2006年に亡くなった作家・通訳者米原万里さんの遺品や著作を集めた展覧会「米原万里展 ロシア語通訳から作家へ」を観に千葉県市川市にある芳澤ガーデンギャラリーまで行ってきました。今日は昨日とは打って変わって気温が25度くらいまで上がり、半袖で歩けるほどの気候でした。

4月9日に亡くなられた井上ひさし氏は財団法人市川市文化振興財団の理事長を務められており、この展覧会のためにも文章を寄せられていました。この文章が彼の絶筆になったのではないかとも言われています。

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今日はロシア東欧文学者で東京大学大学院教授の沼野充義先生によるトーク「米原万里さんの思い出」が行われるとあって会場は立ち見がでるほどの大盛況でした。

沼野先生は東京大学大学院時代に米原さんと同級生であったそうで、その頃の思い出や先生おすすめの米原さんの著作『オリガ・モリソヴナの反語法』 (集英社文庫) についてお話しくださいました。米原さんが生きておられたら『アンナ・カレーニナ』や『カラマーゾフの兄弟』の米原流の翻訳に取り組まれたかもしれない、と残念がっておられたのが印象的でした。

展覧会も充実した内容のもので、彼女の一生がパネルと年表で示されていたり、全著作や彼女が生前愛用していた品々や部屋に飾っていた絵画まで展示されていました。会期は2010年5月9日(日)までです。

ユリイカの2009年1月号は一冊まるまる米原万里さんの特集です。沼野先生も執筆されています。

ユリイカ2009年1月号 特集=米原万里

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下記はおすすめの米原万里さんによる著作です。GWに読んでみてはいかがでしょうか?

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

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by ciurlionis | 2010-04-18 23:59 | 美術