フィリップ・アントルモン ピアノ・リサイタル 浜離宮朝日ホール


最近野暮用が多くなかなかブログをアップできないでいるのですが、今日はフランス人ピアニストで指揮者のフィリップ・アントルモン ピアノ・リサイタルを聴きに、浜離宮朝日ホールまで足を運びました。

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「なぜわざわざアントルモンを聴きに?」と思われる方もおられるかと思うのですが、アントルモンは自分にとって思い出のひとなのです。

初めてアントルモンに出会ったのは1997年2月。突然思い立ってベネルクス三国(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)へ宿も取らずに旅立ち、一番初めに宿泊したアムステルダムでその日たまたまコンセルトヘボウで行われていた演奏会が、アントルモン弾き振りのモーツァルトのピアノ協奏曲第20番だったのでした。オーケストラは、当時アントルモンが首席指揮者を務めていたオランダ室内管弦楽団。

白髪の紳士で大きな目が印象的で、ピアノの音色も優しくソフトであったことだけは覚えていたのですが、その時私もまだまだ小娘だったので名前を失念していたのでした。しかし最近になってインターネットで検索してみたら公演情報が残っていて、その思い出の演奏会を弾き振りしていたのがアントルモンと判明。今回の来日公演を聴きに行き12年ぶりに足を運んだのでした。

今回はリサイタルでしたし、彼も今年で75歳。テクニックの面では少々もたつく場面もありましたが、優しくソフトな音色、クリアーな和音という生粋のフランス人ピアニストの演奏は健在でした。

演奏プログラムは下記の通り:

ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番嬰ハ短調「月光」
ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番へ短調「熱情」
 * * *
ショパン:ポロネーズ第1番op.26-1
ショパン:ワルツ第3番イ短調op.34-2
ショパン:ワルツ第1番変ホ長調「華麗なる大ワルツ」op.18
ショパン:バラード第3番変イ長調op.47 
ショパン:ノクターン第8番変ニ長調op.27-2
ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調op.31
* * *
アンコール
ドビュッシー:水の反映 「映像」第一集より
ドビュッシー:花火 「前奏曲集」第二巻より


特に後半のショパンのバラード第3番変イ長調op.47の旋律が今まで聴いたことのないくらいに美しく魅了されました。アンコールにはドビュッシーを2曲演奏。さすがフランス人によるドビュッシーは解釈も自然でホンモノと思いました。また次回の来日を楽しみにしたいと思います。

CDも発売されていますので、アントルモンの優しいソフトな音色を聴いてみたいという方はぜひどうぞ。

ショパン:スケルツォ&バラード(全曲)
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ドビュッシー : 月の光、亜麻色の髪の乙女
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