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17時からの「リトアニアへの旅の追憶」を観にフィルムセンターへ戻った。

この映画はリトアニアを凝縮していると言っても過言ではないくらいにリトアニアの歴史を象徴している。リトアニアから亡命してアメリカに渡り、世界的な映像作家となったジョナス・メカスの代表作。27年ぶりに一時帰郷したときの記録映像が中核をなすが、その背後に流れるのはリトアニア元最高会議議長(国家元首)のヴィータウタス・ランズベルギス氏の弾くチュルリョーニスのピアノ曲。ちなみに、メカスがニューヨークで最も強い影響を受けたのは同じリトアニア移民の前衛芸術家ジョージ・マチューナスだが、そのマチューナスとランズベルギスとは幼なじみの間柄だったというおまけまでつく。
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この映画はヴィデオも所有しているし、2008年1月には渋谷のシネ・セゾンでお正月特集で上映されたのでスクリーンでも一度観てはいた。

だが、やはりたまに大スクリーンで観てみると毎回新しい発見があるものだ。27年ぶりに息子に再会したメカスのお母さんの表情にも注目できたし、メカスは結構大勢兄弟がいるのだなど、改めて観られて良かったと思う。しかもランズベルギス氏の弾くチュルリョーニスを大音響を聴くのも気持ちがいいものだ。

またいつか上映して欲しい。

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by ciurlionis | 2010-05-30 23:59 | 映画

京橋のフィルムセンターで開催中のEUフィルムデーズに今年も行ってきました。

今日は11時からラトビア映画で17時からリトアニア映画が上映されたので2本とも観てきました。

11時からのラトビア映画「小さな泥棒たち」は日本初公開のコメディー。



失業した父を救おうと子供たちが銀行へ忍び込み強盗をするという少々深刻な内容にもかかわらず、それがコメディーになっているので終始楽しい雰囲気でした。子供たちの演技が微笑ましく、会場でも笑い声がたくさん聴こえました。

この映画は家族でも楽しめそうでした。

リトアニア映画が始まるまでに4時間ほどあったので、PAULでランチをして、その後オアゾの丸善で音楽書・美術書などを立ち読みし、銀座の山野楽器、POLA ミュージアム・アネックスで「音の出る展覧会」などをみたりして時間潰し。

そして17時からいよいよジョナス・メカス監督の「リトアニアへの旅の追憶」へ。

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by ciurlionis | 2010-05-30 23:58 | 映画

千葉市美術館で開催中の「伊藤若冲 アナザーワールド」展へ行ってきた。
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伊藤若冲 (1716-1800) というと、先日行った金刀比羅宮の奥書院の《花丸図》や、今回展示されている《樹花鳥獣図屏風》ぐらいしか知らなかったのだが、今回の展覧会で若冲は水墨画の巨匠であることを知った。

彼の描く水墨画の繊細な筆遣いと墨の濃淡のセンスが見事だった。

今回の展覧会では、前期(5月22日~6月6日)後期(6月8日~6月27日)合わせて165点の若冲が展示されるとのこと。また、有料で入場した人に限り二回目からは入場料が半額になるとのこと。

後期もぜひ足を運びたいと思う。

下記書籍を図書館で借りて読んでみましたが、若冲の芸術初心者の私にとっては勉強になりました。若冲の主要作品と解説が載っています。ご興味が御有りの方はぜひどうぞ。

もっと知りたい伊藤若冲―生涯と作品 (ABCアート・ビギナーズ・コレクション)
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by ciurlionis | 2010-05-28 23:59 | 美術
プロコフィエフと聞くと黙っていられないので、2ヶ月くらい前に応募しておいた日テレの「深夜の音楽会」へ行ってきた。詳細は下記の通り。

指揮:藤岡幸夫  
語り:伊倉一恵
コンマス:デヴィッド・ノーラン
司会:古市幸子 (日テレアナウンサー)
管弦楽:読売日本交響楽団
会場:すみだトリフォニーホール 18時45分開演

プログラム:
プロコフィエフ 交響的物語〈ピーターと狼〉
 *  *  *
プロコフィエフ バレエ組曲〈ロメオとジュリエット〉から
  モンタギュー家とキャピュレット家
  マドリガル
  メヌエット
  仮面
  バルコニーのロメオとジュリエット
  ティボルトの死
  ジュリエットの墓の前のロメオ


演奏は「残念」の一言。

行かなきゃよかったと後悔した。

自分が今まで高く評価してきた読売日本交響楽団は、こんなオーケストラだったのか???耳を疑うほどまとまりのない演奏。いつもはクリアーなVnパートも濁っていた。

放送は2010年9月8日(水)の予定。

錦糸町駅からすみだトリフォニーホールへ向かう途中に建設中のスカイツリーが見えた。
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六本木一丁目駅近くでベラルーシ料理のランチを食べてから「オルセー美術館2010」へ。
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この展覧会もまだ2日目とあって、人の数もそんなに多くなくすべての作品をじっくり鑑賞することができた。

今回の展覧会は傑作ぞろいで驚いた。なぜ?と思ったらオルセー美術館が現在改修中なのでまとめて貸してもらえたようだ。これだけ名画が揃うと行って良かったと思える。

この展覧会のマイベスト10を挙げるとしたら、下記のようになると思う。

1.ゴッホ 《星降る夜》
2.ルソー 《戦争》
3.ルソー 《蛇使いの女》
4.モネ  《ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光》
5.モネ  《睡蓮の池、緑のハーモニー》
6.ピサロ 《白い霜、焚き火をする若い農婦》
7.スーラ 《ポーズする女》正面・横向き・後ろ向き(3枚組)
8.ゴッホ 《アニエールのレストラン・ド・ラ・シレーヌ》
9.ゴッホ 《アルルのゴッホの寝室》
10.モロー 《オルフェウス》
(次点)ヴァロットン 《ボール(ボールで遊ぶ子供のいる公園)》

会期は2010年8月16日(月)まで。

Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2010年 06月号 [雑誌]

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by ciurlionis | 2010-05-27 23:58 | 美術

天気予報によれば今日は午後から晴れるという。運が良ければ晴れた倉敷美観地区を見られるかもしれないと思い、ちょっと期待していた。

朝からアイビースクエア内にある倉紡記念館を観た後、オルゴールミュゼ・メタセコイアへ。
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このオルゴールミュゼが思いのほかすばらしかった。博物館内には50くらいあろうかという大小さまざまのオルゴールが並べられていて、コンサートではそのうちいくつかを解説付きで聴くことができる。

レコードやCDがなかった時代、人々はオルゴールで音楽を楽しんでいたのだ。解説を聞きながらオルゴールの仕掛けや音色を鑑賞して、当時を思い浮かべたりもした。「演奏会プログラムは毎月変わるのでまたお出でください。」とお姉さんがおっしゃっていた。

オルゴールミュゼの中庭には噴水がありその奥にはメタセコイアの木がそびえている。新緑が美しかった。
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アイビースクエアから少し歩き、倉敷珈琲館でひとやすみ。我が家にもあるロイヤルアルバートのピンク色のカップでコーヒーをいただく。
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その後、倉敷の美観地区にある歴史的建造物をいくつか訪れたり、阿智神社のある丘に登りそこから倉敷市内を一望した。
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樹齢500年以上といわれる「阿智の藤」もほとんど咲き終わっていたが最後の数輪をみることができた。

そして、大橋家住宅へ。そうこうしている間に日が差してきた。
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最後に、晴天の倉敷美観地区を散歩することができて、旅のよい締めくくりができた。

アイビースクエアへ戻り荷物を回収し、ジヴェルニーから株分けしてもらっという睡蓮とその下に泳ぐ鯉たちの不思議なコラボをながめつつ、倉敷を後にした。
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by ciurlionis | 2010-05-24 23:59 | 旅行

週間天気予報を見てある程度予想していたのだが、港は朝から暴風雨だった。

宇野駅前からレインボーバスで岡山駅へ戻り、電車で倉敷へ。

まずは、荷物を下ろしに倉敷アイビースクエアホテルへ。

倉敷駅前は途中までアーケイドになっているので、雨にぬれずに済んで助かった。

倉敷アイビースクエアは赤レンガにツタが絡まっている建物。雨にぬれていてもまた風情があっていいと思った。
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その足で念願の大原美術館へ。

日本で初めて建てられた西洋美術館で貴重な名作を数多く収蔵する世界有数のコレクションとは聞いていたものの、百聞は一見に如かず。息を飲むような絵画ばかりだった。本館、分館、工芸・東洋館に加え、倉敷アイビースクエア内にある児島虎次郎記念館も見ごたえがある作品ばかり。

エル・グレコ「受胎告知」、モロー「雅歌」、モネ「睡蓮」、 ピサロ「りんご採り」、ゴーギャン「かぐわしき大地」、セガンティーニ「アルプスの真昼」、ロスコ「無題」、 山本鼎「サーシャ」、 関根正二「信仰の悲しみ」、コーネル「無題(ホテル:太陽の箱)」、カンディンスキー(油彩)、ムンク(版画)など、上野の西洋美術館の上を行っていると思った。

隣接するカフェ「エル・グレコ」で休憩をとりながら、すべてのコレクションを2周してじっくりと鑑賞した。
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この度大原美術館を訪れて、児島虎次郎の偉業を知った。大原孫三郎の依頼を受け美術品買い付けのため数度ヨーロッパに渡りモネ、エル・グレコ、ゴーギャン、ロダンなどの作品を購入し、大原美術館建設の礎を築いたのだという。特に、彼がヨーロッパの帰り道にエジプトに立ち寄り収集したという東洋館にあるオリエント、エジプトの古代美術品を見て、その凝縮された質の高いコレクションにも驚かされた。

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by ciurlionis | 2010-05-23 23:59 | 旅行

当初、直島を2日間かけて回る予定にしていたのだが、1日で観て回れてしまったので、3日目は高松まで足を運ぶことにした。

宇野港前に宿泊していたのが幸いして、今日もフェリーに乗り高松まで行った。片道1時間ほど。

今日もお天気に恵まれ海面がキラキラと輝いていて美しかった。高松港にはにっぽん丸が停泊していた。
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高松港から徒歩で琴電の高松築港駅へ向かい、電車で一時間ぐらいかけてのんびり琴電琴平駅へ。

駅に着いて「金刀比羅さんはどちらかな?」と駅前でぼ~っとしていたら、たまたま宿泊客を迎えにきていたヨシノヤ旅館のご主人が「乗って行きな~」と言ってくださったのでお言葉に甘えて参道入り口まで乗せていただいた。なんとも親切なひとが多い土地である。

金刀比羅さんは昨年ツアーで訪れて785段を登り、おみくじで「一番大吉」を引いたので、今回は「お礼参り」となった。ここまできたのだからと今回も785段を登り祈りを捧げてきた。お守りとこんぴら狗のストラップのセットを購入。「狗」は早速携帯に。
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今回の訪問の目的は、金刀比羅宮文化ゾーンで開催中の伊藤若冲 特別展『百花若冲繚乱』を観ること。

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普段は公開されていない奥書院「上段の間」と高橋由一館 3階 で若冲の特別展が行われており、それに加えて通常通り表書院、椿書院、高橋由一常設展(高橋由一館1階)、宝物館も観ることができた。

伊藤若冲筆 「花丸図」が素晴らしかったのはいうまでもなく、円山応挙の一連の障壁画には目を見張るものがあった。高橋由一の油絵をまとめて観られたのも良かった。

帰りは、JR琴平駅から丸亀駅へ。

丸亀駅前にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に立ち寄る。

猪熊弦一郎(1902~1993)はパリやニューヨークで活躍した画家。三越の包装紙のデザインでも知られている。香川県の出身で幼い頃は丸亀に住んでいた。

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なんとも斬新な建物が駅前にドーン!と建っているではないか!まずは、ミュージアム・カフェでひと休み。雰囲気のいいカフェだった。

そして常設&企画展「ミカタノミカタ-絵を楽しむ11のヒント」をゆっくりと観る。さまざまな色や形を駆使した現代絵画がセンス良く展示されていた。解放感のある展示室がとても良かった。

現在、東京でも猪熊弦一郎展「いのくまさん」が開催中のようです。
会期:2010年4月10日[土]─ 7月4日[日]
会場:東京オペラシティアートギャラリー
開館時間:11:00 ─ 19:00(金・土は20:00まで/最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日、ただし5月3日は開館
入場料は、現地でご確認ください。有料です。


ふたたび高松駅へ戻りフェリーで宇野へ。

金刀比羅宮の美術については下記の書籍が参考になりました。

金刀比羅宮の美術―思いもよらぬ空間芸術 (アート・セレクション)

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by ciurlionis | 2010-05-22 23:59 | 旅行

朝8時の岡山駅発のレインボーバスで宇野港へ。

ホテルのドライバーさんが親切にも駅まで送ってくださってバスに間に合った。

50分ほどで宇野港に到着。駅前の旅館に荷物を下ろし、フェリーで直島へ。
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直島へは宇野港からフェリーで25分ほど。

フェリーを降りると島内を巡回している100円バスが待っていたので、それに乗って農協前で下車。
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バス停の目の前にあったたばこ屋さんで「家プロジェクト」のチケットを購入 (6か所見られて1000円) し、午前中は「家プロジェクト」を回ることに。途中ランチを挟みつつ、角屋、南寺、護王神社&石室、碁会所、はいしゃ、石橋の順でゆっくりと回った。

最も印象に残ったのが、ジェイムズ・タレルのインスタレーションを収めた「南寺」。暗黒に浮かび上がる微弱な光がすばらしかった。なんといってもアイディアがいいと思った。
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護王神社にも圧倒された。
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「家プロジェクト」をすべてを観終わりまた農協前バス停へと戻ってきたので、ラムネを飲みながらバスを待ち、今度はつつじ荘前で下車。

眼前には誰もいない浜辺が広がり、波打ち際で波と戯れしばし時を忘れた。

その後、草間弥生さん制作のかぼちゃのアートと写真撮影などしつつ、ベネッセハウスのショップやベネッセハウス・ミュージアム (入館料1000円) まで歩いた。

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ベネッセハウス・ミュージアムでは、ブルース・ナウマンの「100生きて死ね」という鮮やかなネオンの作品が印象的だった。ゴルスミの卒業生ならば関心があるはず。

ベネッセハウス・ミュージアムの前辺りから道の起伏が激しくなってくるが、いい天気だったので海風と新緑の香りを感じながら屋外作品を鑑賞し、そのまま地中美術館まで歩いた。

少々息切れ気味で、地中美術館のチケットセンターに到着。そこで入館料2000円を支払う。。

「地中の庭」というモネが好んで描いた植物が植えてある庭を通り、地中美術館へ。
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美術館内部は、モネの睡蓮の油絵が5枚とタレルのインスタレーション3点「アフラム,ペール・ブルー」、「オープン・フィールド」、「オープン・スカイ」、デ・マリアのインスタレーション1点で構成されていて、特にタレルの3点すべてに魅了され、圧倒され、引き込まれた。

晴れた日に観る「オープン・スカイ」は圧巻だし、これ以上の藝術はないと思える瞬間を味わえた。

地中カフェでグァバ・ジュースを味わいつつ、閉館時間近くまでのんびりとした時をすごした。


ベネッセアートサイト直島について詳しく知るには下記の書籍がおすすめです。

直島 瀬戸内アートの楽園 (とんぼの本)

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by ciurlionis | 2010-05-21 23:59 | 旅行

朝は遅めのスタートで10:30東京発の新幹線で岡山へ。

14時少し前に岡山に到着し、ホテルに荷を下ろし、岡山市内の散策へ出かけた。

まずは、夢二郷土美術館へ。
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夢二の大型作品も展示してあり、見ごたえがあった。

夢二は歌曲「宵待草」を作詞し1934年にセノオ楽譜店から出版された楽譜「宵待草」の表紙画を描いていたのだ。
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一時間ほど滞在して、その足でお隣の岡山後楽園へ。
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残念ながらつつじも藤も終わりお花が少なかったが、美しい新緑を観ながらしばし時を忘れた。

その後、徒歩で岡山駅へ向かう途中に「禁酒会館」といういかにも古そうな洋館風の建物を発見。1Fが貸しギャラリーとカフェになっていたので、コーヒーを飲んでひと休みした。この禁酒会館は大正12年に建設されたとのこと。そんな歴史のある建物のなかで美味しいコーヒーを飲めるなんて幸せだと思った。
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岡山駅へと戻ってきたので、明日の宇野港行きのバスの時間表をもらいホテルへ戻り、早めに就寝。

るるぶ山陽 瀬戸内海 しまなみ海道 (るるぶ情報版 中国 1)  

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by ciurlionis | 2010-05-20 23:59 | 旅行