アルメニア人ピアニスト スヴェトラーナ・ナヴァサルジャン ピアノ・リサイタル ルーテル市ヶ谷ホール



アルメニア人ピアニスト、スヴェトラーナ・ナヴァサルジャンさんが来日され、リサイタルを開かれるというので、ルーテル市ヶ谷ホールまで足を運びました。主催は日本ユーラシア協会。

ナヴァサルジャンさんは、アルメニアを代表するピアニスト。モスクワ音楽院でヤコフ・ザーク氏にピアノを師事し、数々のコンクールでの入賞歴をもつ。今までに40カ国以上で演奏し、スピヴァコフ、スヴェトラーノフ、ゲルギエフとも共演したことのある実力の持ち主。

ルーテル市ヶ谷ホールはファミリーコンサートができそうな座席数200席ほどの小さなホール。ステージの上にはちいさなパイプオルガンもあったので、ふだんは教会として使われているのではないでしょうか。響きも自然で心地よいホールでした。

プログラムは次の通り:

ハイドン: クラヴィーア・ソナタ 第36番 嬰ハ短調 作品30-2
シューマン: クライスレリアーナ 作品16
     * * *
コミタス: 春
ショパン: 幻想ポロネーズ 変イ長調 作品61
ショパン: 子守唄 変ニ長調 作品57
プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 作品83
ハチャトゥリヤン: 組曲「仮面舞踏会」より ギャロップとワルツ

アンコール:
ハチャトゥリヤン:剣の舞
グルック: 歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より 精霊の踊り


終始ほのぼのとした雰囲気で、曲が演奏し終わるごとに「ブラボー!!」の声や暖かい拍手が沸き起こっていました。

使用楽器がスタインウェイであったにもかかわらず、ナヴァサルジャンさんのピアノは明るすぎない包容力のある優しい音色が印象的でした。

特に楽しみにしていたアルメニア人作曲家コミタスの「春」は、神秘的な雰囲気のある曲で、ナヴァサルジャンさんの音色がよくマッチしていました。

彼女のもつ音色のせいか、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番までもが優しく聞こえてしまうのですから、すごいものだと思いました。このソナタをライブで聴くのは久しぶりでしたが一緒に心のなかでメロディーを刻みながら聴きました。大変なテクニックを要する曲なのですが、ノーミスで完璧な演奏でした。

彼女の演奏ツアーはまだまだ続き、日本国内を回るようです。
11月4日(水)には、古賀政男音楽博物館 けやきホールにてリサイタルがあるようです。18:00開場、18:30開演です。

ご興味のある方はぜひどうぞ。

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