taccani (*1961) 50 years
Petri Kuljuntausta (*1961) 50 years
Piotr Grella-Możejko (*1961) 50 years
Hanna Kulenty (*1961) 50 years
Stephen Parker (*1961) 50 years
Alberto Jacopucci (*1961) 50 years
Karen Tanaka (*1961) 50 years
Kevin Ferguson (*1961) 50 years
Peter Machajdík (*1961) 50 years
Jean-Christophe Rosaz (*1961) 50 years
Unsuk Chin (*1961) 50 years
Rudolf Zaras (*1961) 50 years
Todd Harris (*1961) 50 years
David "Uncle Dave" Lewis (*1961) 50 years
Johan S. Riphagen (*1961) 50 years
Michael Torke (*1961) 50 years
Matthew Malsky (*1961) 50 years
Alain De Ley (*1961) 50 years
Mark R. (Richard Bush) Taylor (*1961) 50 years
Brett Dean (*1961) 50 years
Mike Edgerton (*1961) 50 years
Daron Hagen (*1961) 50 years
Edward Knight (*1961) 50 years
Matthew Fields (*1961) 50 years
Peter Zagar (*1961) 50 years

Died(没後):
Philippe de Vitry (1291–1361) 650 years
Johannes Ciconia (1335–1411) 600 years
Antoine de Févin (1470–1511) 500 years
Jean Ghiselin (1455–1511) 500 years
Luis Milán (1500–1561) 450 years
Pierre Sandrin (1490–1561) 450 years
Vicente Lusitano (1561†) 450 years
Cornelius Canis|de Hondt (1510–1561) 450 years
Tomás Luis de Victoria (1548–1611) 400 years
Louis Couperin (1626–1661) 350 years
Francesco Feo (1691–1761) 250 years
Ignaz (Franz Joseph) Fränzl (1736–1811) 200 years
Anthony Philip Heinrich (1781–1861) 150 years
Tekla Badarcewska-Baranowska (1834–1861) 150 years
Tomás Genovés y Lapetra (1805–1861) 150 years
Heinrich Marschner (1795–1861) 150 years
Karol Lipinski (1790–1861) 150 years
Edwin A. Jones (1853–1911) 100 years
Alexander Alexandrovich Kopylov (1854–1911) 100 years
Mikalojus Konstantinas Čiurlionis (1875–1911) 100 years
Félix-Alexandre Guilmant (1837–1911) 100 years
Gustav Mahler (1860–1911) 100 years
Johan Severin Svendsen (1840–1911) 100 years
Bruno Oscar Klein (1858–1911) 100 years
John Fernström (1897–1961) 50 years
Percy Aldridge Grainger (1882–1961) 50 years
Wallingford Riegger (1885–1961) 50 years
Uuno (Kalervo) Klami (1900–1961) 50 years
Carlos Salzédo (1885–1961) 50 years
Maurice Delage (1879–1961) 50 years
York Bowen (1884–1961) 50 years
William Walter Beaton Moonie (1883–1961) 50 years
Luís Abraham Delgadillo (1887–1961) 50 years

c0193950_11172377.jpg

[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-04 23:59 | 音楽
丸の内の三菱一号館美術館で開催中の「カンディンスキーと青騎士展」を観に行ってきました。

c0193950_0141419.jpg


企画力を感じさせる内容の充実した展覧会。

カンディンスキー、ミュンター、ヤウレンスキー、ヴェレフキン、マルク、マッケ、クレーなどが展示されていたのですが、特にカンディンスキーとマルクの作品は青騎士のグループのなかでも群を抜いて優れていると実感しました。構図、色彩感、筆のタッチなど、どれをとってみてもセンスの良さが光っているのです。

今日はたまたま「鑑賞者が少なめでゆっくり観られるといいな」と思って足を運んだのですが、思いもよらない驚くべき事実を知らされました。この展覧会のチラシにも採用されているカンディンスキーの《印象III(コンサート)》についてのエピソードです。

今から100年前の1911年1月2日の夜、カンディンスキーは、ミュンター、マルク、ヤウレンスキー、ヴェレフキンらとともに、シェーンベルクの楽曲が演奏されるコンサートに出かけ、その演奏会に感銘を受けたカンディンスキーが演奏会の翌日、つまりちょうど100年前の今日、1911年1月3日にこの《印象III(コンサート)》を描いたというのです。

キャプションを読んで、あまりの偶然にビックリして、絵の前でひとり茫然としてしまいました。

「青騎士」というとあまり知られていないので「何?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、カンディンスキーやマルクの代表作を間近に観ることができ、ミュンヘンの画家たちが世界に先駆けて未知の領域を切り開いた時代を実感できるまたとないチャンスですので、ぜひご覧になるようおすすめします。

会期は2011年2月6日(日)まで。

青騎士 (ニューベーシック) [単行本(ソフトカバー)] ハーヨ・デュヒティング (著)

c0193950_0394319.jpg



c0193950_11172377.jpg

[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-03 23:59 | 美術
今年2011年はリトアニアの作曲家・画家ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス (Mikalojus Konstantinas Čiurlionis, 1875-1911) の没後100年にあたります。

c0193950_9533587.jpg


私がチュルリョーニスの音楽に出会ったのは2004年。ロンドン大学大学院留学中に旅行で訪れたバルト三国(エストニア、ラトヴィア、リトアニア)でクラシック音楽のCDをたくさん購入して帰ったことがきっかけでした。

それ以来バルト三国へは5回訪れ、リトアニア国立チュルリョーニス美術館でチュルリョーニスの絵画も鑑賞。2009年夏には首都ヴィリニュス大学のリトアニア語講座に留学しながら、国民参加型の歌と踊りの祭典に通い、バルト三国の民族音楽を身をもって体感しました。

私のチュルリョーニスLP・CDコレクションも80枚ほどになり、今年は没後100周年ということですので順番にご紹介していきたいと考えております。

また、昨年夏にリトアニアのドルスキニンカイで行われたチュルリョーニス学会に参加させて戴いた際に、チュルリョーニス作曲の交響詩「海」のオーケストラスコア・パート譜を購入してきましたので、演奏してくださるオーケストラを募集中です。
チュルリョーニスは画家でもあり、1992年には池袋にかつてあったセゾン美術館で展覧会が行われたことがあります。ですから、画家としてのチュルリョーニスの画業もご紹介していきたいと思います。

リトアニアのチュルリョーニス研究者ダリウス・クチンスカス教授と、チュルリョーニスの曾孫ロカス・ズボヴァス氏などが共同で開発したチュルリョーニス専門サイトがOPENしましたので、もしよろしければごらんください。絵画作品のほとんどをこちらからご覧いただけます。
http://ciurlionis.eu/en/

現在、イタリアのミラノの王宮でチュルリョーニスの絵画展が開催中です。2011年2月13日まで。詳しくは下記サイトを参照ください。
http://www.mostraciurlionis.it/

『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008
c0193950_25865.jpg

リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!


書籍「チュルリョーニスの時代」+ CD「M.K.Ciurlionis' Piano works performed by Vytautas Landsbergis」セット

c0193950_12213274.jpg

c0193950_11172377.jpg

[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-02 00:01 | 音楽
みなさま

明けましておめでとうございます

昨年末は多忙のためブログ更新が滞っておりましたが、
新年よりまた少しずつ書き始めたいと思っておりますので
引き続きよろしくお願いいたします。

c0193950_075432.jpg
アルブレヒト・デューラー作 「野うさぎ」 (1502)

現在、上野の国立西洋美術館では、このドイツ人画家アルブレヒト・デューラー (Albrecht Dürer, 1471 - 1528) の版画・素描展が開催中です。「野うさぎ」は展示されておりませんが、デューラーの版画は木版も銅版も質の高いものばかりで、その傑作の数々を一度に見られる良い機会ですので、おすすめです。

アルブレヒト・デューラー [単行本] エルンスト ヴィース (著), Ernst W. Wies (原著), 相沢 和子 (翻訳)

c0193950_0275343.jpg



c0193950_11172377.jpg

[PR]
# by ciurlionis | 2011-01-01 11:11 | 美術


大自然と歌声の国リトアニアより、多声音楽グループTRYS KETURIOSE「三人四声」が来日し、下記の通り演奏会が催されます。

2010年11月9日(火)19時より(開場18:30)

高輪区民センター区民ホール(白金高輪駅徒歩1分)

入場無料 この公演は終了しました。

c0193950_2153669.jpg



c0193950_21533778.jpg


c0193950_11172377.jpg


c0193950_1961426.gif

[PR]

チェーホフ原作の映画「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」を鑑賞。監督はニキータ・ミハルコフ。

当時は傑作と言われたそうだが、原作のチェーホフがそうだから仕方ないとはいえ、他のチェーホフの小説同様ロシア貴族の恋愛劇が長々と続くだけで特別な印象は残らなかった。

自動ピアノのシーンは斬新なのかもしれないが、唐突に思えたのも事実。

ご興味のおありの方はぜひご覧ください。

機械じかけのピアノのための未完成の戯曲 [DVD]

c0193950_2223517.jpg



c0193950_11172377.jpg



c0193950_1961426.gif

[PR]
# by ciurlionis | 2010-10-31 23:59 | 映画

新宿へ行く用事があったので、ウフィツィ美術館所蔵の自画像コレクション展を観てきました。会期は11月14日(日)まで。
c0193950_17284424.jpg


17世紀に収集が始まったという由緒あるウフィツィ美術館の自画像コレクション、一枚一枚それぞれ個性的で、期待していた以上に楽しめました。おすすめです。

特に印象に残ったのは次の10人
1.レンブラント
2.カラッチ
3.ハウブラーケン
4.モーリス・ドニ
5.ヴィジェ=ルブラン
6.シャガール
7.デ・キリコ
8.ベルエンストラーレ
9.草間彌生
10.エミール・クラウス


一部図録にある作品で展示されていないものがあったのは残念でした。

先日下記の書籍を本屋さんで見つけたのですが、なかなか楽しめました。

500の自画像 [単行本]

c0193950_173953100.jpg


c0193950_11172377.jpg


c0193950_1961426.gif

[PR]
# by ciurlionis | 2010-10-16 23:59 | その他

世田谷美術館で明日(10月11日)まで開催のヴィンタートゥール・コレクション展を観にいってきました。ヴィンタートゥールはスイス東北部の都市。チューリヒに近いそうですが、残念ながらまだ訪れたことはありません。

c0193950_165833.jpg


ゴッホ、アンリ・ルソー、クレー、カンディンスキー、ヴァロットンなどの珍しい作品が日本初公開されていました。

展覧会のチラシにも採用されているルソー《赤ん坊のお祝い!》が奇妙でこの画家についてもっと知りたくなりました。
c0193950_165822100.jpg


雨上がりの公園をゆっくりお散歩して英気を養いました。

この展覧会はこの後、神戸、長崎と巡回するそうです。

おすすめです。

後日下記の本を読んでみました。アンリ・ルソーの生涯がわかりやすく書かれていて、勉強になりました。アンリ・ルソーに対する考え方が変わりました。

アンリ・ルソー 楽園の謎 (平凡社ライブラリー)

c0193950_2075158.jpg

c0193950_11172377.jpg


c0193950_1961426.gif

[PR]
# by ciurlionis | 2010-10-10 23:59 | 美術

国立新美術館で行われた「ゴッホ展」のオープニングに伺いました。

c0193950_19455548.jpg


今年はゴッホの没後120周年にあたるとのこと。展覧会チラシを読んで初めて知ったのでした。

今回の展覧会はオランダのファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館所蔵のゴッホを中心に構成されていました。

学生の頃にアムステルダムのファン・ゴッホ美術館を訪れてすべてのコレクションを観て回るのに2~3時間くらいかかった記憶があります。ここの美術館は、ゴッホが集めたという浮世絵もたくさん所蔵しているのです。

今回のゴッホ展では、楽しみにしていた《カフェにて(「ル・タンブラン」のアゴスティーナ・セガトーリ)》や《ゴーギャンの椅子》、《種まく人》、《アイリス》を間近に見られて嬉しかったのですが、何よりもゴッホ以外の普段なかなか観られない傑作が揃っていたのが印象的でした。

特に、ピサロ《虹》、ロートレック《テーブルの若い女(白粉)》、スーラ《オンフルールの港の入口》には目を見張るものがありました。おすすめです。

会期は、2010年12月20日(月)まで。

先日は、チュルリョーニスの音楽に関する記事で残念に思った芸術新潮10月号ですが、第一特集は「ゴッホの手紙」。

こちらの特集はさすが芸術新潮だけあって、手紙の和訳、デッサン入りのゴッホ直筆の手紙の写真などが掲載されていて熱のこもったもので読みごたえがありました。

ゴッホに興味をもって芸術新潮を購入した方にもチュルリョーニスのCDを聴いていただけたら嬉しいなと思いました。

芸術新潮 2010年 10月号 [雑誌]

c0193950_0164412.jpg


c0193950_1961426.gif

[PR]
# by ciurlionis | 2010-09-30 23:59 | 美術