チュルリョーニスのCD その9 交響詩「森の中で」 愛知県医師会交響楽団 日本人初演
この愛知県医師会交響楽団はアマチュア・オーケストラですが、1996年と1997年の2年にわたり、リトアニア医療支援(リトアニアの72病院に10年分の特殊医療資材を贈呈)のためにチャリティーコンサートを開催しています。その答礼として第2回(第15回定期)演奏会には、ランズベルギス最高会議議長(チュルリョーニス研究者で元国家元首)からチュルリョーニスの交響詩「森の中で」の日本人演奏家による初演権が与えられるとともに、カウナス医学アカデミーからリトアニア人ピアニスト、ピャートラス・ゲニュシャス氏が派遣され、ブラームスのピアノ協奏曲第2番が演奏されました。
このCDはその第2回目の演奏会のライヴ録音です。
平成9(1997)年2月23日
第15回定期演奏会(愛知県芸術文化センター・コンサートホール)
リトアニア医療支援に醵金
チュルリョーニス 交響詩「森の中で」(日本人初演)
ブラームス ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品83
ブラームス 交響曲第2番
指揮 : 小松 和彦
独奏 :ピャートラス・ゲニュシャス(リトアニア)
日本人の医師会の方々による人道的支援がこのような形で行われていたことを知り、心温まる思いがしました。ライナーノーツにはランズベルギス氏からのメッセージも掲載されています。
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『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
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