カテゴリ:音楽( 77 )


先日BBC Music Magazineの2月号でゲルギエフ率いるロンドン交響楽団が演奏したプロコフィエフのバレエ「ロメオとジュリエット」のCDが☆☆☆☆☆に輝いていたので、イギリスのバーミンガムのCD屋さんから購入したのですが、今日帰宅したらそのCDが届いていました。日本のTOWER RECORDSの店頭価格のおよそ半額で購入することができました。

今までロンドン交響楽団が演奏する「ロメオとジュリエット」と言ったら、アンドレ・プレヴィン指揮のものを気に入って聴いていたのですが、このたびのゲルギエフの指揮による演奏は、プレヴィン指揮のものと比較して終始軽快なテンポで、デュナーミクにもメリハリがあって聴きやすく感じました。しかし、各楽器のソロの部分は、プレヴィン指揮の方がソロ奏者の演奏をゆったりと聴けるという良い面もあり、両者とも甲乙のつけ難い秀逸な演奏となっています。

もしよろしければお聴きになってみてください。

Romeo & Juliet (Hybrid CD)

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by ciurlionis | 2010-02-16 20:00 | 音楽

みなさま、

あけまして おめでとう ございます

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ウォルター・クレインの絵本より「鬼百合」tiger lily.

みなさまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

今年もこの「藝術クロスオーバー」をよろしくお願いいたします。

さて、毎年元旦に考えるのが、その歳が記念年の作曲家、指揮者、芸術家などについてです。

今年が記念年(生誕や没後○○年など)にあたる芸術家たちは下記の通り。

マーラー生誕150年
ペルゴレージ生誕300年
ケルビーニ生誕250年
ショパン生誕200年
ロベルト・シューマン生誕200年
ブルグミュラー生誕200年
バーバー生誕100年
ライネッケ没後100年
バラキレフ没後100年

2010年 ホルヘ・ボレット(ピアニスト)没後20年
エドヴィン・フィッシャー(ピアニスト)没後50年
ディミトリー・ミトロプーロス(指揮者)没後50年
ジョージ・セル(指揮者)没後40年
サー・ジョン・バルビローリ(指揮者)没後40年
レジナルド・グッドオール(指揮者)没後20年
ジャン・マルティノン(指揮者)生誕100年
ルドルフ・ケンペ(指揮者)生誕100年
レナード・バーンスタイン(作曲、指揮者)没後20年
カール・ミュンヒンガー(指揮者)没後20年
黒澤 明(映画監督)生誕100年

マーラーは交響楽ファンがチェック済みでしょうし、ショパンやシューマン、ブルグミュラーもピアノを習ったことがある方なら数曲は弾いた経験をお持ちのことでしょう。

私は個人的にライネッケとバラキレフを応援したいと思っています。ライネッケは私が研究しているリトアニアの作曲家・画家チュルリョーニスの先生ですし、バラキレフはロシアを代表する作曲家グループ「ロシア五人組」のひとりであり、イスラメイを代表とする本当に美しい珠玉のピアノ曲をたくさん残している作曲家なのですから。

これを機会にロシア五人組の音楽を聴いてみるのも良いかも知れませんね。

昨年発売になったピアニスト、ホロヴィッツの未発売録音CDには、そのバラキレフ作曲のイスラメイや、ショパン、シューマンも収録されていて聴きごたえバッチリです。神業としか思えないこのイスラメイを聴いてみてください。

ホロヴィッツ未発表カーネギー・ホール・ライヴ[2]~シューマン:幻想曲、ショパン:舟歌、リスト:伝説~水の上を歩くパオラの聖フランチェス、バラキレフ:イスラメイ

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by ciurlionis | 2010-01-01 23:59 | 音楽

先日のブログの、ロジェストヴェンスキー指揮読売日本交響楽団演奏のシュニトケのオラトリオ〈長崎〉を聴きに行った日のページで、「なんでも2009年夏のBBC PROMSの8月24日にゲルギエフがロンドン交響楽団と200人余りのコーラスを率いてオラトリオ〈長崎〉をロンドン初演したのだそう。そのうちCDになってくれることを願うばかりだ。」と書いておいたらクラシック音楽好きのお知り合いの方がそのライヴ録音のCDを見つけてきてくださった。有り難くお借りした。

そのCDがこれ↓である。
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Schnittke Nagasaki (UK premiere) (36 mins)
interval
Shostakovich Symphony No.8 in C minor (60 mins)
Elena Zhidkova mezzo-soprano

London Symphony Chorus
London Symphony Orchestra
Valery Gergiev conductor


BBCプロムスは演奏終了後一週間はWEBでも聴けるようになっているため、恐らくそこからの録音だろうとは思うのだが、望むと何でも手に入る世の中、捨てたもんじゃないと思った。

当の演奏は、日本での読響の演奏とは規模が違うようで、臨場感あふれるストーリーの情景が目に浮かぶような演奏で感激してしまった。弦楽器パートの厚みも、管楽器のソロも、コーラスの表現力もどれをとってもやはりLSOはすばらしいと思った。しっかりテルミンも聴こえていたし。。

同じ日に演奏されたショスタコーヴィチの交響曲第8番もさすがゲルギエフとLSOのコンビだと思う。少々荒く感じられるところもあるのだが、ショスタコはこうでないと!と思わせる何かがある。弦楽器や金管楽器セクションのアンサンブルが秀逸だった。

海賊版であろうこの度の録音だが、ぜひ正規盤が出ることを望んでやみません。

* * * * * * * *

テルミンの音を聴いて思い出したのだが、もう2年ほど前に学研の大人の科学マガジンの付録に「手作りテルミン」が付いていたことがあった。組み立てて、実際に2、3回演奏してみて、今はまた箱のなかに戻って眠っている。。

しかし、この不思議な楽器を自分で作れるなんて夢のようだった。またこの年末年始で演奏してみようと思う。作ってみたい方は下記から購入できます。。よろしければどうぞ。

大人の科学マガジン Vol.17 ( テルミン ) (Gakken Mook)

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by ciurlionis | 2009-12-26 23:59 | 音楽

今年は旧ソ連が生んだ作曲家アルフレート・シュニトケ (1934-1998) の生誕75周年であるという。

今日は、シュニトケ作品の日本初演があり、しかも指揮は御年78歳のゲンナジー・ロジェストヴェンスキーだというので、池袋の東京芸術劇場まで足を運んだ。

私がシュニトケの音楽と出会ったのは、ロンドン大学大学院で音楽学を学んでいたときのこと。シュニトケの大親友であったチェリスト、アレクサンドル・イヴァシュキン教授の許でシュニトケの作品数曲を楽曲分析をしながら聴いたのだった。

イヴァシュキン教授(イワーシキン、イヴァシキンとも言われている)は、故・ロストロポーヴィチ氏にその実力を認められたチェリストであり、シュニトケ作曲のチェロのための作品もCDに録音しているし、シュニトケについてまとめた著書も執筆している。その邦訳『シュニトケとの対話』 が春秋社から出版されている。

『シュニトケとの対話』 アレクサンドル・イヴァシキン著、秋元里予訳 春秋社 2002

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ロンドンでは11月15日から12月1日まで、ロンドン・フィルと指揮者のウラディーミル・ユロフスキが中心となり、シュニトケ・フェスティヴァルが開催されている。2週間以上まるまるシュニトケの生涯や作品を探求するイヴェントなのである。うらやましい限りだ。

イヴァシュキン教授も、奇しくも本日11月28日にロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールでシュニトケのチェロ協奏曲第二番をロンドン・フィルと演奏するとのこと。ロンドン在住の友人が聴きに行くというのでよろしく伝えてもらえるようお願いしておいた。

東京のシュニトケ・プログラムは下記の通り:

2009年11月28日(土) 14:00 東京芸術劇場
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
ヴァイオリン:サーシャ・ロジェストヴェンスキー
メゾ・ソプラノ:坂本 朱
管弦楽:読売日本交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団

《シュニトケ生誕75年》
◆シュニトケ:
 リヴァプールのために【日本初演】
 ヴァイオリン協奏曲第4番
 オラトリオ〈長崎〉【日本初演】


いずれの作品も誰のものでもないシュニトケらしいもので、読響と新国立劇場合唱団の演奏もすばらしいものだった。特にシュニトケの初期作品である「オラトリオ〈長崎〉」は、シュニトケの早熟さを示す意味のある作品である。ショスタコーヴィチの作品よりも上を行っているかもしれない。

ロジェストヴェンスキーの淡々とした指揮も健在だった。演奏者のもつ能力をとても良い形で引き出していて、コンパクトではあるが洗練されたシュニトケになっていた。やはりこの作品を指揮するのにふさわしい人物のひとりであると改めて感じさせられた。

ケープ・フィルが2006年に初演し、録音したCDがBISから発売されている。

アルフレート・シュニトケ: オラトリオ〈長崎〉、交響曲0番

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なんでも2009年夏のBBC PROMSの8月24日にゲルギエフがロンドン交響楽団と200人余りのコーラスを率いてオラトリオ〈長崎〉をロンドン初演したのだそう。そのうちCDになってくれることを願うばかりだ。

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by ciurlionis | 2009-11-28 23:59 | 音楽

おばさん歌姫として一躍有名になったスコットランド人のスーザン・ボイル (Susan Boyle) さん。You Tubeで公開されたオーディション番組の映像には3億人がアクセスしたそうです。

彼女のもつ美しい歌声に誰もが魅了されたことでしょう。

音楽を志したことのある自分にとっても、彼女のような歌姫の出現は嬉しく、長い間注目していました。

先日11月25日にはスーザンのデビュー・アルバムとなる「夢やぶれて」が発売になりました。案の定、ちょっと聴いただけで涙がでてきてしまうほど素晴らしい歌声でした。

いずれも彼女が自ら選んだという世界の名曲から13曲が収録されています。日本盤にはボーナストラックとして「翼をください」がついています。

下記のアマゾンのサイトでは試聴もできますので聴いてみてくださいね。

スーザン・ボイル デビューアルバム 「夢やぶれて」

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追記: 彼女が大晦日のNHK紅白歌合戦に出演するらしいです。


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by ciurlionis | 2009-11-27 23:22 | 音楽
渋谷のHMVに立ち寄ってみたらクラシックフロアが4Fになっていた。。

そこで、ブレンデルの引退コンサートのCDなどを試聴してから、ふと音楽雑誌のコーナーに目をやると、BBC MUSIC MAGAZINE DECEMBER 2009が販売されていた。

昨年も12月号にプロコフィエフを取り上げていて購入した記憶があるが、今年の12月号もすごかった!

表紙をみるとなんと
"Prokofiev Violin Concerto No. 2: Premiere Recording from 1936"
とあるではないか!

ヴァイオリン協奏曲第2番の初録音が残っていたとは!さすがBBCアーカイヴである!

ヴァイオリンを演奏しているのは、フランス人ヴァイオリニスト、ロベール・ソエタンス (Robert Soëtens) で、彼は日本でもヴァイオリンを教えていたことがあり、今井信子さんのご本にも「ソエタン先生」という名前で登場している。

下記のサイトで試聴もできる。
BBC MUSIC MAGAZINE DECEMBER 2009

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付録CDの詳細は下記の通り:
Sergey Prokofiev (1891-1953)

Violin Concerto No. 2 in G minor, Op. 63
Robert Soetens (1897-1997) (violin)
BBC Symphony Orchestra
Sir Henry Wood (conductor)
recorded live at the 7th Season of Sunday Orchestral Concerts,
Queen's Hall, London on 20 December 1936.


Violin Sonata No. 2 in D, Op. 94
James Ehnes (violin)
Andrew Armstrong (piano)
recorded live at Wigmore Hall, London on 9 March 2009.


この作品は1935年に作曲され、第一楽章はパリにて、第二楽章はヴォロネジで、そして最終的なオーケストレーションはバクで行われたとされる。また、同年12月1日にマドリードで初演された。

この記念すべきCDのノーツは、もっとも尊敬している恩師のひとり、デイヴィッド・ニース氏が執筆している。
プロコフィエフの自伝によれば、彼は「ヴァイオリン協奏曲第2番を第1番とは音楽と形式の点で異なったものにしたい」と言ってたそうである。確かにトロンボーンやテューバは使われていないし、オーケストレーションも一風変わっている。また、「パーカッション奏者はひとり」と限定しているとのこと。

ご興味のある方は下記のサイトからご購入が可能です。ぜひどうぞ↓

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by ciurlionis | 2009-11-13 23:59 | 音楽

先日のナヴァサルジャンさんのピアノ・リサイタルの際に購入したCDを聴いてみた。

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収録曲は下記の通り:

Aram Khachaturyan: Concerto for Piano with Orchestra
Symphonic Orchestra of Armenian Radio and Television
Conductor: Raphael Mangasaryan


Three fragments from ballet "Gayane"
Free piano version by Svetlana Navasardyan


Nobuo Terahara: Romance

Aram Khachaturyan: Toccata


先日のリサイタルのときに感じた優しい包容力のある音色とは打って変わり、このCDに収録されている彼女の弾くハチャトゥリヤンのピアノ協奏曲は、とても男性的で鋼鉄のように硬くクリアーな音色だった。

オーケストラの演奏も情熱的な民族色の濃いものとなっている。時折現れるバスクラリネットのソロはピアノの硬質な音色と対照的で、まるく表情のある良い演奏。

また、ハチャトゥリヤンの許で学んだ唯一の日本人である寺原信夫さんの "Romance" も収録されている。シンプルだが完成度の高い作品である。

アルメニアというと、普段はパラジャーノフ監督の映画を観たり、クラシック音楽ではコミタスやマンスリアンに興味をもって聴いている。こういう機会でもない限りハチャトゥリヤンに注目することはあまりないので、今日は読書をしながらこのCDを4,5回かけてとことんハチャトゥリヤンに聴き入った。

ハチャトゥリヤンのピアノ協奏曲は1936年に作曲されたそうだが、プロコフィエフは1935年にソ連に永久帰国し、1936年にはあの有名な「ピーターと狼」を作曲している。

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by ciurlionis | 2009-11-01 23:59 | 音楽

先日、山野楽器に立ち寄った際に見つけたCDを聴いてみた。

エストニア人指揮者(米国在住)のパーヴォ・ヤルヴィ指揮、シンシナティ交響楽団演奏のショスタコーヴィチ作曲「交響曲第10番」とエストニアの作曲家ヴェリヨ・トルミス作曲の「序曲第2番」。

先日ある大学の先生とムラヴィンスキーについて話したばかりであったが、ライナーノーツによれば、ショスタコーヴィチの交響曲第10番の初演は、スターリンが亡くなった1953年の12月17日にムラヴィンスキーの指揮によりレニングラードで行われたそうである。

そういえば、私の最愛の作曲家プロコフィエフはスターリンと同じ1953年3月5日に亡くなっているのだ。ソロモン・ヴォルコフによれば、ショスタコーヴィチはこの交響曲第10番でスターリンについて描写したとある。

シンシナティ交響楽団のショスタコーヴィチを聴いてみたが、変に誇張した部分などがなく自然なショスタコーヴィチだった。オーケストラ全体が同じ方向に向かって進んでいく感じが気持ち良い。管楽器奏者のソロも申し分ない。やはり、ショスタコーヴィチの交響曲第10番で特徴的なのは、第3楽章の第2主題に自分のイニシャルDSCH(ドイツ音名によるレ、ミ♭、ド、シ)の音のモチーフを織り込んでいるところだろう。

そして、もうひとつの収録作品、ヴェリヨ・トルミスの序曲第2番。

トルミスの合唱曲ばかり聴いている私にとっては、普段聴いたことのないトルミスによる管弦楽曲で、とても斬新で新鮮だった。エストニア民謡の合唱曲を作曲しているトルミスの影はなく、ダイナミックなソヴィエト色の濃い作品だった。

ヤルヴィの述べている通り、同じスターリン時代を過ごした両作曲家の作品からは、国こそは違うが同じ旧ソ連邦下で作曲された2作品であるということが感じられた。

ショスタコーヴィチ: 交響曲第10番、トルミス: 序曲第2番

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CD-80702, TELARC 2009
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by ciurlionis | 2009-10-27 23:59 | 音楽

最近は、リトアニアの民族音楽やチュルリョーニスのCDばかり聴いていて、私の最愛の作曲家プロコフィエフをしばらく聴いていなかったので、今月はプロコフィエフについて集中的に読んで聴くことにしました。

ロンドン大学大学院時代にお世話になったデイヴィッド・ニース(David Nice)先生とサイモン・モリソン(Simon Morrison)先生の伝記2冊と、アンソニー・フィリップス(Anthony Phillips)氏英訳のプロコフィエフの日記2冊の計4冊を参照しながらプロコフィエフの全作品を聴いていきます。

プロコフィエフは自分で自伝"Prokofiev by Prokofiev"を執筆していて、それはそれでとても興味深く、学生時代に読破しているのですが、昨今ではプロコフィエフ研究がさらに進んでいるので、比較的手に入りやすかった4冊をさらに読み進めます。

そこで、今日はその文献4冊と、私の愛聴しているCDを1枚ご紹介します。

まずはデイヴィッド・ニース(David Nice)先生とサイモン・モリソン(Simon Morrison)先生の伝記2冊から。この2冊を読めばプロコフィエフがロシアから西側に渡った1891-1935とソヴィエトに戻ってからの1935-1953までの彼の動向を詳しく知ることができます。

Prokofiev: A Biography: From Russia to the West, 1891-1935 (ハードカバー)
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The People's Artist: Prokofiev's Soviet Years (ハードカバー)
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そしてアンソニー・フィリップス(Anthony Phillips)氏英訳のプロコフィエフの日記2冊。残念ながらプロコフィエフの日本滞在に関する記述には誤りがあります。アンソニーは私がロンドン大学在学中に、ゴールドスミス・カレッジにあるプロコフィエフ・アーカイヴにこもってずっとこの日記を翻訳されていました。10ヶ国語くらいを操るジェントルマンでした。

Sergey Prokofiev: Diaries, 1907-1914: Prodigious Youth Volume 1 (ハードカバー)
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Sergey Prokofiev Diaries 1915-1922: Behind the Mask Volume 2 (ハードカバー)
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そして最後に私の愛聴している2枚組CD。アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団(
London Symphony Orchestra, LSO)演奏のプロコフィエフ作曲のバレエ音楽《ロメオとジュリエット》 Op. 64 (1936) 全曲です。プレヴィン先生とLSOのコラボがすばらしく、プロコフィエフ作品を演奏するうえで不可欠な柔軟性のある完璧な演奏になっています。このCDを聴くだけでバレエの情景が目に浮かびます。ご興味のある方は聴いてみてください。

Prokofiev: Romeo and Juliet [Import] [from US]
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昨年末、ゲルギエフ率いるLSOが来日し連続演奏会を行った際には4回ほどサントリーホールに足を運び、LSOのダイナミック・サウンドを堪能しました。

そういえば、この曲は一時期ソフトバンク携帯のコマーシャルでも使われていましたよね?

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by ciurlionis | 2009-10-01 23:59 | 音楽

以前から気になっていたラトヴィアの合唱団KAMĒR...のCD "Dawn is Breaking" (2007)を聴いてみました。

Dawn is Breaking: Choral Music from Latvia

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KAMĒR...は、1990年に結成されたラトヴィアを代表する合唱団。ラトヴィアの音楽大賞や数々の国際音楽コンクールで70以上の賞を受賞した経験を持つとのこと。

ここに収録されている作品は、すべてラトヴィア人作曲家によってKAMĒR...のために書かれたもので、世界初録音だそうです。

収録曲は下記の通り:

おすすめは何と言ってもペーテリス・ヴァスクス(Pēteris Vasks)です。
Track 4の Lidzenuma ainavas (Planescapes)では、ヴァイオリニストのギドン・クレーメルが演奏しています。このCDのタイトルにもなっているTrack 6のGaismena ausa (Dawn is Breaking)もクオリティーの高い演奏でした。

1. Amazing Grace
  Esenvalds, Eriks
2. A Drop In The Ocean
  Esenvalds, Eriks
3. Ziles zina (The Message of the Titmouse)
  Vasks, Pēteris
4. Lidzenuma ainavas (Planescapes)
  Vasks, Pēteris

5. Laetentur in Caelis
  Dubra, Rihards
6. Gaismena ausa (Dawn is Breaking)
  Puce, Valts

7. Janu dziesma (Midsummer Song)
  Maskats, Arturs
8. Aizej lietin! (Go Away Rain)
  Esenvalds, Eriks



そういえば先日、クレーメル率いるバルト三国の若者たちによるオーケストラ、クレメラータ・バルティカが世界文化賞(若手芸術家奨励制度)を受賞したそうです。

これからもますます活躍して欲しいですね。

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by ciurlionis | 2009-09-26 21:00 | 音楽