365 Films by Jonas Mekas ~ジョナス・メカスのフィルム日記より~


以前から気になっていたのですが、リトアニア人映像作家であるジョナス・メカス氏のウェブサイト、
www.jonasmekas.com、 "365 Films by Jonas Mekas" という企画をやっていました。
これは2007年の日記をフィルムで記録するというメカスらしい企画でした。

そのなかでも特に2007年11月12日の映像日記には、先日からご紹介しているリトアニアの作曲家・画家の伝記『チュルリョーニスの時代』の原書の著者であり、リトアニアの元最高会議議長のヴィータウタス・ランズベルギス氏が登場して、ピアノを演奏しています。

演奏されているのは、

リトアニア民謡のピアノ用編曲より、
Močiute, noriu miego [Mother, I want to sleep], VL281 (1906) 


The last Summer (8曲) より、
III. Prelude in G major, VL338 (1909) 


の2曲で、使用されているピアノはドイツのベヒシュタイン(C.Bechstein) です。

1906年にチュルリョーニスは、リトアニア民謡の重要性を説き、リトアニア民謡の編曲に取り組み、多くの合唱用編曲とピアノ用編曲を作曲しました。

また、2曲目のPrelude in G majorは、チュルリョーニスが1909年「作曲に打ち込んだ最後の夏」に作曲した8曲のうちの1曲です。

やはり、チュルリョーニス研究の第一人者、ランズベルギス氏の弾くチュルリョーニスには特別なものを感じます。演奏後には「ブラヴォー!」の声が飛んでいます。

わずか4分足らずの映像日記ですが、一見・一聴に値します。おすすめです。


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チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一/村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
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by ciurlionis | 2009-01-13 23:59 | 映画