フセイン・チャラヤン展 東京都現代美術館 木場
とても良い天気なので、散歩がてら東京都現代美術館のフセイン・チャラヤン展へ行ってきた。木場公園はたくさんの家族連れでにぎわっていた。この季節に木場公園の新緑を見ながら歩くのは気分がいいものだ。
早速、フセイン・チャラヤン展へ。
フセイン・チャラヤン氏はキプロス生まれの英国在住のファッション・デザイナー兼、アーティスト。英国ファッション・アワードの「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を2年連続で受賞するなど輝かしい経歴をお持ちで、ロンドンのデザイン・ミュージアムでも個展を開かれたことがある方と伺っていたので、楽しみにしていた。
展覧会は文字通り、ファッション・デザイナーによるアート展なので、ファッションとアートの融合を目的としているのだと思うのだが、私にはあまりピンとくるものがなかった。《リーディングス》2008年春夏や《エアボーン》2007年秋冬は、電飾を使ったファッション・アートでアイディアも斬新なのだが、どこかひねりが足りないというか、ファッションはファッションであるべきだし、アートはアートであってほしいと逆にそう思ってしまった。ファッションにお詳しい方が見られたらまた別の意見が出てくるかもしれないが。。。
そして、せっかく都現美へきたのだから、常設展にあるウォーホルやリキテンスタインでも観ようと思ったら、常設展も都現美の収蔵品による企画展のようなもの「Plastic Memories-いまを照らす方法」が開催されていて、いつもの常設展ではなくなっていた。残念。。。
せめて、ウォーホルやリキテンスタインのような有名な作品はいつでも見られるように置いておいてほしかった。。。膨大なコレクションと広々した展示スペースをもつ美術館なのだから、いつも安心して観られる常設部分も充実してもらいたいと願うのは私だけだろうか。
せっかく出かけてきたし残念な気分のまま帰りたくなかったので、そのまま清澄庭園へ。
甲羅干しをしている亀を見ながらほのぼのとし、藤棚の花を観て初夏を満喫した。
そういえば、美術館のミュージアム・ショップでひと際目立つピンク色の本を発見。
下記にご紹介しておく。
女の子のための現代アート入門―MOTコレクションを中心に