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6月30日(火)

朝8:30から10:00までと、10:30から12:00まで、2コマのリトアニア語講座を受けました。

クラスメイトとなったのは、アメリカ人2人、フィンランド人3人、ドイツ人1人、スペイン人2人。

1限目には、リトアニア語のアルファベットとあいさつの続きを学び、「私は~です。~から来ました。」「お元気ですか?」など簡単なフレーズを練習し、2限目には、GenitiveやLocativeなどの格変化も出てきました。

12:00-13:30までお昼休みを取り、13:30-15:00までは昨日と同じ先生の講義。 "Personal and official relations in Lithuania, concept of time and space, body language."というタイトルで、一般的なリトアニア人の特徴や性格、生活習慣などが他の国の人々の習慣と比較して語られました。

15:20~は英語を話すガイドさんに連れられてヴィリニュスの旧市街のツアーへ。

まずは大聖堂(Arkikatedra Bazilika)へ。
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聖カジミエルの礼拝所などの詳しい解説を聞きました。

その後旧市街の目抜き通りピリエス通り(城通り, Pilies)を少し歩き、途中で左折してŠv. Mykolo通りへ。
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そこで、アンバー・ミュージアム・ギャラリーへ。
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地下が博物館になっていて様々な琥珀をみることができました。

さらにその道を進み、つきあたりにある赤レンガのゴシック様式の聖アンナ教会(Šv. Onos Bažnyčia)へ。
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ガイドブックによれば、1812年にナポレオンが立ち寄った際に「我が手に収めてフランスに持ち帰りたい」と語ったそうです。

Maironio通りを進み、川沿いを歩きウジュピスへ。ウジュピスは毎年4月1日にウジュピス共和国となるそうです。
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ウジュピスに通じる橋の横には涼しげなカフェがあり、旧市街側の岸壁に人魚像が座っていました。
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細い道を通って旧市街のディジョイ通りにあるヴィリニュス・ピクチャー・ギャラリーへ。中庭からみた建物が印象的でした。

さらに旧市庁舎広場、聖カジミエル教会と進み、夜明けの門へ。
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夜明けの門の上には金色で彩られた黒い顔の聖母のイコンが安置されていました。この聖母のイコンはこれまでに数々の奇跡を起こしてきたそうで、敬虔なカトリック教徒がお祈りを捧げていました。
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夜明けの門の外側に出たところで旧市街ツアーはお開きとなりました。 とても天気の良い日で少々日に焼けてしまいました。


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by ciurlionis | 2009-06-30 00:00 | 旅行

6月29日(月)

いよいよ今日からヴィリニュス大学での夏季リトアニア語コースが始まりました。

リトアニア語はインド・ヨーロッパ語族の現代語のなかでも最も古い言語形態を保持している言葉で、ラトヴィア語と、今となっては死語となってしまった古プロシア語とともに、インド・ヨーロッパ(印欧)語族のバルト語派を形成しています。語彙面ではサンスクリット語やラテン語に似た単語も多く見られます。

また今回夏季留学したヴィリニュス大学は1579年に設立された歴史を誇る大学。一度、このような由緒ある大学で学んでみたかったので、短期間ではありましたが学生気分が味わえて嬉しかったです。

コース全体の参加者は世界各国から80名ほど。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、スペイン、イタリア、クロアチア、フィンランド、ロシア、エストニア、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、ウルグアイ、日本など、国際色豊かな集団でした。

レベル別に分けられ、日本人は、私を含め3人。しかし、あとの二人は2週間コースなので、4週間コースに参加する私は彼女たちとは違うクラスになりました。

少々心細くも感じましたが、そのおかげでリトアニア語もだいぶ上達し、世界各国の学生と交流することができて有意義でした。

朝10時までに登録を済ませ、いきなりリトアニア語の授業。簡単なあいさつなどを習いました。
昼食に、リトアニア冷製ビーツスープ、シャルティ・バルシチェイ(šaltibarščiai)をオーダー。
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ピンク好きの筆者にとっては食べられるピンクを目前にしてこの上なく幸せでした。

午後からも英語によるリトアニアの文化についてのレクチャー"Lithuanian culture in the context of world's cultures." (Lecturer: Inga Hilbig)が行われ、その後はウエルカム・パーティーがあるなど、初日から盛りだくさんな内容でした。


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by ciurlionis | 2009-06-29 00:00 | 旅行

6月28日(日)

朝から「教会へ礼拝に行くけど、一緒に来るかい?」と言われ、礼拝に付いて行きました。

ヴィリニュスの旧市街には数えきれないほどたくさんのカトリック教会があるのですが、着いたその先は、ヴィリニュスでは唯一のルター派(新教)教会。

なんとリトアニアの聖書は楽譜付き! 歌の国ならではと思いました。
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昨年新調したばかりというパイプオルガンがあり、演奏していたお姉さんに話しかけてみました。
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そこで、「チュルリョーニスに興味があって日本から来ました」などとお話ししていたら、「今晩、この教会でユラーテ・ランズベルギーテさんのオルガン演奏会がありますよ。」と教えてくださったのでした。

ユラーテ・ランズベルギーテさんといえば、チュルリョーニスの研究と演奏の最高権威で、新生リトアニアの初代国家元首でもあるヴィータウタス・ランズベルギス氏のお嬢様。なんという嬉しい偶然でしょう。

礼拝から戻ると、2日間お世話になったファミリーのもとから、知り合いの紹介でお借りしたフラットへ移動。

フラットのオーナーは元ニューズウィークの専属カメラマンをされていたアンディーさん。彼経営のレストランでいろいろとお話を伺い、ランチをごちそうになりました。フラットは、旧市街のちょうど中心部に位置していたのでどこへ行くにも便利でとても助かりました。世界各国を飛び回っていたカメラマンのお部屋らしく、世界中の写真やマリオネット、本、CD、置き物などが所狭しと並べられていました。

その後、食料品などのお買い物を済ませ、18時に再び教会を訪問。ユラーテ・ランズベルギーテさんの弾くチュルリョーニスを聴くことができました。終演後にお話しする機会にも恵まれ、彼女が演奏するチュルリョーニスのオルガン曲集のCDを頂戴したのでした。
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by ciurlionis | 2009-06-28 00:00 | 旅行

2009年6月27日(土)

遅めの朝食をいただき、宿泊先のご家族にカルヴァリュ市場(Kalvarijų Turgavietė)へ連れて行ってもらいました。ヨーロッパにでかけると週末には街のどこかで必ず開かれているマルシェ。新鮮な果物や野菜が目に鮮やかでした。 そこで初物のリトアニア産いちごを購入。リトアニアでは隣国ポーランドからの果物が多いそうですが、せっかくなのでリトアニア産にこだわってみました。

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軽く休憩をとったあと、《合唱祭》の最終日の会場となるヴィンギオ公園(Vingio parkas)へ。

ちょうど作業員の人たちが宙づりになって屋外ステージの上部にを取り付けているところでした。
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その足でヴィリニュスの旧市街でもバロック様式の建築の筆頭として挙げられる聖ペテロ&パウロ教会(Šv. Petro ir Povilo Bažnyčia)へ。
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教会内部の白一色で統一された装飾が美しく、そこに散りばめられている聖人や天使の彫刻群が圧巻で、目を奪われるほどでした。

夜には、オペラ・フェスティヴァル(Vilniaus operos festivalis 2009)が行われている郊外のトラカイ城へ。このオペラ・フェスティヴァルも「欧州文化首都2009」企画の一環。
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イタリアの作曲家ポンキエッリ(Amilcare Ponchielli, 1834-1886)の知られざるオペラ『リトアニア人』 (LIETUVAI; I LITUANI; The Lithuanians)のリトアニア初演でした。ストーリーは、15世紀のリトアニアとマリエンブルク(現マルボルク)を舞台とするドイツ騎士団とリトアニア人との戦いを題材としたもの。トラカイ城は、現マルボルク城と色と形がそっくりなので、会場としてはぴったりだったのではないでしょうか。

指揮者は先日の来日時にもお目にかかったリトアニアの新星、ロベルタス・シャーベニカス氏。広い城内を舞台としたオペラでさぞかし指揮も大変だったかと思いますが、最後までエネルギッシュな指揮で公演は大成功でした。

演出も大がかりなもので、本物の馬も幾度となく登場。リトアニア語による上演であったにもかかわらず、ストーリーに引き込まれ、あっという間の2時間でした。

宿泊先に戻ったら午前1時半を回っていました。

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by ciurlionis | 2009-06-27 00:00 | 旅行

2009年はリトアニアの国名がドイツ語の古い文献に記されてから1000年にあたり、首都のヴィリニュスは2009年の欧州文化首都 (European Capital of Culture 2009) に指定されていることから、リトアニアを挙げて記念イヴェントが行われています。そこで、以前から長期滞在するのなら2009年と決めていました。この滞在記を通して、少しでもリトアニアに興味をもっていただけましたらこの上なく幸いです。


2009年6月26日(金)
11:00の成田空港発のFinnairにてヘルシンキ経由でリトアニアのヴィリニュスへ。

機内で隣に座ったご婦人は、これまでに70カ国以上を旅した経験をもつ旅のベテラン。今回の旅行では10日間のツアーでバルト三国を回られるとのことでした。

ヘルシンキまでのフライト中もおしゃべりに花が咲き、9時間があっという間でした。昨年の3月にヴィリニュスを訪問したときには、ヘルシンキからヴィリニュスまでのフライトは、日本人はおろか、アジア人は自分ひとりだったのですが、今回は乗客の三分の一ほどが日本からのツアーでいらした方々で、みなさんご一緒でした。

順調そうにみえたフライトですが、ヘルシンキからヴィリニュスへ向けて飛行機が離陸態勢に入ろうとする直前に体調を崩した乗客がいたため、出発は1時間半遅れに。

ヴィリニュスに遅れて到着したにも関わらず、チュルリョーニスがご縁で知り合いになったリトアニアの友人がわざわざ迎えに来てくださっていました。

ヴィリニュス市内のお宅へ到着後、リトアニア料理のじゃがいものパンケーキや、リトアニアの伝統菓子シャコーティス(Šakotis、サコティスともいい、リトアニアのバウムクーヘンのようなもの)などをごちそうになり、その日は旅の疲れからかそのままぐっすり就寝。

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by ciurlionis | 2009-06-26 00:00 | 旅行

私はしばらく日本を離れますが、その間に7月7日(火)から7月19日(日)まで代官山ヒルサイドテラスF棟のヒルサイドフォーラムで、リトアニア人写真家マーリュス・ヨーヴァイシャ氏撮影のリトアニアの風景写真展『知られざるリトアニア』が開催されます。

           


リトアニア人写真家マーリュス・ヨーヴァイシャ(Marius Jovaiša)がハンググライダーなどに乗り、上空から撮ったという息を呑むような美しい写真たちの数々が展示されます。

入場無料ですので、ぜひお立ち寄りください。

詳細は、下記のとおりです:

☆会場   ヒルサイドフォーラム 〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟
☆日時   2009年7月7日(火)~2009年7月19日(日)
        11:00~19:00 ※月曜休
☆入場料  無料
☆主催   「リトアニア・日本国交樹立90周年記念事業」実行委員会

この写真家によるDVDや写真集(英語版など)はすでに出版されていて、You Tubeではプロモーション映像も見ることができます。またこの度の東京での写真展を記念して、日本版の写真集も発売予定です。

      "UNSEEN LITHUANIA" (知られざるリトアニア) 

リトアニアの作曲家・画家チュルリョーニスとその妻となったキマンタイテが結婚式を挙げたというリトアニアの田舎町シャテイキャイ町の教会の写真も展示予定ですので、チュルリョーニス・ファンの方はお見逃しなく。

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by ciurlionis | 2009-06-21 20:00 | 美術

リトアニアの首都ヴィリニュスの革命博物館だった場所に、国立美術館National Art Galleryが6月20日にリニューアル・オープンしたそうです。

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リニューアル・オープンを記念して、「色と音の対話: チュルリョーニスと同時代の画家たちによる作品展」The international exhibition Dialogues of Colour and Sound. Works by Čiurlionis and His Contemporaries が開催されます。

この夏、リトアニアの首都ヴィリニュスは欧州文化首都に指定されていて、いろいろな文化イヴェントが企画されていますが、この展覧会はそのなかでも代表的な展覧会ですのでぜひ訪れてみてください。

また、いよいよリトアニア国名の千年紀を記念した「リトアニア歌の祭典2009」の開催が来週7月1日~6日に迫ってきました。詳しくは先日のブログをご参照ください。

私もこの合唱祭に合わせて今週末に渡欧することになりましたので、しばらくこのブログもお休みさせて頂きます。

次回のアップは8月上旬の予定です。


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by ciurlionis | 2009-06-21 18:00 | 美術

だんだん渡欧する日が近づいてきて、展覧会などに行っている場合ではないと思いつつも、パウル・クレーの大ファンなのでこれは見逃すまいと思って千葉まで足を運びました。
会期は6月21日(日)までです。

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今回の展覧会では、あらゆる人間のポーズをデッサンしたクレーの初期の作品と北斎漫画との関連性がクローズアップされていましたが、私が観た限りではお互いただ似ているだけのようにも思えました。

展覧会自体はクレーの珍しい作品も多く観られ、クレーファンの方は必見であると思いました。

ただ、残念だったのはカタログの内容。読み物は多そうだったのですが、実際、展覧会でとても気に入った作品の写真が小さくしか掲載されていないものもあり、思い出のために購入するには少々残念でした。ポストカードも種類が少なかったですし。

しかし、行って後悔はしない展覧会だと思いますのでおすすめです。

パウル・クレーに関する代表的な文献は先日のブログでご紹介してありますので、ご興味のある方はぜひどうぞ。


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by ciurlionis | 2009-06-20 23:59 | 美術

クラシック音楽ファンが聴いてみたい、観てみたいと思う演奏会はどうやら重なりやすいのか、演奏会場で今日も多くのお知り合いの方をお見かけしました。

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今日の目玉は何と言ってもヴァレリー・アファナシエフ自身が演出・演技を担当した音楽劇《展覧会の絵》であったでしょう。演奏会が始まる前から舞台の上にはワインとウォッカが載ったテーブルと椅子が置いてありました。

前半はその《展覧会の絵》の前座にふさわしい、シンメトリに配された絵画的ピアノ曲の数々が演奏されました。
  
ドビュッシー: 雪の上の足跡(「前奏曲集第1巻」より)   
プロコフィエフ: 間のびしたアレグロ(「風刺(サルカズム)」より第2曲)
   
ショスタコーヴィチ: 24の前奏曲より第14曲変ホ短調
   
プロコフィエフ: 嵐のように(「風刺(サルカズム)」より第1曲)
   
ドビュッシー: 沈める寺(「前奏曲集第1巻」より)
 

いずれの曲もピクチャレスクという言葉がぴったりというものばかりで、またそれらをアファナシエフの演奏が絵画的に聴かせてくれました。こんなに絵画的に音楽をイメージできたのは初めての経験でした。


前半で絵画を想わせる音楽を聴き、後半の音楽劇《展覧会の絵》がとても楽しみになりました。

実際、ムソルグスキー作曲の《展覧会の絵》にアファナシエフのセリフを所々に挟んだ演出は大成功。とてもすばらしい仕上がりになっていました。

アファナシエフはムソルグスキーの大作をもっと効果的に演出するには、ピアノの演奏だけでは足りないと思ったのかも知れません。確かにセリフを含んだ演出の方が音楽が際立って聴こえました。アファナシエフの豊かな感受性にも驚かされたのですが、ムソルグスキーのこの作品の偉大さにも改めて感心させられました。その当時、誰の作品にも見られなかった彼独自の音楽というものの存在を改めて知ることができ有意義でした。

音楽劇の途中にアファナシエフが鼻をつまんでウォッカを一気に飲み干し、それをワインを飲んで中和しているところがなんとも言えずロシアっぽくて楽しかったです。

今まで、ムソルグスキーの《展覧会の絵》のピアノ演奏は、リヒテル、ホロヴィッツ、アシュケナージ、ポゴレリチなどを聴いたことがあり、今までのベストはポゴレリチ演奏のものだったのですが、この度アファナシエフの演奏を聴いて、アファナシエフがベストへ替わりました。

みなさまも機会があったらアファナシエフ演奏の《展覧会の絵》をお聴きになってみてください。感動すること間違いなしです!

アファナシエフ演奏によるムソルグスキー:展覧会の絵

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またアファナシエフは詩人としても活躍していますが、6月に彼の詩集の日本語版が発売になりました。ご興味のある方はぜひどうぞ。

乾いた沈黙―ヴァレリー・アファナシエフ詩集

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渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで6月13日から開催の「奇想の王国 だまし絵」展のオープニング・レセプションに行ってきました。

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今回の展覧会は日本国内はもちろん、オランダ、スウェーデン、チェコ、アメリカなど世界各国からだまし絵などを集めて展示したとのこと。

特に印象に残ったのはアルチンボルドやマグリットの作品で、ダリ、エッシャー、マン・レイ、ジャスパー・ジョーンズ、デュシャンなどもありクオリティーの高い展覧会なのでおすすめです。

展覧会図録もすっきりとした装丁で、アナモルフォーズが楽しめるように銀紙も付属してありました。

この展覧会に足を運び、リトアニア出身の美術史家ユルギス・バルトルシャイティス(Jurgis Baltrušaitis, 1903-1988)『アナモルフォーズ 光学魔術』を思い出しました。そういえばこの本にも銀紙が付属してありましたっけ?彼は、1903年にリトアニアに生まれ、1924年にパリに移住し、中世ロマネスク装飾芸術の形態分析研究で良く知られるようになりました。その後、フランス美術史界の重鎮アンリ・フォシヨンの娘婿となっています。同名のお父さま (Jurgis Baltrušaitis, 1873-1944) は有名な象徴派詩人・外交官。

アナモルフォーズについて詳しく読んでみようという方はぜひどうぞ。

『アナモルフォーズ バルトルシャイティス著作集(2)』

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また、バルトルシャイティスの初期の著作『異形のロマネスク 石に刻まれた中世の奇想』が今年に入って発売されましたので、こちらもご紹介しておきます。

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by ciurlionis | 2009-06-12 23:59 | 美術