ブリュッヘン+新日本フィル HAYDN PROJECT 「ロンドン・セット」第一日目


2月11日(水・祝)、すみだトリフォニーホールにて、フランス・ブリュッヘン指揮、新日本フィルのハイドン交響曲を聴いてきました。

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今年はハイドンの没後200年にあたり、さまざまなイヴェントが予定されていますが、そのなかでもこの「ブリュッヘン+新日本フィル」のプロジェクトは最大規模のものと言って良いでしょう。2月11日、15日、20日、28日の4日間で、ハイドンの交響曲のなかでも晩年にロンドンで書かれた代表作12曲が演奏される予定となっています。

先日聴いてきたのは、HAYDN PROJECTのなかでも「ロンドン・セット」の第一日目で、下記の3曲が演奏されました。

交響曲第96番ニ長調「奇蹟」Hob.I-96
交響曲第95番ハ短調Hob.I-95
交響曲第93番ニ長調Hob.I-93


もちろん、本物のハイドンを聴くにはそれ相応の古楽アンサンブルで聴くのが一番で、実際ロンドン留学中に聴いたOAE (The Orchestra of the Age of Enlightenment) によるハイドンは「現在聴けるハイドンのなかでは最高のハイドンではないか?」と思ったほどでした。古楽器を使用しているにもかかわらず、縦の線も横の線もとても美しく、耳に優しい演奏だったのが印象的でした。

今回のブリュッヘン+新日本フィルのハイドンはもちろんそのOAEとはまた一味違うハイドンでしたが、古楽アンサンブルを得意とするブリュッヘンと新日本フィルが時間をかけて取り組んできたということがわかる演奏でした。一音一音が大切に演奏されていましたし、なによりも演奏している楽団員さんたちの表情がとても良く、ブリュッヘンと楽団員の深いつながりが感じられました。

最も良かったと思ったのは唯一の短調作品といわれる「交響曲第95番ハ短調Hob.I-95」でした。他の二曲に比べて、アインザッツも上手く行っていて、演奏者もリラックスした雰囲気でゆったりと演奏されていて、こちらもほのぼのとした気持ちになりました。

実は、このブリュッヘンはリコーダー奏者としても世界的に有名で、数々のCDを出しています。下記のCD涙のパヴァーヌ ~リコーダー名曲集のなかでは特にソナタ ト短調op.5-12「ラ・フォリア」(コレッリ) がダイナミックな情感あふれる演奏で、リコーダーの表現力の豊かさを実感することができ、おすすめです。

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チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
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