比較的入手しやすいチュルリョーニスのピアノ曲CD (Celestial Harmonies)


リトアニアを代表する作曲家・画家のチュルリョーニスについては、先日から少しずつご紹介していますが、今日はアメリカのセレスティアル・ハーモニーズ(Celestial Harmonies)からリリースされているチュルリョーニスのピアノ曲CDをご紹介します。

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これらは2001年以降に録音されたものなので、アマゾンやHMVなどで入手可能です。

Celestial Harmoniesからはすでに4枚のチュルリョーニスのCDがリリースされているのですが、今年5枚目がリリース予定で、これでピアノ作品集が完結するそうです。

このシリーズは初め、メキシコで幼少時代を過ごしたドイツ人ピアニスト、ニコラウス・ラフーゼン(Nikolaus Lahusen)によって始められ、3枚目まで彼の演奏で録音されたのですが、残念ながらこのラフーゼンは、1998年より患っていた癌のため2005年5月15日に急逝されました。このレコード会社の社長Eckart Rahnによれば「彼は、いつも先のことを考えていて、積極的だった」とのことです。

彼の弾くチュルリョーニスは、暖かく牧歌的なランズベルギスのものとは異なり、硬質な音でしっかりと一音一音を弾く、どこかドイツ的な響きのする演奏です。両者の演奏を聴き比べてみると、同じ曲でもテンポと音色が違うので、まるで別の作曲家の作品のように聴こえるものもあります。

Ciurlionis: The Complete Piano Music, Vol. 1
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Ciurlionis: The Complete Piano Music, Vol. 2
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この3枚めのCDのジャケットに載っている写真はチュルリョーニス自身が撮影した写真です。
チュルリョーニスは、音楽・絵画のほかに、文筆・写真にも興味を示していました。
Ciurlionis: The Complete Piano Music, Vol. 3
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4枚目のCDを演奏しているのは、チュルリョーニスの曾孫であるローカス・ズボヴァス(Rokas Zubovas)です。彼の演奏もランズベルギスともラフーゼンとも違い、多彩な音色でチュルリョーニスの明るいところも暗いところもその都度音色や弾き方を変えて表現しています。

このCDのジャケットにはチュルリョーニス本人と曾孫のズボヴァスの写真が載っているのですが、ふたりともどこか似ていませんか?
(こちらのみ、アメリカ・アマゾンのサイトへのリンクになっています。)
Ciurlionis: The Complete Piano Music, Vol. 4
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これら4枚のCDにはリトアニアのカウナス工科大学のダリウス・クチンスカス教授ほか、世界のチュルリョーニス研究者による詳細な楽曲解説が付いています。

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by ciurlionis | 2009-03-12 23:59 | 音楽