チュルリョーニスのCD その7 「弦楽四重奏曲全集」 ヴィリニュス弦楽四重奏団

チュルリョーニスのCDの7枚目は、1993年にテイチクよりリリースされた「弦楽四重奏曲全集」です。録音は1990年4月17,18日にモスクワ音楽院の大ホールで行われました。

チュルリョーニス: 「弦楽四重奏曲全集 (弦楽四重奏曲 ハ短調/主題と変奏ロ短調/2つのフーガ/2つのカノン ヴィリニュス弦楽四重奏団 (TECC 30143)

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演奏しているのは、リトアニアを代表する四重奏団、ヴィリニュス弦楽四重奏団です。4人ともヴィリニュス音楽院で教鞭を執っているリトアニア人です。

第一ヴァイオリン アウドローネ・ヴァイニュナイテ
第二ヴァイオリン ピャトラス・クンツァ
ヴィオラ      ドナータス・カトクス
チェロ       アウグスティナス・ヴァシリャウスカス

チュルリョーニスには4つの弦楽四重奏のための作品がありますが、いずれもワルシャワ音楽院とライプツィヒ音楽院の学生時代に習作として書かれたものです。

「弦楽四重奏曲 ハ短調」は、1901年から02年にかけてライプツィヒ音楽院の卒業作品として書かれたもので、ドヴォルザークの音楽のような雰囲気をもっています。第四楽章も存在したようなのですが、第一次世界大戦で焼失しています。

「主題と変奏 ロ短調」は、1898年にワルシャワ音楽院の学生時代に書かれた作品で、スラヴ民謡風の舞曲です。

「弦楽四重奏のための2つのフーガ」と「弦楽四重奏のための2つのカノン」は、前者はワルシャワ時代、後者はライプツィヒ時代にそれぞれ書かれました。こちらも学生の作品の域を出ない古典的な書法によるスラヴ的な雰囲気の作品。

CDのジャケットに採用されているチュルリョーニス作の絵画は、「射手座を横切る太陽 (シリーズ「十二宮」全12点のうち第XI部)」 (Sun Passing the Sign of Sagittarius, part XI from the "Zodiac" cycle of 12 paintings, 1906 or 07) です。

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『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
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by ciurlionis | 2011-01-17 23:59 | 音楽