~協奏曲の夕べ~ 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 紀尾井ホール


昨日のブログでもお知らせしましたが、紀尾井ホールで行われた~協奏曲の夕べ~に行ってきました。

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演目は下記の通り。

モーツァルト: 歌劇「フィガロの結婚」K. 492序曲
モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K. 216
G.ペレーツィス: 「ピアノと室内管弦楽の為のコンチェルティーノ・ビアンコ」ハ長調(本邦初演)
シューマン: ピアノ協奏曲 イ短調 作品54

小林倫子(Vn)
北條陽子(Pf)
岩村 力(指揮)
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


私はピアニストの北條陽子さんの演奏によるラトヴィアの作曲家、ペレーツィスの上記の作品の本邦初演を聴きに行ったのですが、ほかの観客の皆さまはどのような方の集まりなのか?紀尾井ホール(800席)がほぼ満席でありました。

開演5分前に駆け込んで空席を探し、たまたま座った席の隣にはお偉い方が座られていたようで、終演後に「●●先生」と呼ばれていました。その「先生」はペレーツィスについても色々とご存じのようで「彼のお母さんかお父さんがロシア人で、彼自身もロシア正教だそう。」とおっしゃっているのが聞こえてきたので、ふむふむと聞いてしまいました。

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番でヴァイオリンを演奏された小林倫子さんはロンドンのギルドホール音楽院を修了されているとか。実は私もギルドホール音楽院のクラリネットのマスタークラスに参加して、ホールで演奏したことがあり、またその隣のバービカンホールにも週に3,4回は足を運んでいたので、もしかしたらどこかでお会いしていたかも?などと思ってしまいました。演奏は瑞々しい音色でテクニックもすばらしく、良かったです。

そして、楽しみにしていたペレーツィスの「ピアノと室内管弦楽の為のコンチェルティーノ・ビアンコ」ハ長調(本邦初演)は、東京シティ・フィルの弦楽器パートが澄んだ音色でピアノを引き立てていましたが、ピアニストの北條陽子さんは楽譜を持って登場。途中も楽譜をよ~く見ながら演奏する場面もあり。本邦初演というとても名誉ある機会を与えられているのに「暗譜しないの?」と、ちょっと残念な感じを受けました。「白鍵」というだけあって「ハ長調」ですし、10分ほどの曲なので暗譜してきて欲しかったです。演奏は、音量をもう一ランク上げられるとオケとの釣り合いもとれて良いのではないか?と思いました。そして、ミスタッチも気になってしまった。でも結果的にはペレーツィスの日本初演を聴くことができて満足でした。

そのあとのシューマンのピアノ協奏曲でもピアノのミスタッチが気になり、またクラリネットだけがオーケストラ全体の音から飛び出して聴こえていて違和感を感じましたが、総体的には弦楽器パートのサポートが絶妙で清々しい演奏でした。

また次回もバルト三国出身の作曲家の作品を取り上げていただきたいです。と思っていたら、2009年5月8日(金)19:00から東京オペラシティ・コンサートホールで行われる東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の第228回定期演奏会で、ラトヴィアの代表的な作曲家、ペーテリス・ヴァスクスの《弦楽のためのカンタービレ》(1979)が演奏されるではないですか!ぜひ足を運びたいと思います。
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