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12月5日から上映されているアンジェイ・ワイダ監督の最新映画『カティンの森』を観に岩波ホールまで足を運びました。ホールはほぼ満席。良い席を確保されたい方は少し早めに行ったほうが良いかもしれません。

アンジェイ・ワイダ監督(1926-)は、ポーランドを代表する映画の巨匠。抵抗三部作と呼ばれる『世代』(1954)、『地下水道』(1956)、『灰とダイヤモンド』(1958)などが有名である。

この映画は1940年に起きた「カティンの森事件」を題材にしたもの。ソ連軍の捕虜となっていたポーランド兵約1万5千人が虐殺され、その遺体が後年になって見つかった。長らくナチス・ドイツが犯した罪とされていたが、実はソ連軍の犯罪だったのだ。

ストーリーやDVDは先日のブログ~映画『カティン』 "Katyń" (2007) アンジェイ・ワイダ監督DVD~でご紹介してありますのでもしよろしければご覧ください。

これは父が「カティンの森」の犠牲者であるというワイダ監督の渾身の作だけあって、かなり衝撃的な映画でした。歴史を再認識するためにもぜひ観てほしい一作です。

また、この映画を記念して彼の自伝の邦訳が新しく出版されました。詳しくは下記をご覧ください。

『映画と祖国と人生と…』 (単行本、2009) アンジェイ・ワイダ (著)

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カティンの森 (集英社文庫)

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by ciurlionis | 2009-12-17 23:59 | 映画

昨年、NHKで放送されたドキュメンタリー番組ETV特集『アンジェイ・ワイダ-祖国ポーランドを撮り続けた男』を観て以来、彼の映画作品に興味を持ち、『灰とダイヤモンド』や『地下水道』などを観ましたが、先日途中まで観たきりそのままだったアンジェイ・ワイダ監督が2007年に制作した映画『カチン(カティン)』 "Katyn"を観ました。

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この映画は、2008年のアカデミー賞外国語映画部門にノミネートされた作品で、第二次大戦中に、ソ連が約一万五千人ものポーランド将校らを虐殺した「カチン(カティン)の森事件」が題材となっていて、ワイダ監督が、実際にポーランド軍将校であった父と、その父を生涯待ち続けた母の姿を描いた作品です。

あまりにも悲惨な内容にとても強い衝撃を受け、当分立ち直れそうもありません。ご興味のある方はぜひご覧になってください。

追記: この映画を観て、ショスタコーヴィチ作曲の交響曲第13番《バビ・ヤール》を思い出しました。「バビ・ヤールには墓碑はない。」と。

追記2: 2009年12月5日より「カティンの森」というタイトルで日本の岩波ホールでも公開されています。

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by ciurlionis | 2009-04-23 23:59 | 映画