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カテゴリ:美術( 64 )


とても良い天気なので、散歩がてら東京都現代美術館のフセイン・チャラヤン展へ行ってきた。木場公園はたくさんの家族連れでにぎわっていた。この季節に木場公園の新緑を見ながら歩くのは気分がいいものだ。

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早速、フセイン・チャラヤン展へ。
フセイン・チャラヤン氏はキプロス生まれの英国在住のファッション・デザイナー兼、アーティスト。英国ファッション・アワードの「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を2年連続で受賞するなど輝かしい経歴をお持ちで、ロンドンのデザイン・ミュージアムでも個展を開かれたことがある方と伺っていたので、楽しみにしていた。

展覧会は文字通り、ファッション・デザイナーによるアート展なので、ファッションとアートの融合を目的としているのだと思うのだが、私にはあまりピンとくるものがなかった。《リーディングス》2008年春夏や《エアボーン》2007年秋冬は、電飾を使ったファッション・アートでアイディアも斬新なのだが、どこかひねりが足りないというか、ファッションはファッションであるべきだし、アートはアートであってほしいと逆にそう思ってしまった。ファッションにお詳しい方が見られたらまた別の意見が出てくるかもしれないが。。。

そして、せっかく都現美へきたのだから、常設展にあるウォーホルやリキテンスタインでも観ようと思ったら、常設展も都現美の収蔵品による企画展のようなもの「Plastic Memories-いまを照らす方法」が開催されていて、いつもの常設展ではなくなっていた。残念。。。

せめて、ウォーホルやリキテンスタインのような有名な作品はいつでも見られるように置いておいてほしかった。。。膨大なコレクションと広々した展示スペースをもつ美術館なのだから、いつも安心して観られる常設部分も充実してもらいたいと願うのは私だけだろうか。

せっかく出かけてきたし残念な気分のまま帰りたくなかったので、そのまま清澄庭園へ。

甲羅干しをしている亀を見ながらほのぼのとし、藤棚の花を観て初夏を満喫した。

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そういえば、美術館のミュージアム・ショップでひと際目立つピンク色の本を発見。
下記にご紹介しておく。

女の子のための現代アート入門―MOTコレクションを中心に
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by ciurlionis | 2010-05-08 23:59 | 美術
2010年5月に書いた記事です。あしからず。

先日の新聞で千葉県佐倉市にある川村記念美術館のつつじが見ごろとあったので、その躑躅を観に行ってきました。私の大好きなピンク色のツツジが一面に広がっていて、とても幸せな気分になれました。

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レストランの隣にある小さな売店でイギリスのフェンティマンズのジンジャー・コーラを見つけたので飲んでみました。「う~ん、この味!」青空の下で飲む苦甘いコーラの味は格別でした。また、フレーバーを選ぶことができるエスプレッソも売っていましたのでおすすめです。庭園の奥の方では移動ピザ屋さんも出ていました。

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先日のブログにも書きましたが、美術館では「ジョゼフ・コーネル×高橋睦郎 箱宇宙を讃えて」という展覧会を開催中ですのでこの機会にぜひご覧ください。常設展もモネ、ピカソ、シャガールなどの傑作が揃っていますのでおすすめです。

また、この「ジョゼフ・コーネル×高橋睦郎 箱宇宙を讃えて」展のために特別に作られたカタログ『箱宇宙を讃えて』は、フランス綴じ、テキスト活版印刷というめずらしいもの。フランス綴じの袋状ページをカットできるようにペーパーナイフも別売りされていましたが、私は「すでにカットされたもの」を購入。。。なんでも、活版印刷は日本では2社しかやっていない?ようで、とても珍しいものですのでぜひミュージアムショップへも立ち寄ってみてください。

この美術館は駐車場もたくさんありましたので、車でのお出かけにも便利です。

GW中に訪れてみてはいかがでしょうか? (研究所敷地内のツツジの公開は5月5日まで)

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by ciurlionis | 2010-05-01 23:59 | 美術

丸の内でマネ展を観た後に今度は目黒の庭園美術館へ。

ここでは、ロトチェンコ+ステパーノワ~ロシア構成主義のまなざし展が開催中。
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展示品数は多いものの、期待していたほどめずらしい作品は来ていなかった。しかも作品に対する解説がなくて残念。唯一見られて良かったのが、戯曲『南京虫』のための衣装デザイン画。これまでの庭園美術館の展覧会では本物の衣装を展示していたことが多かったのだが、今回はデザイン画のみだった。

展覧会図録も不定形の大きくて重たいもので、書棚に並べたら飛び出しそうなサイズ。。。内容も寂しい感じ。もう少し作品解説が欲しかった。

後日『ロトチェンコの実験室』という1995年にワタリウム美術館によって編集された書籍を発見。こちらの方が読み応えがあってロトチェンコやロシア構成主義について勉強することができた。

 『ロトチェンコの実験室』ワタリウム美術館(編)(単行本)

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by ciurlionis | 2010-04-27 23:59 | 美術
小雨の降る日だったが、平日ならば少しはすいているかも知れないと期待して、丸の内にある三菱一号館美術館で開催中のマネとモダン・パリ展へ足を運んだ。

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これ以上混んだら大混乱するのではないかというくらい館内はひとでいっぱい。。

でもなんとか観たい絵画だけはしっかりとみてくることができた。特にオルセー美術館からやってきた《ローラ・ド・ヴァランス》は楽しみにしていたので見られて満足だった。

混んでいることを抜かせば、さすが三菱一号館美術館の開館記念展だけあって、これ以上名品ぞろいのマネ展は今後ないであろうと思うほどのセレクションだった。

世界中の美術館から屈指のマネの絵画が集められていた。展覧会はこうでなければ!

会期は7月25日(日)までなので、もう一度くらいは足を運びたい。

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by ciurlionis | 2010-04-27 23:55 | 美術

今日は、友だちから勧められていた「渋沢栄一とアルベール・カーン~日仏実業家交流の軌跡展」を観に王子にある渋沢史料館まで行ってきました。飛鳥山公園の八重桜が満開でした。

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実に内容の濃い展覧会で、渋沢氏とカーン氏の書簡や、カーン氏が世界中に派遣していたカメラマンによって1908年~1931年に撮影された世界60か国のカラー写真などが展示されていました。

1908年に撮影されたニューヨークのカラー写真や1912年に日本で撮影された芸者と舞妓の写真などは目を見張るものがありました。展覧会図録も勉強のために購入しました。会期は5月5日(祝)まで。

常設展では、渋沢栄一氏の日本近代経済発展への功績の数々が展示されていて勉強になります。

また、毎週土曜日の12:30-15:45まで、同じ公園内にある国指定重要文化財である晩香盧と青淵文庫の内部が公開されています。私は伺ったのがたまたま土曜日だったので観ることができてラッキーでした。

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by ciurlionis | 2010-04-24 23:55 | 美術

小雨の降る寒い日だったが、日暮里で美味しいと評判の蕎麦屋に立ち寄ってから谷中墓地のなかにある五重塔跡などを見ながら上野まで歩いた。

五重塔跡の前である紳士に話しかけられて警戒しながらも話を聞いてみると、なんでも石坂浩二氏にこの周辺を案内することになっていたのだが、現場近くで待っていたらマネージャーを通じてドタキャンの連絡が入ったとのこと。その紳士は江戸東京博物館での講演会を延期してまで今日はやってきたとのことでとても残念がっていた。

少々歩き疲れたので、国立西洋美術館のカフェ「すいれん」でひと休み。自分は食べ物の好き嫌いも少なくよほど不味いものでないと「不味い」とは言わないのであるが、ここのケーキは不味かった。重い腰を上げてフランク・ブラングィン展へ。

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フランク・ブラングィン (1867-1956) という名前にはあまり馴染みがないかもしれないが、国立西洋美術館の松方コレクションとは縁の深い画家である。20世紀初頭に松方幸次郎が藝術作品を購入するにあたって助言を与えたのがフランク・ブラングィンだったのだ。

また、この展覧会で初めて知ったのだが、松方は自分のコレクションを展示するための美術館「共楽美術館」の建設まで計画していたことがあり、その建築デザインもブラングィンが手掛けていたのだった。実現はしなかったその美術館の全容をグラフィック映像でみることができた。

ブラングィンの描く絵画は正直言って自分の好みではなかったが、今日我々が国立西洋美術館で質の高い西洋絵画を観ることができるのもブラングィンの助言あってこそなのだと思えば見方も変わった。彼が描いたいかにも資産家という風貌の松方氏の肖像画が印象的だった。

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by ciurlionis | 2010-04-20 23:59 | 美術

2006年に亡くなった作家・通訳者米原万里さんの遺品や著作を集めた展覧会「米原万里展 ロシア語通訳から作家へ」を観に千葉県市川市にある芳澤ガーデンギャラリーまで行ってきました。今日は昨日とは打って変わって気温が25度くらいまで上がり、半袖で歩けるほどの気候でした。

4月9日に亡くなられた井上ひさし氏は財団法人市川市文化振興財団の理事長を務められており、この展覧会のためにも文章を寄せられていました。この文章が彼の絶筆になったのではないかとも言われています。

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今日はロシア東欧文学者で東京大学大学院教授の沼野充義先生によるトーク「米原万里さんの思い出」が行われるとあって会場は立ち見がでるほどの大盛況でした。

沼野先生は東京大学大学院時代に米原さんと同級生であったそうで、その頃の思い出や先生おすすめの米原さんの著作『オリガ・モリソヴナの反語法』 (集英社文庫) についてお話しくださいました。米原さんが生きておられたら『アンナ・カレーニナ』や『カラマーゾフの兄弟』の米原流の翻訳に取り組まれたかもしれない、と残念がっておられたのが印象的でした。

展覧会も充実した内容のもので、彼女の一生がパネルと年表で示されていたり、全著作や彼女が生前愛用していた品々や部屋に飾っていた絵画まで展示されていました。会期は2010年5月9日(日)までです。

ユリイカの2009年1月号は一冊まるまる米原万里さんの特集です。沼野先生も執筆されています。

ユリイカ2009年1月号 特集=米原万里

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下記はおすすめの米原万里さんによる著作です。GWに読んでみてはいかがでしょうか?

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

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by ciurlionis | 2010-04-18 23:59 | 美術

企画展「ジョゼフ・コーネル×高橋睦郎 箱宇宙を讃えて」を観に、千葉県佐倉市にある川村記念美術館へ足を運びました。昨晩降った雪がいたるところに残っていました。桜は終わっていましたが、菜の花や新緑が目を楽しませてくれました。

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ジョゼフ・コーネルは、小さな木箱のなかに身近にあるものの断片などを配し、独特の小宇宙を作り上げる芸術家として知られていますが、今回の展覧会は、この美術館が所蔵する全16点のコーネル作品一点一点に、詩人の高橋睦郎さんによる詩がつけられているというとても画期的な展覧会でした。

今日はその高橋睦郎さん自らが美術館を訪れ、コーネルの作品との出会いや作品の魅力を語り、コーネルの作品に捧げられた新作詩を朗読してくださいました。寒い日であったにもかかわらず100人を超えるほどの人々が、高橋さんの朗読する詩に耳を傾けていました。

展覧会場もまさに小宇宙と呼べるような工夫が凝らされたひとつの空間となっていて、期待以上のものでした。コーネルの作品ひとつひとつも完成度の高いものなのですが、それにつけられている詩がまさにその作品を物語っていて素晴らしい! ぜひ訪れていただいきたいと思いました。

これからは美術館の庭園のツツジがきれいな季節でもありますのでおすすめです。会期は7月19日(月・祝)までです。

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『コーネルの箱』(単行本)

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by ciurlionis | 2010-04-17 23:59 | 美術

朝10時からの勝どきでの用事を済ませ、天気が良かったのでそのまま築地、銀座、有楽町、丸の内へと歩いた。

まずは、今月で一時閉館になる歌舞伎座の前を通りかかったので写真を数枚撮った。
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その後銀座の山野楽器に立ち寄る。今年はショパンの記念年なのでどこへ行ってもショパン・ショパン・ショパン。。ダン・タイソンやアリス=紗良・オットの弾くショパンのCDを数枚聴き、ワゴンセールのなかにあったソンデツキス指揮によるリトアニア室内管弦楽団演奏のヴィヴァルディとハイドンのCDを救出する。500円也。

その足で有楽町、丸の内を歩き、丸善に3時間ほど滞在した後、夕方から友だちと合流して、六本木へ。

まずは六本木ヒルズのスカイデッキへと上がる。青山霊園の桜が満開だった。
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森美術館で行われている「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」に足を運び、ゴールドスミス・カレッジご出身の近藤健一氏のギャラリー・トークを聴きながら展覧会を回った。会期は7月4日(日)まで。

今回の展覧会は一部の作品を除き写真撮影が可能。私も数枚撮ってみた。
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そうこうしている間に夜になり、今度は夜景を満喫。東京タワーがピンク色にライトアップされていた。長い一日だった。
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by ciurlionis | 2010-04-09 23:59 | 美術
今日は、一日オフだったので、再び千鳥ヶ淵緑道に立ち寄り、ピンク色のさくら味ソフトクリームを味わった後、石井桃子展を観に世田谷文学館まで足を運んだ。お天気も良くいたるところで桜が咲いているのを見られて春を満喫できた。

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2008年に101歳で亡くなられた石井桃子さん (1907-2008) については、『クマのプーさん』や『ピーターラビットのおはなし』等の翻訳で親しんできた。

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展覧会を拝見して、彼女が一生涯で行った仕事の数の多さに驚かされた。展覧会フロア一面に彼女が翻訳・執筆した書籍の数々が所狭しと並べられ、書簡も公開されていたり、彼女の仕事部屋も再現されているなど、非常に充実した展覧会だった。

展覧会図録は売り切れ。増刷の予定もないとのこと。少々残念でした。会期は4月11日(日)まで。

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by ciurlionis | 2010-04-08 23:59 | 美術