リトアニア旅行記 2010年 夏 10日目
エグレさんにヴィリニュスまでスーツケースを運んでもらう約束をして、私はリュックサックを背負って一路プルンゲを目指すことに。8:40のバスでまずは経由地のカウナスへ。
2時間半ほどでカウナスに到着。プルンゲ行きのバスの時間まで2時間近く時間があったので、杉原千畝記念館を訪れてみた。3年前に訪れた時は改装中だったのだが改装が終わって彼の軌跡を描いた素敵なパネルが完成していた。そのせいもあってか入館料を徴収するようになっていた。10リタスなり。
私のすぐ後に、日本人女性が入って来られた。ご旅行で初めてリトアニアへいらしたのだという。
ヴィデオを拝見し、その後展示パネルなどを見て回った。そうこうしている間に時間がどんどん過ぎて行き、友だちとの約束の時間になってしまった。
急いで待ち合わせ場所の大聖堂まで走って行き、一緒にランチをしてまたバスターミナルまで戻った。その友だちがプルンゲ行きのバスに乗せてくれた。バタバタしてしまい申し訳なかった。
さらにバスに乗ること3時間半ほどでプルンゲへ到着。バスターミナルで地元の学校の先生と博物館の通訳さんが待っていてくださった。
まずは町に2件しかないホテルのうちのひとつ、ホテル・ベルジャスへ行き荷物を降ろし、その足でチュルリョーニスとキマンタイテが結婚式を挙げたという近郊の町シャテイケイにある教会へ行くことに。
とうとうここまで来てしまった! 長年の夢だったので感慨無量だった。
1909年1月14日(旧暦の1月1日)にチュルリョーニスとキマンタイテはこの教会で結婚式を挙げた。その当時、プルンゲの教会は木造のもので、しかもキマンタイテの苦手とする彼女の叔父が神父を務めていたため、キマンタイテの希望で石造りのシャテイケイの教会で式をあげることになったのだという。
礼拝が毎日夜7時から行われるというので、それまで近くの民家でお茶としぼりたての牛乳をごちそうになった。隣の家で牛が「も~も~」言いながらひかれてくるのが見えていたのだが、ごちそうになった牛乳はその牛さんから採られたものだという。大自然のなかで飲む搾りたての牛乳の味は格別だった。
礼拝の時間になったので再び教会へ。少しだけ礼拝に出席し、隣接する墓地を散策した。
礼拝終了後、親切にも司祭さんが塔へと続く扉の鍵を開けてくださったので塔へと登り、ティルシェイの町の教会の塔を望むことができた。
運転手さんと通訳の女性に感謝の気持ちを伝えてホテルまで送っていただいた。
本当に充実した一日だった。
by ciurlionis
| 2010-08-06 23:59
| 旅行