リトアニア旅行記 2010年 夏 9日目
朝一番で郵便局へ行き、昨日頂戴した本やら贈り物を郵送。ドルスキニンカイから日本まできちんと届くか不安でしたがとても持って帰れる重さではないため仕方なく。
11時にチュルリョーニス記念博物館前に集合して、学会参加者で近くの村へ遠足。
まずはベラルーシとの国境近くのシュヴェンドゥブレという村へ。ここはチュルリョーニスが「ライガルダス谷」という絵画を描いた場所としても有名。

チュルリョーニスが100年前に描いたそのままの風景が未だ残っていて少々驚きました。
目に優しい緑と涼しげな沼が点在する大自然に囲まれた贅沢な場所でした。未だこのような自然が地球上に存在するなんて少々信じられないほどでした。

ネムナス川のほとりへ移動し、付近を散策。ユラーテ・ランズベルギーテさんが終始英語で通訳をしてくださって助かりました。

その後、近くの教会にある彫刻家の墓を訪れたり、木彫作品をひとりで製作している巨匠アンターナス・チェスヌリス氏の公園にも立ち寄って自然を満喫しました。



少々忙しいスケジュールだったらしく、お昼の時間が決まっているので戻りますとのこと。
いつものレストランで急いで昼食を採り今度は森の博物館へ。

民族衣装を纏った地元の方々が私たちを待っていてくださった。

リトアニアの民族音楽と踊りを鑑賞し、その後リトアニアのリキュールやチーズ、お菓子などをごちそうになりました。
そして今夜も市立博物館へ演奏会を聴きに行きました。チュルリョーニスのピアノ・ソナタ、四手連弾用即興曲、シューマン、ライネッケ、ブラームスの作品などが演奏され、ドルスキニンカイ最後の夜を楽しみました。

みなさまに「またどこかでお会いしましょう」と再会を誓ってホテルへ戻りました。
