リトアニア旅行記 2010年 夏 13日目
いよいよ今回のリトアニア旅行も終わりに近づいてきた。
朝からヴィリニュス大学裏のピリエス通りのマーケットを歩く。そこでソヴィエト時代のメダルやら切手やら絵葉書を売っているアンターナスというおじさんからチュルリョーニスのメダルとピンと切手と絵葉書と本を購入する。
その足で先日購入した物たちを預かって戴いていた塩谷さん宅へ伺い、塩谷さんに手伝って戴きながら箱に詰めて郵便局まで運び、郵送。。。自分ひとりではできないことなので大変助かった。。
そうこうしているうちにお昼の時間になったので、塩谷さんのご友人の木原さんという女性と3人でピリエス通りのリトアニア料理のお店へ。
ロンドン在住の木原さんはご旅行でリトアニアへいらしていた。リトアニアの魔女の研究をされているとか。とても興味深く思いました。私はピンクのビーツの冷製スープ、シャルティ・バルシチェイ(šaltibarščiai)もオーダー。今回の旅の食べ納めをした。
3人でリトアニア料理をつついていたら、私は音楽家支援基金を訪問する時間になってしまったので、また夕方に合流する約束をして一時退散。
音楽家支援基金の建物に到着するとみなさん笑顔とハグで迎えてくださった。
コーヒーとお菓子をごちそうになりながら旅の報告をし、音楽家支援基金についてのお話しを伺った。また今日のリトアニアの新聞 "Rytas" に私に関する記事が載っているとコピーまで頂戴した。そういえば学会の日にインタヴューを受けていたのだ。
帰り掛けにリトアニアの特産物であるリトアニア・リネンでできたテーブルクロスやパンを入れるかごを頂戴し、この度のご招待のお礼と「また来年の夏にお会いしましょう」と述べて失礼してきた。
ゲディミノ大通りで本屋と新聞社に立ち寄った後、昨年チュルリョーニスに関する本をたくさん購入した古本屋さんに行ってみたら、先週は夏休みで閉まっていた本屋がなんと開いている。なかに入ると店長のおじさんは私のことを覚えていてくださって、新たなる本やLPを色々と見せてくださった。そのなかにランズベルギス氏が1965年に出した処女作『春のソナタ』があったので購入。この本を読みたいという気持ちがさらなるリトアニア語勉強のためのモチベーションとなったことは言うまでもない。リトアニア語が読めなければこの本もただの紙切れ。「頑張って勉強して読めるようになろう!」とそのとき誓ったのでありました。。。
夕方に再び塩谷さん宅を訪問して木原さんとともに夕ご飯をごちそうになった。また近いうちにどこかでお会いしましょうと約束してお別れしてきた。
ヴィリニュス最後の夕日はまるでチュルリョーニスの絵画のような色をしていた。
ホテルへ戻り、音楽家支援基金の方から頼まれた音楽学会参加者への寄せ書きの宿題を済ませ、スーツケースのなかを整えて就寝。。。
by ciurlionis
| 2010-08-09 23:59
| 旅行