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ペレーツィス 『ピアノと室内管弦楽のためのコンチェルティーノ・ビアンコ ハ長調』 (1984) のCD


明日4月13日(月)に紀尾井ホールで日本初演される、ラトヴィア人作曲家ペレーツィスの『ピアノと室内管弦楽のためのコンチェルティーノ・ビアンコ(白鍵の小協奏曲)ハ長調』 (1984)の予習も兼ねて下記のCDを聴いてみました。

ペレーツィス:ピアノと室内管弦楽のためのコンチェルティーノ・ビアンコ(白鍵の小協奏曲)ハ長調(世界初録音)

ペレーツィス 『ピアノと室内管弦楽のためのコンチェルティーノ・ビアンコ ハ長調』 (1984) のCD_c0193950_23552529.jpg


収録曲は下記の通り。
ウストヴォリスカヤ: ピアノ、弦楽とティンパニのための協奏曲
グバイドゥーリナ: ピアノと室内管弦楽のための協奏曲「イントロイトゥス」
グレツキ: ピアノと弦楽のための協奏曲op.40
ペレーツィス: ピアノと室内管弦楽のためのコンチェルティーノ・ビアンコ ハ長調 (世界初録音)
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー(管弦楽)
ハインリヒ・シフ(指揮)
(WPCS-4926)


ゲオルス・ペレーツィス(1947-)はバルト三国のひとつであるラトヴィア共和国出身。モスクワ音楽院でハチャトゥリアンから作曲法を学びました。その後、ローマの国際パレストリーナセンターやイギリスのオックスフォード大学、ケンブリッジ大学でも学んでいます。彼の音楽作品“Jack And The Beanstalk”はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで世界初演されました。1990年よりペレーツィスはラトヴィア音楽アカデミーの教授として教鞭を執っています。

この『ピアノと室内管弦楽のためのコンチェルティーノ・ビアンコ ハ長調』は文字通り「白鍵」のみを使用したハ長調の作品で、ペレーツィスが得意とする中世、ルネサンス、バロック調の音楽というよりも、この作品に限っては映画のサントラのようなイージーリスニングな音楽となっています。リュビモフは、旧ソ連や東欧の作曲家の作品を積極的に採り上げているピアニストで、芯のある音でしっかりと弾かれる方です。

明日この作品がピアニストの北條陽子さんと岩村 力さん指揮の東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団によって日本初演されます。場所は紀尾井ホールで、19:00開演です。ご興味がある方はぜひどうぞ。

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ペレーツィス 『ピアノと室内管弦楽のためのコンチェルティーノ・ビアンコ ハ長調』 (1984) のCD_c0193950_1432321.gif

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by ciurlionis | 2009-04-12 23:59 | 音楽