プロコフィエフを読んで聴く


最近は、リトアニアの民族音楽やチュルリョーニスのCDばかり聴いていて、私の最愛の作曲家プロコフィエフをしばらく聴いていなかったので、今月はプロコフィエフについて集中的に読んで聴くことにしました。

ロンドン大学大学院時代にお世話になったデイヴィッド・ニース(David Nice)先生とサイモン・モリソン(Simon Morrison)先生の伝記2冊と、アンソニー・フィリップス(Anthony Phillips)氏英訳のプロコフィエフの日記2冊の計4冊を参照しながらプロコフィエフの全作品を聴いていきます。

プロコフィエフは自分で自伝"Prokofiev by Prokofiev"を執筆していて、それはそれでとても興味深く、学生時代に読破しているのですが、昨今ではプロコフィエフ研究がさらに進んでいるので、比較的手に入りやすかった4冊をさらに読み進めます。

そこで、今日はその文献4冊と、私の愛聴しているCDを1枚ご紹介します。

まずはデイヴィッド・ニース(David Nice)先生とサイモン・モリソン(Simon Morrison)先生の伝記2冊から。この2冊を読めばプロコフィエフがロシアから西側に渡った1891-1935とソヴィエトに戻ってからの1935-1953までの彼の動向を詳しく知ることができます。

Prokofiev: A Biography: From Russia to the West, 1891-1935 (ハードカバー)
c0193950_11112577.jpg


The People's Artist: Prokofiev's Soviet Years (ハードカバー)
c0193950_11143446.jpg


そしてアンソニー・フィリップス(Anthony Phillips)氏英訳のプロコフィエフの日記2冊。残念ながらプロコフィエフの日本滞在に関する記述には誤りがあります。アンソニーは私がロンドン大学在学中に、ゴールドスミス・カレッジにあるプロコフィエフ・アーカイヴにこもってずっとこの日記を翻訳されていました。10ヶ国語くらいを操るジェントルマンでした。

Sergey Prokofiev: Diaries, 1907-1914: Prodigious Youth Volume 1 (ハードカバー)
c0193950_11182266.jpg


Sergey Prokofiev Diaries 1915-1922: Behind the Mask Volume 2 (ハードカバー)
c0193950_11203732.jpg


そして最後に私の愛聴している2枚組CD。アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団(
London Symphony Orchestra, LSO)演奏のプロコフィエフ作曲のバレエ音楽《ロメオとジュリエット》 Op. 64 (1936) 全曲です。プレヴィン先生とLSOのコラボがすばらしく、プロコフィエフ作品を演奏するうえで不可欠な柔軟性のある完璧な演奏になっています。このCDを聴くだけでバレエの情景が目に浮かびます。ご興味のある方は聴いてみてください。

Prokofiev: Romeo and Juliet [Import] [from US]
c0193950_11365818.jpg

昨年末、ゲルギエフ率いるLSOが来日し連続演奏会を行った際には4回ほどサントリーホールに足を運び、LSOのダイナミック・サウンドを堪能しました。

そういえば、この曲は一時期ソフトバンク携帯のコマーシャルでも使われていましたよね?

c0193950_10261484.gif

[PR]
by ciurlionis | 2009-10-01 23:59 | 音楽