カテゴリ:本( 20 )

リトアニア人映像作家ジョナス・メカス著、『メカスの難民日記』がみすず書房より発売になりました。原著(英語)のタイトルは、"I had nowhere to go." です。
ご興味のおありの方はぜひどうぞ!


ジョナス・メカス著 『メカスの難民日記』 (みすず書房)

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『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)
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リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!

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by ciurlionis | 2011-06-22 10:31 |

芸術新潮2010年10月号のチュルリョーニス特集を読みました。

ランズべルギス教授、チュルリョーニスのひ孫のズボヴァス、そして、先日の音楽学会でお目にかかったラサ・アンドリュシーテ・ジュキエネ教授のインタビューを楽しく拝見しました。

ただ、小沼純一氏の執筆した「音楽篇」は具体性に欠ける文章でチュルリョーニスの音楽に関してなにも得るものがありませんでした。かえって誌面の印象を悪くしている気さえしました。

チュルリョーニスの音楽を愛し、詳しく知る人は大勢いるのに、その方々によって執筆されなかったのは残念に思いました。

付録のCDは、昨年リトアニア国立交響楽協会からリリースされた2枚組CDからの抜粋盤。以前のランズベルギス録音にあったチュルリョーニス音楽の素朴感が薄れ、洗練された演奏になっています。

個人的にはソ連時代にメロディヤからリリースされたランズベルギス氏の演奏するピアノ曲のLPや、1998年にEMI ClassicsからリリースされたCDの録音の方が、本来チュルリョーニスの音楽のもつ牧歌的で素朴なイメージがよくあらわれていて、おすすめです。

芸術新潮誌上では、詳しい曲目の解説がなかったので、軽く解説をしておきます。

トラック1~5
プレリュードなど5曲 (VL186, 187, 189, 188, 197)

チュルリョーニスが1899-1903年に作曲した一連のプレリュードは、幅広い和音と多声のテクスチュアからなり、ロマン的な要素の上に、リトアニア民謡の旋律やリズムが用いられていて、最もチュルリョーニスらしい作品です。なかでも1901年の夏にリトアニアの保養地ドルスキニンカイにて作曲されたプレリュードは「ドルスキニンカイ・プレリュード」と呼ばれ、牧歌的で素朴な印象が強い作品。このCDに収録されているVL187, VL188, VL260の3曲はジョナス・メカス監督の映画『リトアニアへの旅の追憶』でも使用されていたので聞いたことがある方もいらっしゃるはず。

トラック6
"Sefaa Esec" の主題によるピアノのための変奏曲 (VL258)

1904年の作品。親しい女友達の名前、ステファニア・レスキェヴィチ (Stefania Leskiewicz) の綴り字から9音 "Sefaa Esec" (変ホ、ホ、ヘ、イ、イ、変ホ、ホ、ハ)を採用して音列化し、その主題をもとに7つの変奏曲が作曲されました。

トラック7
プレリュード ト長調 (VL338)

1909年にドルスキニンカイで作曲された8曲のプレリュードのうちの一曲でチュルリョーニス晩年の作品。この年初めにソフィヤと結婚し、自作の絵画と音楽作品がともにサンクト・ペテルブルグで発表されるなど、幸せの絶頂にありました。この曲を含む8曲のプレリュード(VL335, 337a, 338, 339, 340, 341, 343, 344)を聴くと、音楽を知り尽くしたチュルリョーニスの宇宙観を感じることができます。独創的なテクスチュアに新古典主義的な方向性すらうかがえます。そしてこれらの集大成としてチュルリョーニス最大の傑作、フーガVL345が生まれることになります。

トラック8
Pater Noster 「主の祈り」(パーテル・ノステル)(VL260)

1904年にワルシャワで作曲された作品。チュルリョーニスの音楽は1904年を境にして大きく作風が変わりました。この時期チュルリョーニスは彼自身の芸術への道を模索しており、美術学校で絵画を学ぶようになったことも影響したのか、空間的な拡がりや、新しい現代的な和声やリズムを試すようになっていきました。その頃の作品のひとつです。


下記にランズベルギス教授の演奏するおすすめCDを載せておきます。

”Born of the Human Soul” Čiurlionis Piano Works by Vytautas Landsbergis

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また、リトアニアをソ連邦からの独立回復へと導いたランズベルギス教授の英語による自伝も出版されていますのでご興味のおありの方はぜひどうぞ。

Lithuania Independent Again: The Autobiography of Vytautas Landsbergis [Hardcover]

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芸術新潮 2010年 10月号 [雑誌]

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by ciurlionis | 2010-09-27 23:59 |


チュルリョーニス・ファンにお知らせです。

芸術新潮2010年10月号の第二特集でチュルリョーニスが取り上げられます。

チュルリョーニスのピアノ曲を収録したミニCDも付録についているそうです。

誰の演奏なのかが楽しみです~。ランズベルギスさん演奏の板おこしでしょうか?

9月25日(土)発売です。下記のサイトでも購入できます↓


芸術新潮 2010年 10月号 [雑誌]

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感想はまた後日~


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チュルリョーニスの生涯や作品について知るには下記書籍がおすすめです。

『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)[単行本]
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リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!


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by ciurlionis | 2010-09-24 00:14 |

ピンク好きの私は先日大型書店を何軒か回って購入しましたが、marimekko 1951- 2010 (e-MOOK) (大型本)がAmazonでも購入可能になりました。マリメッコ好きにはたまらないmarimekkoの文字が入ったトートバッグとポーチ付き。


marimekko 1951- 2010 (e-MOOK)(大型本)
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表紙のウニッコ柄がカワイイですよね?

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by ciurlionis | 2010-06-19 21:00 |

先日大手町の大型書店に立ち寄った際、おすすめ書コーナーのなかにひと際目立つショッキングピンクの文庫本があった。

無類のピンク好きの私はその色に惹かれて寄って行くと、それは、新潮文庫の太宰治著『人間失格』であった。

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毎年夏に新潮文庫は「新潮文庫の100冊」というキャンペーンをしていて、そのうちの10冊は限定スペシャルカバーを付けて販売しているとのこと。

私を引き寄せたショッキングピンクは、その10冊(10色)のうちの1冊(1色)だったのだ。
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帰りの電車のなかでその文庫本を手にし読み始めたら、もうすでに読んだことのあるストーリー。。太宰の小説はどれも似たようなストーリーなので、「ああ、これが『人間失格』だったか?」となんとなく思い出してきた。恐らく中学一年生の時に読んだきりだったと思う。

これをきっかけに再読しようと思う。

また数年後に読んだことを忘れて買ってしまうのだろうか?

本を選ぶきっかけなんてそんなものなのではあるが。

追伸: 先日再び大型書店を訪れたら、太宰治の著書の特設コーナーがあり、なぜ?と思ったら、「太宰治生誕100周年」という表示が。。

10月になりやっと知ったのでした。。

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by ciurlionis | 2009-10-08 00:00 |

先日チュルリョーニスをキーワードにインターネットでいろいろと検索していたら辻井 喬さんの著書『幻花』にヒットした。

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辻井 喬とはご存じの通りセゾン(西武)グループのオーナーで、財団法人セゾン文化財団理事長でおられる堤清二氏のペンネームである。

辻井氏はこの著書のなかでリトアニア紀行 I, II, IIIを書いていて、その内容は多岐にわたっていて興味深い。

まずは、セゾン美術館が1986年にグルジアの画家ピロスマニの展覧会を手掛けたときのことから始まり、1992年にはリトアニアの画家・作曲家チュルリョーニスの展覧会を開催するに至った経緯などを、1991年にリトアニアを独立回復に導いた立役者でチュルリョーニス研究家であるランズベルギス氏について紹介しながら説明している。

辻井氏がリトアニアを訪れたのは日本のシンドラーと呼ばれている杉原千畝氏についての調査のためであったそうである。今年2009年5月に神奈川県民ホールの30周年記念にこの杉原千畝氏を主人公としたオペラ『愛の白夜』改訂決定版が上演されたが、そういえば台本は辻井氏によるものだった。

この著書のわずか40ページほどの文章のなかには、リトアニアの悲惨な過去を含めたリトアニアのエッセンスが凝縮されている。例えば、杉原千畝氏についてもそうであるが、ナチ占領時代のユダヤ人、ソ連時代の森の兄弟、シベリアに抑留されたリトアニア人、ニダに住んだことのあるドイツ人小説家トーマス・マン、リトアニア詩人のミウォシュ、十字架の丘、チュルリョーニスについてなどである。

リトアニアについて考えるとき、想像を絶するほどの困難な時代を経てきたこの国からは、人類が二度と繰り返してはならない多くのことを学ぶのである。


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by ciurlionis | 2009-08-28 23:59 |

今日ちょっとした用事で立ち寄った先で、ある方に「リトアニアが大好きなんです」とお話ししていたら、その方が「リトアニアですか?ベン・シャーンってリトアニア出身ですよね?」と仰ったので少々驚いたのですが、ベン・シャーンについて、しかも彼がリトアニア出身であることをご存じの方にお会いできて嬉しく思ったのでした。

そのことがきっかけで日本在住のアメリカ人詩人のアーサー・ビナードさんの著書『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』にベン・シャーンのイラストが採用されていたことを思い出し、一度実際に夢の島公園にある東京都立第五福竜丸展示館に第五福竜丸を見に行ってみたいなどと考えていました。

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家に帰ってからNHKの教育テレビを見ていたら、明日8月27日の22:50からの視点論点では、そのアーサー・ビナードさんが最近翻訳された、画家のメアリー・ブレアが描いた『ふしぎの国のアリス』が取り上げられるとのこと。

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これもちょっとした偶然なので、見てみたいと思っています。

ご興味を持たれた方はぜひご覧になってみてください。

また、現在東京都現代美術館で開催中の『メアリー・ブレア展』も、お見逃しなく。

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by ciurlionis | 2009-08-26 23:59 |


伊東信宏氏の本は以前、『バルトーク―民謡を「発見」した辺境の作曲家』(中公新書)を読んで新発見がたくさんあってとても感動したのですが、先日新宿の大型書店であれこれ見ていたら、『中東欧音楽の回路―ロマ・クレズマー・20世紀の前衛』が発売になっていて、ずっと気になっていました。

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先週やっと購入することができて、その夜、付録で付いていたCDを聴きながら就寝したのですが、次の日の朝、読売新聞の書評欄を見たらなんと!この本が採り上げられていたので驚いてしまいました。

少しだけ読み始めてみたら、一見なんのつながりもない複数の論文集のようなのですが、実はすべてが地下水脈でつながっている。今までロマ(ジプシー)やクレズマー(ユダヤ)の音楽を詳しく取り上げた本を読んだことがなかったので、前回のバルトーク同様新発見が多く面白かった。しっかりと読むのには時間が掛りそうなのですが、いずれ読み返して詳しい感想をアップしたいと思います。

この本を読んでいて、エミール・クストリッツァ監督の映画『アンダーグラウンド』について触れられていたので、今日はこの映画を観てみました。確かにモンティ作曲の《チャールダーシュ》の旋律から派生したと思われる曲など、有名な旋律を編曲した曲が演奏される場面などがあって興味深かった。

もしご興味があればご覧ください。映画『アンダーグラウンド 』[DVD]

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第二次大戦中の旧ユーゴスラビアの状況を垣間見ることができて勉強になりました。

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by ciurlionis | 2009-05-13 23:59 |

先月から気づいていたものの、ご紹介するのが遅れてしまいました。

ベスト社から日本語によるリトアニア語教本『リトアニア語入門』が出版されました。
ハードカヴァーの分厚い本だったと思います。先日、新宿のジュンク堂書店には在庫がありました。
定価は7,000円(税別)で、別売りでCD1,000円(税別)も売られていました。

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詳しくは、地方・小出版流通センターのブログをご覧ください。

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by ciurlionis | 2009-05-01 23:59 |

今日は、神宮前のTHE GREAT BURGERで久しぶりに特大バーガーをほお張り、ルートビアも飲みつつ、友人と色々な話で盛りあがりました。

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帰り際に気づいたのですが、ここのお店にはブルドッグ犬が二匹いて、お店の椅子の上で寝息をたててスヤスヤ~と眠っていたのでした。。

友人と別れて、電話を見たら着信があり。なんでも先日ちょっとだけお手伝いをした『猫ジャケ2』が刷りあがったとのこと。早速、関係者の方にお会いして刷りたての一冊を頂戴しました。

レコードコレクターズ増刊 猫ジャケ2 もっと素晴らしきネコードの世界

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内容は名前の通りで、猫のジャケットばかりを集めた貴重なものです。猫が好きな方にはウレシイ一冊かも知れません。昨年大好評だった『猫ジャケ』の続編で、今度はクラシック音楽のLPやCDも含まれています。

私の一押しはJOHNNY MADDOX "THE ALLEY CAT & OTHER PIANO ROLL FAVORITES"というもので、ピアノ・ロールと呼ばれる自動再生ピアノ用のロール用紙のうえに猫が載っている写真が採用されていて、その猫ちゃんもバッチリカメラ目線で愛くるしさいっぱいです。

また、チェロ奏者のカザルスやピアニストのハスキルが愛猫と映っているジャケットもあって、見ごたえ十分でした。

昨年発売された『猫ジャケ』の一冊目も下記に載せておきます。
こちらには、世界的に良く知られた猫ジャケがたくさん載っています。

レコードコレクターズ増刊 猫ジャケ 素晴らしきネコードの世界

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やはり動物には癒されますね。

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by ciurlionis | 2009-03-10 23:59 |