今日で9月も終わりですね。。あっという間のひと月でした。

今日は杉原千畝氏の物語『センポ・スギハァラ2009』演劇公演のご案内です。

案内状が届きましたので、みなさまにもお知らせです。

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以下、ご参照ください。

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1940年、リトアニアに日本領事代理として赴任していた杉原千畝氏は、ナチスドイツの迫害から逃れるユダヤ人に、日本の通過ビザを発給し6000人以上の命を救いました。杉原千畝氏の功績はリトアニアと日本両国の親善を深める歴史上の大切な出来事として私たちの心に今も残っています。このたび劇団銅鑼(東京都板橋区)が、杉原千畝氏の実話をもとにした演劇『センポ・スギハァラ2009』を東京芸術劇場小ホール2にて上演致します。劇団銅鑼は1992年より『センポ・スギハァラ』と題し、杉原氏の演劇を国内・海外で上演しており、1994年リトアニア公演の際には首都カウナスの旧日本領事館の壁に杉原氏の顕彰プレートが設置されました。この度『センポ・スギハァラ2009』と題し、現代の視点で新たな作品として上演致します。学生・若者たちによる、杉原氏に関するアフタートークなども企画されます。下記に公演のご案内をさせていただきますので、宜しければ是非、お誘い合わせの上ご観劇下さいますようお願い申し上げます。

詳しくはhttp://www.gekidandora.comをご参照下さい。

尚、お申し込み、お問合せは劇団銅鑼までお願い申し上げます。

公演期間 2009年10月21日(水)~25日(日)

開演時間 10月21日(水) 19時00分         ※開場は開演の30分前です

     10月22日(木) 19時00分

     10月23日(金)★14時30分・19時00分   ★アフタートークあり

     10月24日(土) 14時30分・19時00分

     10月25日(日) 14時30分

★10月23日(金)14時30分公演終了後アフタートークあり

『若者たちと語る 杉原千畝の決断から 今 私たちが思うこと』

現代を生きる学生・若者たちが「杉原千畝(センポ・スギハァラ)」から感じるもの、人への思い、勇気とは平和とは何かを語り合います。物語の現地リトアニアからの留学生、杉原千畝役の館野元彦も参加します。活発な意見の交換の場になることを期待しています。※『センポ・スギハァラ2009』のチケットまたは半券をお持ちの方はどなたでもご参加いただけます。

期間中 ロビーパネル展開催 「勇気の人 杉原千畝 助けられた命のメッセージ」

会場 池袋・東京芸術劇場小ホール2 JR・西武線・地下鉄「池袋駅」より徒歩5分

チケット(全席指定席)一般4,500円 学生3,000円 グリーン4,050円(65歳以上の方)

お問合せチケットお申込み   ※平日の10時~18時

劇団銅鑼 TEL 03-3937-1101  FAX03-3937-1103  

URL http://www.gekidandora.com
e-mail gekidandora@pop12.odn.ne.jp

他 チケットぴあ/0570-02-9999(pコード396-791) 

東京芸術劇場チケットサービス/03-5985-1707

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以前から気になっていたラトヴィアの合唱団KAMĒR...のCD "Dawn is Breaking" (2007)を聴いてみました。

Dawn is Breaking: Choral Music from Latvia

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KAMĒR...は、1990年に結成されたラトヴィアを代表する合唱団。ラトヴィアの音楽大賞や数々の国際音楽コンクールで70以上の賞を受賞した経験を持つとのこと。

ここに収録されている作品は、すべてラトヴィア人作曲家によってKAMĒR...のために書かれたもので、世界初録音だそうです。

収録曲は下記の通り:

おすすめは何と言ってもペーテリス・ヴァスクス(Pēteris Vasks)です。
Track 4の Lidzenuma ainavas (Planescapes)では、ヴァイオリニストのギドン・クレーメルが演奏しています。このCDのタイトルにもなっているTrack 6のGaismena ausa (Dawn is Breaking)もクオリティーの高い演奏でした。

1. Amazing Grace
  Esenvalds, Eriks
2. A Drop In The Ocean
  Esenvalds, Eriks
3. Ziles zina (The Message of the Titmouse)
  Vasks, Pēteris
4. Lidzenuma ainavas (Planescapes)
  Vasks, Pēteris

5. Laetentur in Caelis
  Dubra, Rihards
6. Gaismena ausa (Dawn is Breaking)
  Puce, Valts

7. Janu dziesma (Midsummer Song)
  Maskats, Arturs
8. Aizej lietin! (Go Away Rain)
  Esenvalds, Eriks



そういえば先日、クレーメル率いるバルト三国の若者たちによるオーケストラ、クレメラータ・バルティカが世界文化賞(若手芸術家奨励制度)を受賞したそうです。

これからもますます活躍して欲しいですね。

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by ciurlionis | 2009-09-26 21:00 | 音楽

今年はアメリカ人の作家エドガー・アラン・ポーの生誕200周年にあたり、青柳いづみこさんの企画・構成・制作による「音楽になったエドガー・アラン・ポー~ドビュッシー『アッシャー家の崩壊』をめぐって~」という公演が行われたので浜離宮朝日ホールまで足を運びました。

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19世紀末のパリでは、ポーの小説がボードレールの翻訳により積極的に紹介されており、ドビュッシーも影響を受けたそうです。

『アッシャー家の崩壊』のストーリーを少しでも知っておこうと思い、先日大型書店に立ち寄った際に、岩波文庫と新潮文庫の翻訳を読み比べ、今年新訳が出版された新潮文庫の方を購入し予習しておきました。やはり新訳の方が読みやすく感じました。

黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫) (文庫)
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実際の公演は、前半の演奏が思いのほかすばらしく、いつ聴いても質の高い演奏を提供してくださるクァルテット・エクセルシオと、早川りさこさんのハープに魅了されてしまいました!

特にアンドレ・カプレ作曲の『赤死病の仮面』(1909/23)〈ハープと弦楽四重奏のための〉は、カルテットとハープのコラボが絶妙で、謙虚な演奏でありながら、ほどよい自己主張がある完璧な演奏でした。可能ならCDにして残してほどの名演でした!

休憩を挟んで後半は楽しみにしていたドビュッシー作曲の未完のオペラ『アッシャー家の崩壊』(1908~17・未完)。日本での公演は1982年?に船山隆さんの手によって実現されて以来演奏されていなかったそうです。今回の公演は2006年にデュラン社から刊行されたオーリッジ版をもとに、適宜ピアノ曲〈水の精〉が挿入されていました。

演奏の方はやはり断片やモティーフを繋ぎ合わせたものなので、とても感動したかと言われるとそうでもありませんでしたが、このオペラの公演を今年実現させた青柳いづみこさんや暗譜でステージに臨んでいたシンガーの方々にも拍手を贈りたいと思いました。

アンコールには神秘劇《聖セバスティアヌスの殉教》(1911)よりシリア人の合唱〈美しきアドニスは死せり〉が歌われ、エドガー・アラン・ポーの小説に関連のある音楽作品を心ゆくまで楽しめた公演でした。ただしプログラムには「この作品はロシア・バレエ団の依頼によって書かれた」とありますが、正確には「ロシア・バレエ団と袂を分かったダンサー、イダ・ルビンシテインの依頼で書かれた」だと思うのですが。。。

今回のような小説に影響を受けた音楽作品などを取りあげた演奏会は、ただ聴きに行くだけでなく得るものが多いので、足を運んだ甲斐がありました。

ドビュッシー作曲の未完のオペラ『アッシャー家の崩壊』(オーリッジ版)は2006年にブレゲンツ音楽祭で初演され、DVDになっていますのでご興味のある方はぜひご覧になってみてください。
Debussy - La Chute de la maison Usher [DVD]
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CDも手許にはありますが、現在は入手困難のようです。
こちらは、プレートル指揮のモンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、ドビュッシーの《アッシャー家の崩壊》のほかにキャプレの交響的エチュード《赤死病の仮面》とシュミットの《幽霊宮》のためのエチュードが収録されていて、聴きごたえがあります。
米国アマゾンのマーケットプレイスには商品がありました。
(カヴァーが違いますが内容は同一)
(東芝EMI: CC33-3507 or CDM 7 64687 2 or 7479212)
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このブログもしばらくお休みさせていただくことにしましたので、今日は、最近自分が気に入って聴いているCDについて書きます。

7月の終わりにリトアニアの首都ヴィリニュスにあるCD屋さんに立ち寄ったら、リトアニアの元最高会議議長(国家元首)のヴィータウタス・ランズベルギス氏の弾くチュルリョーニス作品集CDが新しく発売になっていました。

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カバーに採用されている絵画は昨年末オランダから返還譲渡されたチュルリョーニス作の『ピラミッドのソナタよりアンダンテ』です。

この夏にヴィリニュスのネリス川対岸に新規オープンしたVilnius Art Galleryで行われていた「チュルリョーニスと同時代の芸術家たち展」にも出品されていたので、ひと月半の滞在中に3度ほど足を運び、じっくり鑑賞してきました。今はきっとカウナスにある国立チュルリョーニス美術館に戻されていることかと思います。

収録曲は、世界初録音のものも含まれています。録音技術が進歩したせいか、今回の演奏は音色が研ぎ澄まされていて、これまでのLPやCDにあったようなチュルリョーニスのピアノ曲の素朴さが無くなってしまっているのは残念に思いましたが、さすがチュルリョーニス研究の第一人者のランズベルギス氏の演奏だけあって、洗練されているとともにチュルリョーニスのことを知りつくしたピアニストの演奏であるということがよく伝わってきました。

今現在、このCDはリトアニア語のサイトでしか購入することができませんので、また英語のサイトやアマゾンで購入可能になった際は改めてご紹介させていただきます。

それでは、みなさま、良い5連休をお過ごしくださいませ。
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by ciurlionis | 2009-09-18 23:59 | 音楽

昨年から話題を呼んでいたラトヴィア人映画監督エドヴィンス・シュノーレ氏 (Edvīns Šnore) によるドキュメンタリー映画 "The Soviet Story" (2008) のDVDを観ました。

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内容は、第二次大戦前や大戦中にソヴィエトから資源の供給を受けたナチス・ドイツやソヴィエト自体が行ったユダヤ人、ウクライナ人、ポーランド人などの大量虐殺の様子を実際の映像や写真、有識者や経験者のインタビューなどを交えて映像にしたもの。

1932-33年にウクライナで起こった大飢饉のときの映像、1940年のカティン(カチン)の森で行われた大量虐殺の映像、ソヴィエトが行った大量の国外追放、GULAGの強制収容所で行われた医学実験の様子などが含まれます。

あまりの衝撃的で悲惨な内容に映像を直視できない部分もありました。

この映画が2008年4月に欧州議会で初公開されるやいなや国際的に騒動が巻き起こり、モスクワのラトヴィア大使館前ではエドヴィンス・シュノーレ監督を模った人形が燃やされる騒動にまで発展しました。その時の映像がYou Tubeでも見られます。


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by ciurlionis | 2009-09-09 09:09 | 映画

六本木に出る用事があったので森美術館で開催中の「アイ・ウェイウェイ展-何に因って?」に立ち寄ってみました。会期は11月8日(日)まで。

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アイ・ウェイウェイ(艾未未)といえば、2008年の北京オリンピック・スタジアム「鳥の巣」をヘルツォーク&ド・ムーロンとのコラボで設計したことでも知られますが、今回の森美術館での個展は、新作6点を含む26点が展示され過去最大級の個展とのこと。

展示は、立体、写真、ヴィデオ、インスタレーションなど多岐にわたっていて、最近訪れた展覧会のなかでは一番楽しめました。

どの作品も現代アートが好きなゴルスミ出身者の心をくすぐるもので見ごたえがあったのですが、それ以上に特に興味深かったのは、2007年にカッセルで行われた「ドクメンタ12」の《童話》プロジェクトのドキュメンタリー映像でした。内容は、アイが中国全土から1001人の参加者を募り、ドイツのカッセルに招待するという『Housing space for the visitors from China』(『客人的住處』)というもの。右も左もわからない1001人もの中国人をドイツに招待するという一大プロジェクト。展覧会場ではその映像を清王朝時代の椅子に座って鑑賞できるようになっていて、「座っちゃってホントにいいの?」という感じでした。

展覧会図録も発売されています↓

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by ciurlionis | 2009-09-08 23:59 | 美術

ジョナス・メカス監督の映画「ライフ・オブ・ウォーホール」が9月7日から9月9日まで、新しく生まれ変わったGyaO!Yahoo!で無料で視聴できます。

ご興味のある方はぜひどうぞ↓

映画「ライフ・オブ・ウォーホール」

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同映画のDVDも販売されています。

ライフ・オブ・ウォーホール [DVD]

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by ciurlionis | 2009-09-07 23:59 | 映画

去る8月25日にリトアニア人映画監督ジョナス・メカス氏の新DVDが発売になりました。

  DVD Jonas Mekas "Walden: Diaries, Notes and Sketches" 2枚組 180分

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"Walden"として知られる、メカスが1964-69に撮りためたホーム・ムービー、過去の映画のカット部分、未完のプロジェクトからの映像集。友人たちとセントラル・パークでピクニックしている様子や、ジョン・レノンとヨーコ・オノのハネムーン映像などが含まれています。

そういえば、昨年ロンドンのテート・モダンを訪れた際に、メカスの部屋で公開されていたような。。


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by ciurlionis | 2009-09-06 23:59 | 映画

先日、リトアニア大使館から「ジョナス・メカス展」の案内状が届いていたので、渋谷に出向いた後、南青山まで歩いてみました。

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ときの忘れものは、とってもとっても小さいワンルームマンションみたいなギャラリーでした。

その狭いギャラリーの壁に30点ほどのメカスの写真が並べられていたのですが、写真のすぐ下にはキャビネットがあってその上には他の展覧会のチラシなどが所狭しと置いてあって。世界のジョナス・メカスの写真が尊重されていないように感じ、かなり残念でした。

しかも、100冊ほどの本が本棚にあって販売されているようだったので数冊の本に手を伸ばして見ていたら、そのそばから店員が手を出してきて本の整理をし始める始末。

ゆっくりとできる雰囲気も全くなかったので5分ほど滞在してさっさと失礼しました。

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唯一楽しめたことと言ったら、ジョナス・メカスの映画「リトアニアへの旅の追憶」からの数シーンの写真があって、メカスのお母さんが微笑んでいる写真を観られたことでしょうか?

メカスのあの映画には計り知れないほどの意味や意義が含まれていると思うので、どういう形であれ、後世に残されて行くのは良いことだと思いました。


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by ciurlionis | 2009-09-05 23:59 | 美術

昨日の続き。

第五福竜丸展示館で第五福竜丸に関する資料が多数販売されていて、そのなかに作曲家、林 光さんの”ラッキードラゴン・クインテット 完結版”というDVDがあったので購入してみました。
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内容は、今年2009年5月16日に展示館で行われた「ビキニ水爆実験被災55年・映画「第五福竜丸」公開50周年記念コンサートでのライブ収録というもの。

収録されていたのは演奏会の”ラッキードラゴン・クインテット”の部分のみ。

 第一楽章 出航 (2006)
 第二楽章 曳航 (2006)
 第三楽章 調和の海へ (2009)


この五重奏は林光さんが1959年に公開された映画「第五福竜丸」のために作曲した室内楽用のサントラから着想を得て、新たな気持ちで作曲されたとのこと。2006年に作曲された第1,2楽章に、今年2009年に第3楽章が加えられ完結版となりました。

演奏は、日本フィルハーモニー弦楽四重奏団とピアニストの寺嶋陸也さん。

大海をイメージできるような爽やかな音楽でした。

2004年に被災50周年を記念して出版された展示館の図録も充実した内容でした。
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映画「第五福竜丸」もDVDになっています。
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by ciurlionis | 2009-09-02 23:59 | 音楽