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今日は日曜日なので基本的に美術館などはお休み。

なので朝からまずは聖ペテロ・パウロ教会(Šv. apaštalų Petro ir Povilo bažnyčia)を目指すことに。

教会へ到着すると後ろから司祭さんたちの列が。日曜日の礼拝が始ってしまったので、そのまま出席。
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とてもよい天気なので十字架の丘へ登ることにした。ここからヴィリニュスの街が一望できるのだ。
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坂を下る途中、青くてめずらしい花を発見。蜂が戯れていたので一緒に撮ってみた。
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Vasaros Terasaで行われている日曜マーケットへ行き、メロディヤのLPやチュルリョーニスのドイツ語の画集を購入。スコールが降った。
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日曜日なので開いているかも知れないと思い、聖アンナ教会(Šv. Onos bažnyčia)へ。ガイドブックによればナポレオンがヴィリニュスを訪れた際に「持って帰りたい」と言ったとされるほど美しい教会。たくさんの観光客でにぎわっていた。
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by ciurlionis | 2010-08-01 23:59 | 旅行

今朝もまた夜明けの門をくぐり旧市街の教会などを見て回った。

大聖堂近くにある「奇跡」と書かれたタイルが上海万博を記念したものに変っていた。
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そのままゲディミナス通りにある本屋さん数軒に立ち寄り、あれこれ購入。

ヴィリニュス在住の写真家、塩谷賢作さんと合流し、ウジュピスへ。

芸術家のギャラリーなどをみながら坂の上のレストランへ。そこでリトアニア料理を堪能した。

ピンク好きにはたまらないビーツを使った料理の数々をギラ(リトアニア産クヴァース)と一緒にいただく。
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ウジュピス共和国の官邸?の壁に貼ってある憲法を読んだりしながら坂を下り、そのままチュルリョーニスが眠っている墓地へと歩いた。
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チュルリョーニスの墓前で手を合わせ、音楽学会での発表が上手く行くようにお祈りした。
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by ciurlionis | 2010-07-31 23:59 | 旅行

今日も早朝からリュックを背負ってカウナスへ。

ホテルが便利なロケーションのため、徒歩2分ほどでバスターミナルへ行けた。

ミニバスに乗り1時間半ほどでカウナスに到着。

せっかくリトアニアへ来たのだからチュルリョーニスの絵画をしっかりと見ておかないとと思いつつ、まずは以前から行ってみたかったパジャイスリス修道院(Pažaislio vienuolynas)へ。

駅前から5番のトロリーバスで30分ほど。湖畔をしばらく歩いて行くと荘厳な佇まいの修道院が見えてきた。

昨年は修復中と聞いていたフレスコ画が見事だった。ここはぜひ訪れてほしい。
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湖畔で昼食を採りつつのんびりし、バス停へと歩いた。
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そのまま5番トロリーバスで街の中心まで出てチュルリョーニス美術館へ。
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今回で4回目の訪問。チュルリョーニスの絵画をほとんど貸し切り状態でゆっくりと鑑賞できた。やはり一年に一度は本物を観ないと!

その後、カウナスで日本文化センターを主宰しているアウグステ嬢とお茶をして、夕方にヴィリニュスへ戻った。

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by ciurlionis | 2010-07-30 23:59 | 旅行

時差ぼけからか早朝に目覚めてしまったので、朝食を採り、そのまま旧市街へ。

夜明けの門をくぐるとパイプオルガンの音色とともに人々の歌う声が。

夜明けの門のなかには「黒いマリアさま」が安置されており、そこで敬虔なカトリック信者の方々が祈りを捧げていた。

ヴィリニュス大学のなかの本屋で欲しかった本を買おうと勇んで行ってみたが、残念ながら改装中。大学敷地内の教会横のおみやげ屋さんで新しくリリースされたばかりのランズベルギス氏と大学合唱団「プロムジカ」のDVDやそのほかリトアニア人作曲家のCDを購入。

そうこうしていたら突然の雷鳴とともにスコールが!

おじさんにポンチョを売ってもらい、そのまま教会のなかへ避難。

しばらくしたら雨も弱まったので、大学近くの書店へ行きリトアニアの歴史の本などを購入。

その足で昨年は改装中だったピーリモ通りにあるユダヤ博物館へ。昨年の夏、他の「緑の家」やもう一か所のモダンで立派な博物館を訪れてとても勉強になったので今年も行ってみようと思ったのだ。英語を話せる館員の方が親切にも解説をしながら一緒に回ってくださった。ユダヤ人については好悪さまざまな見方があろうが、長い年月にわたり迫害を受け、とりわけ第二次大戦を挟んだ時代に多くの命が奪われたことは、人道的にみて絶対に許しがたい。

そう、ヴァイオリニストのヤッシャ・ハイフェッツ (1901-1987) はヴィリニュス生まれのユダヤ人なのだ。館員の方によればハイフェッツは9歳までヴィリニュスで幼少時代を過ごしたそうだ。

生家が今でも残っているというので行ってみた。建物にプレートが貼ってあった。
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昼食を軽く採り、今度はネリス川沿いのCD屋さんへ。新しいチュルリョーニスのCDこそなかったがリトアニア人作曲家たちのCDを15枚ほど購入。。その足で大学近くのレコード屋へ行くとチュルリョーニスのLPが10枚ほど見つかった。

今回も忙しい旅なので、行けるうちにと思いチュルリョーニスの館へも足を運んだ。

館長のウルボナスさんにごあいさつ。「またドルスキニンカイでお会いしましょう。」とお伝えしてきた。
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by ciurlionis | 2010-07-29 23:59 | 旅行

今回のリトアニア行きは出発間際に決定したので、出発当日の夜中まで原稿書きと荷造りに追われ、バタバタとしてしまった。旅の目的は8月3,4,5日にドルスキニンカイ市で行われる音楽学会「チュルリョーニスと世界」に出席すること。私がチュルリョーニスについてあれこれ調査していることを知った親切な方がご招待してくださったのだ。

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なんとか11時のFinnairのフライトに間に合った。機内で少しは眠れるかと思ったがやはり無理だった。今回も日本人のツアーの団体とヴィリニュスまで一緒。リトアニアが多くのひとに知られるようになって嬉しい。空港に着いたら音楽家支援基金の方が迎えにきてくださっていた。疲れ果てていたのでとても有り難かった。

駅前のパノラマホテルの窓から旧市街の教会群を望む。ここからの眺めがとても好き。安ホテルで少々音がうるさいのだがこの景色を見せられたら音など関係なく思える。
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ホテルから這うようにして飲料水と軽食を買いに行き、今日はそのまま就寝。。

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by ciurlionis | 2010-07-28 23:59 | 旅行

バタバタとしていたらもう7月。。。

今日はチュルリョーニス・ファンのみなさまにひとつ彼の話題を。

自分がクラリネット吹きでもあり、また元ベルリン・フィル首席クラリネット奏者のカール・ライスター氏をとりわけ尊敬しているので彼演奏のCDもたくさん所有している。そのなかに一枚チュルリョーニスの絵画をジャケットにしているCDがあるのです。

ピアノ伴奏をしているのはゲルハルト・オピッツ氏。

ふたりの息がぴったりで軽快な演奏。ライスター氏のクラリネットは、木のぬくもりそのものが音色になったような温かい音。いつ聴いても心地よいです。

ジャケットに使用されているのは、チュルリョーニス《第六ソナタ》 (星のソナタ) アレグロです。

ブラームス:クラリネット・ソナタ集 [Import]
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もしよろしければお聴きになってみてください。

中身はブラームスなのに、なぜチュルリョーニスの絵画がジャケットに使われたかはわかりませんが、ブラームスの内面的でしかも人間味豊かな音楽がこの絵の雰囲気と決してミスマッチではないように思えるのです。

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by ciurlionis | 2010-07-01 00:01 | 音楽

その後、すべてのCDが日本のHMV ONLINEで購入可能となりました。詳しくは、2010年9月2日のブログをご覧ください。

『チュルリョーニスの全ピアノ作品がCDになりました Celestial Harmonies』


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Celestial Harmoniesから「チュルリョーニス: ピアノ全集」の5枚目(完結盤)のCDがリリースされました。

これでチュルリョーニスのピアノ作品すべてが音源化されたことになります。

演奏者は4枚目と同じチュルリョーニスのひ孫、Rokas Zubovas (ローカス・ズボヴァス)。

まだCelestial Harmoniesアメリカのアマゾンでのみの発売ですが、ご興味がおありの方はぜひどうぞ。


Mikalojus Konstantinas Ciurlionis: The Complete Piano Music, Volume 5

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(celestial 13286-2)

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HMVジャパン CD DVD 音楽 書籍 ゲーム
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by ciurlionis | 2010-03-15 00:01 | 音楽
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「いままでの人生で最良の日であったかも知れない。」 

ここ数年リトアニアを中心にバルト三国やその周辺諸国の音楽や文化に興味を持ち続けてきた自分にとって、そう思えた一日だった。憧れの存在であったチュルリョーニス研究の第一人者でリトアニアの元最高会議議長ヴィータウタス・ランズベルギス氏の演奏するチュルリョーニスを日本で聴く夢がかなったのである。

11月19日にランズベルギス氏が来日され、今日は午前中の日本記者クラブでの記者会見の後、19:00から代官山のヒルサイドプラザでレクチャー・コンサートが開催された。

対談のお相手は東京大学大学院教授の沼野充義氏。沼野氏は1992年のランズベルギス氏の初来日の際にも対談されたことがあり、中央公論1992年6月号に『リトアニア「勝利の歌」とわたし』と題して対談記事が載っていた。

ランズベルギス氏の来日は私の知る限りでは、リトアニアのソ連邦からの独立回復直後の1992年のセゾン美術館での「チュルリョーニス展」、1995年のワタリウム美術館での「フルクサス展」、2005年の愛知万博についで、今回で4回目ではないだろうか?今回の来日の主たる目的は、22日に青山学院大学で行われる「ベルリンの壁崩壊20周年記念国際会議」への出席だそうである。

このたびのレクチャー・コンサートは、初めにリトアニア大使よりランズベルギス氏のご紹介があり、次いでランズベルギス氏によるチュルリョーニスのピアノ作品10曲の演奏があり、その後ランズベルギス氏と沼野氏との対談形式でチュルリョーニスやリトアニアについてのトークが行われた。

レクチャーのタイトルは昨年末発売になった日本語版チュルリョーニスの伝記『チュルリョーニスの時代』から取られ、その原書のタイトル "Čiurlionis. Time and Content" の "Time and Content"の意味が著者のランズベルギス氏から詳しく説明された。文字通り訳すと「時間と内容」となるところであるが、「時間が経過するに従って内容となる芸術が生まれ、さらに時間が経過すると真の芸術になる」ようなことをおっしゃっていた。

演奏されたチュルリョーニスのピアノ作品10曲は下記の通り:

1. 6音列 a-d-f-b-es-ges の主題によるプレリュード ニ短調 (VL 256)
2. 聖霊降臨祭のための音楽 (VL 337a)
3. “Sefaa Esec” の主題によるピアノのための変奏曲 (VL 258)
4-7. リトアニア民謡より 4曲 :
     風は吹いたか (VL 274)
     少女はでかけた (VL 278)
     おお、森よ、森よ (VL 276)
     お母さん、もう少し眠らせて (VL 281)
8. プレリュード ト長調 (VL 338)
9. 連作風景「海」より 第二曲 (VL 317b)
10. 秋 (VL 264)


演奏の背後にはチュルリョーニスの描いた絵画のスライドが投影され、チュルリョーニスの音楽と絵画両面を堪能できる良い機会となった。すべての曲が印象的で、夢のような生演奏の時間はあっという間に過ぎてしまった。そういえば、「お母さん、もう少し眠らせて」 (VL 281) と「プレリュード ト長調」 (VL 338) は、ジョナス・メカス氏の映像日記のなかにランスベルギス氏が登場したときも弾いていた曲である。もしかしたらランズベルギス氏にとって思い入れのある曲なのかもしれない。

チュルリョーニスは絵画作品に「ソナタ」と名づけたり、音楽作品にも「連作風景」と名付けたりしていることを考えると、「音楽的絵画」と「絵画的音楽」はたまた「音楽と絵画の総合藝術」を目指していたのかもしれない。

チュルリョーニスの遺した抽象的傾向の絵画(カンディンスキーにも影響を与えたとされる)や、12音技法に先駆けて音列構造を採用した音楽作品などからは、彼がリトアニアの生んだ天才で、常に時代の最先端を行っていたということが強く感じられ、このたびのレクチャー・コンサートではその一部を垣間見ることができとても有益であった。

レクチャー・コンサート終了後に小さなレセプションが催された。1992年にヴィリニュスで出版された原書 "Čiurlionis. Time and Content" を持参し、ランズベルギス氏からサインを頂戴した。手を差し出すと、大きなぬくもりのある手で固く握手をしてくださった。とてもお優しい懐の深い方であった。

22日の国際会議では、音楽学者ではなく、政治家としてのランズベルギス氏の講演を拝聴できる良い機会となることであろう。


 『チュルリョーニスの時代』(佐藤泰一・村田郁夫訳、ヤングトゥリープレス 2008)

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リトアニアを象徴する作曲家・画家チュルリョーニスの伝記が発売になりました!
ピアノ曲の楽譜、詳細なディスコグラフィー、音楽作品リスト、参考文献目録も収録!
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このブログもしばらくお休みさせていただくことにしましたので、今日は、最近自分が気に入って聴いているCDについて書きます。

7月の終わりにリトアニアの首都ヴィリニュスにあるCD屋さんに立ち寄ったら、リトアニアの元最高会議議長(国家元首)のヴィータウタス・ランズベルギス氏の弾くチュルリョーニス作品集CDが新しく発売になっていました。

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カバーに採用されている絵画は昨年末オランダから返還譲渡されたチュルリョーニス作の『ピラミッドのソナタよりアンダンテ』です。

この夏にヴィリニュスのネリス川対岸に新規オープンしたVilnius Art Galleryで行われていた「チュルリョーニスと同時代の芸術家たち展」にも出品されていたので、ひと月半の滞在中に3度ほど足を運び、じっくり鑑賞してきました。今はきっとカウナスにある国立チュルリョーニス美術館に戻されていることかと思います。

収録曲は、世界初録音のものも含まれています。録音技術が進歩したせいか、今回の演奏は音色が研ぎ澄まされていて、これまでのLPやCDにあったようなチュルリョーニスのピアノ曲の素朴さが無くなってしまっているのは残念に思いましたが、さすがチュルリョーニス研究の第一人者のランズベルギス氏の演奏だけあって、洗練されているとともにチュルリョーニスのことを知りつくしたピアニストの演奏であるということがよく伝わってきました。

今現在、このCDはリトアニア語のサイトでしか購入することができませんので、また英語のサイトやアマゾンで購入可能になった際は改めてご紹介させていただきます。

それでは、みなさま、良い5連休をお過ごしくださいませ。
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by ciurlionis | 2009-09-18 23:59 | 音楽

先日チュルリョーニスをキーワードにインターネットでいろいろと検索していたら辻井 喬さんの著書『幻花』にヒットした。

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辻井 喬とはご存じの通りセゾン(西武)グループのオーナーで、財団法人セゾン文化財団理事長でおられる堤清二氏のペンネームである。

辻井氏はこの著書のなかでリトアニア紀行 I, II, IIIを書いていて、その内容は多岐にわたっていて興味深い。

まずは、セゾン美術館が1986年にグルジアの画家ピロスマニの展覧会を手掛けたときのことから始まり、1992年にはリトアニアの画家・作曲家チュルリョーニスの展覧会を開催するに至った経緯などを、1991年にリトアニアを独立回復に導いた立役者でチュルリョーニス研究家であるランズベルギス氏について紹介しながら説明している。

辻井氏がリトアニアを訪れたのは日本のシンドラーと呼ばれている杉原千畝氏についての調査のためであったそうである。今年2009年5月に神奈川県民ホールの30周年記念にこの杉原千畝氏を主人公としたオペラ『愛の白夜』改訂決定版が上演されたが、そういえば台本は辻井氏によるものだった。

この著書のわずか40ページほどの文章のなかには、リトアニアの悲惨な過去を含めたリトアニアのエッセンスが凝縮されている。例えば、杉原千畝氏についてもそうであるが、ナチ占領時代のユダヤ人、ソ連時代の森の兄弟、シベリアに抑留されたリトアニア人、ニダに住んだことのあるドイツ人小説家トーマス・マン、リトアニア詩人のミウォシュ、十字架の丘、チュルリョーニスについてなどである。

リトアニアについて考えるとき、想像を絶するほどの困難な時代を経てきたこの国からは、人類が二度と繰り返してはならない多くのことを学ぶのである。


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by ciurlionis | 2009-08-28 23:59 |